リプトン福袋を開封したら「逆に詐欺でしょ!」って言いたくなった
美しい青色のお酒「清藍」飲んでみた → しかも色が変化しちゃう! 摩訶不思議なお酒
日本酒の色といえば、透明か乳白色。お酒が好きな人ほど、当然のようにそんなイメージがあるだろう。しかし、世の中には本格的な吟醸酒にバタフライピーという天然ハーブで色を加えた、美しい青色のお酒があるという。
最近流行りの青いハーブティーそっくりなお酒を買って飲んでみると、お酒初心者すら思わずのんべえ化してしまいそうな効果があったよ。さっそくご紹介したい。
・偽りのティータイム
青色のお酒こと「清藍(せいらん)」を、公式サイトからAmazonで注文してみた。500mlで税・送料込2380円という価格が高いのか安いのかはお酒初心者なので分からない。届いた実物は公式サイトで見たよりも深い青色で、とてもお酒には思えなかった。
綺麗な青色が分かりやすいようにと、陶器のお猪口ではなく透明なティーカップに注いでみた。もうハーブティーにしか見えない。カップに注いだ状態で改めて色を見てみると、紫色がかった深い青色がとても美しい。
以前作ってもらった推しキャライメージハーブティーがバタフライピーを使用したハーブティーだったので比較してみたが、当然ながら見た目だけだと「清藍」がお酒だとは見抜けない。実はハーブティーなんじゃないの?
どんな味がするんだろう、とワクワクしながら飲んでみると……めちゃくちゃ日本酒の味だ〜! 口に含んだ瞬間少し辛みが刺し、だんだんと甘さを楽しむことが出来る。結構しっかりとした「日本酒」らしい味わいのお酒だ。
レモンなどの果汁を入れると色が変わるというので入れてみると、ピンクがかった紫色へと変化した。味はレモンの酸味が加わって尖った味わいになるかと思いきや、凄くまろやかになった! 正直めちゃくちゃ飲みやすい。何杯でも飲めてしまいそうだ。お酒初心者ながら、思わずのんべえになってしまいそう。
しかし、このお酒にはのんべえ化を促進する効果がもう一つあった。それは先ほどもお伝えした「ハーブティーそっくり」なことによる思わぬ効果だ。この「清藍」がハーブティーにしか見えないため、朝から飲んでいる姿を家族に目撃されても、叱られることがないのだ……!
味わいはしっかりとした日本酒にもかかわらず、飲んでいても小洒落たティータイムを過ごしているようにしか見えない。飲みやすさとも相まって、ついつい飲みすぎてしまいそう。くれぐれも、飲みすぎにはご注意を。
「推し」を飲める時代が来た!? 私の「推し」が世界に一つだけの「推しハーブティー」に / 『カフェオリオン』
あなたには「推し」がいるだろうか。アイドルグループなどにおけるイチオシなメンバーを指す「推しメン」から、いつしかアニメキャラクターやスポーツ選手、はたまた動物や食べ物まで、自分が同種のものの中で最も好きなものを指すようになった言葉、「推し」。
そんな「推し」のイメージを託すだけで、自分の中の「推し」イメージにバッチリ合う「推しハーブティー」をブレンドしてくれるお店を発見した。世界に1つだけの「飲める推し」が誕生するというのか……!? さっそく、24時間「推し」に狂ってる筆者がオーダーしてみたよ。
・「推し」のイメージ
「推しハーブティー」は、ハーブティーの知識が豊富でオタクなカフェの店主さんに「推し」のイメージを伝え、そのイメージに基づいてハーブティーをブレンドしてもらえる、というもの。この「推し」というのは二次元のキャラクターでも三次元のアイドルでも、はたまたペットや家族、なんなら概念でもOKだそう。
自分の中にある「推しのイメージ」を表現して店主さんに伝えることさえできれば、どんな「推し」だろうとハーブティーにしてもらえる、ということのようだ。「推し」イメージに合うハーブティーをブレンドしてもらうには、「推し」に抱くイメージや熱い想いをどれだけ上手く表現できるかが鍵になってくるだろう。
「推し」のイメージは、用意されているテンプレートにしたがってオーダーシートを作成して伝えることが出来る。テンプレートには「推し」からイメージする色や食べ物、季節や天気などを問う設問に加え、3000文字以内で推しへの熱い想い(イメージ)を詰め込む自由記入欄もあるよ。
ちなみにオーダーする際、「推し」が既存のキャラクターや芸能人の場合は、作品名やキャラクター名・個人名など固有名詞をオーダーシートに記載することは厳禁。自分の言葉のみで「推し」のイメージを伝える必要があるのだ。愛が試される……
筆者の「推し」はとあるゲームのキャラクターだが、色はともかくとして、食事のシーンや季節に合わせた装いなどが一切描かれたことのないキャラクターだ。そんなキャラクターの季節や天気、音楽や香りの「イメージ」だなんて……
めちゃくちゃ浮かんだ。
なんならスルスル浮かんできたし、考えるのめちゃくちゃ楽しかった。でもお次はいよいよ、3000字以内の自由記入欄だ。3000字といえば、一般的な400字詰めの原稿用紙でいうと7.5枚分。学校で課題として出されたら怒り狂いそうな量だ。いくら大好きな「推し」とはいえ、1000字も書けないのでは?
「推し」に対する、3000字に到達するような熱い想いなんてさすがに……
めちゃくちゃ抱いてた。
正直、字数制限がなかったら10000字でも20000字でも書けてしまうぐらいだった。「1000字も書けないのでは?」なんて思っていたくせに、かなり削りに削って、ようやく3000字ぴったりに収めることが出来たぐらいだ。「推し」がいる方ならきっと、3000字の少なさを痛感するはず。
これで筆者の中の「推し」イメージをこれでもかと詰め込んだオーダーシートが完成したので、このまま送ってしまえばオーダーすることが出来る。が、オーダーシートの他に自身で描いたイラストや、被写体と撮影者に許可を得た写真であれば、オーダーシートとともに送っても良いそうだ。
版権画像やそのトレース・模写などでなければ3枚まで添えて良いとのことなので、「推し」の雰囲気や色味を踏まえてハーブティーをブレンドしてもらえたらと、趣味で描いていた「推し」のイラストにイメージを書き添えてオーダーシートとともに送ってみた。果たしてどんなハーブティーが出来上がるのか。
オーダーシートを送り、わくわくと待つこと約1カ月。「推しハーブティー」が来た〜! 筆者が送った「推し」のイメージに基づいてブレンドされた、世界に1つだけのハーブティーだ。
好き勝手書き散らしたオーダーシートと拙いイラストから、私の中にある「推し」のイメージをちゃんと汲み取ってもらえているのだろうか。恐る恐る、ブレンド内容が書かれたカードを見てみると……
めちゃくちゃ「推し」だ!! と感激するほど、私が抱く「推し」のイメージにぴったりな解説が書かれていた。ブレンド名の「清風明月」からすでに、イメージする季節として挙げた「秋」の要素や、自由記入欄に記載した「硬派で誠実、清廉潔白」なイメージなどがしっかりと盛り込まれている。まさに「飲める推し」。
さっそく「飲める推し」を堪能すべく、ハーブティーをいれていく。美味しくいただくには、ティーポットに茶葉をティーメジャースプーンで2杯分(約6g)入れ、300mlのお湯を注いで3分待つだけで良いらしい。はやる気持ちを抑えながら、3分待つと……
綺麗な青色のハーブティーが完成!
青は「推し」にメインで使われている色ではないものの、オーダーシートに涼しげで凛としたイメージがあると記しており、私の「推し」イメージにはぴったりだ。しかも、飲んでみると清涼感があり、爽やかですっきりとした香りと味わいがまさに私の中にある「推し」のイメージそのもの。今私は……「推し」を飲んでいる……!
しかし、この「推しハーブティー」はこれで終わりではなく、レモンを入れるとお茶の色が変わるらしい。果たしてどんな色に変わるのか。レモン汁を用意して、そっとカップに注いでみると……
綺麗な紫色になった〜!
ほんのりと青みがかったような紫色は、まさに私が大好きな「推し」から連想する色そのものだ。色を拙いイラストから汲み取ってもらえたのかは分からないが、視覚・嗅覚・味覚から「推し」のイメージを存分に味わうことが出来た。幸せすぎる……
・人気すぎて「戦争」に
「推しハーブティー」は人気な上、1つ1つ時間をかけてブレンドされるため、注文を受けられる数が少ないそう。そのため、「推しハーブティー」の通販は注文受付を開始してすぐに完売してしまう。「戦争」にも例えられてしまうほどの瞬殺ぶりで、筆者も4度挑戦してようやく購入することが出来たほどだ。
参考までに、筆者は注文受付時間までに通販に必要な情報は全て登録しておき、アプリではなくウェブ上から通販サイトにアクセスしたら購入することが出来たよ。通販・店頭受付ともに、注文受付の開始日時や詳細は「カフェオリオン」公式Twitterで告知されるので、気になった方はお見逃しなく。
「推し」について存分に考えることが出来、オーダーするときから楽しめてしまう「推しハーブティー」。抱いている「推し」のイメージにぴったりなハーブティーを飲む瞬間は、大げさに聞こえるかもしれないが感動するほどだ。「推し」がいる方にはぜひ、堪能していただきたい。
参照元:「カフェオリオン」公式Twitter
Report・イラスト:伊達彩香
Photo:RocketNews24.