【時短グッズ】料理の素人が餃子を簡単&キレイに作れる「ぎょうざ包み」を使ってみた結果

皮に具を乗せてフチに水、それからヒダを……と餃子を自分で作るのは何かとめんどくさい。しかし、便利なことにたった数百円で時短できる商品もチラホラ。以前紹介した「ワンタッチ餃子パック(約100円)」のように、たとえ料理の素人だとしても簡単に餃子を作れるものだってあるものだ。

んで、基本的に値段が上がれば上がるほど便利になるのが世の理だが、今回は約600円の商品を見つけたので使ってみることにした。商品名は「ぎょうざ包み」とそのまんま。6倍価格の実力はどれほどのものだろうか。

・およそ600円で購入

購入した「ぎょうざ包み(雑貨店で税抜580円)」は株式会社マーナから販売されている。パッケージには「底が平らなヒダ付きの餃子が作れる」「手早くプロ級の仕上がり」などと書いてあるが、料理素人の私でも本当にそのような感じで作れるのか。

取り出してみたところ600円だけあって何だか「マシン感」とでも言おうか、気持ちしっかりしているように見えてチャチな感じはせず。手のひらサイズながら仕事はしてくれそうだ。それでは期待を胸に作っていくとしよう!

・使ってみた

材料を用意したらスタンバイOK。作り方は超簡単だ。

皮を指定された場所にセット。それから具を皮の中心にやや細長に乗せる。

あとは周りに水をつけ、皮がつきやすいようにしてガッチャンコとマシンをかみ合わせれば……

たったそれだけなのにキレイな餃子のいっちょあがりだ。確かに底がきちんと平らになっていて焼きやすそう。そしてそして……

見逃せないのがサイド部分。自然とヒダができており、グッと美しさが増す。マシンでガッチャンコしただけで、ここまでできているのはありがたい。

あとは単純作業の繰り返しではあるが、慣れたらサクサク作れてゴールは目前。最後に、餃子のプロ直伝「焼き餃子を美味しく作るコツ」で焼けば……

とても素人が作ったとは思えない餃子が完成した。私でも “っぽい餃子” を作れたのだから、料理が得意な人であればもっとキレイになったはずだ。

・しっかりできた印象

なお、約100円で買った「ワンタッチ餃子パック」と比べてみたが、やはり「ぎょうざ包み」の方が全体的によかった。

底がしっかりしていると焼きやすさが違う。見た目は二の次で食べられたらいいよって人であれば100円で十分だが、焼き目までこだわるならば500円差は安い買い物と言っていいだろう。

「ぎょうざ包み」は雑貨店ほか、通販などでも購入可能。料理素人の私が簡単にできたくらいなので、簡単&美しい餃子を作りたい人は使ってみるのもいいかも。それでは、よい餃子ライフを!

参考リンク:株式会社マーナ「ぎょうざ包み」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.



日本中から在庫が消滅した『メスティン』の代用品をキャンプ用品店で教えてもらった結果 → つまりメスティンブームって「こういう話」だった

『メスティン』とはスウェーデン発のアウトドア用調理器具のこと。日本風に言えば「ハンゴウ」に近く、フライパン代わりになるということで愛好家を中心にキャンプの必需品になっている……のだが、それは何も今に始まったことではない。もちろん新製品でもない。

ところがごく最近、急にテレビや雑誌でメスティンの名を目にするようになった。外出自粛の影響で “キャンプごっこ” をする人が増えているのだろうか? ためしにネットで探してみると、どのサイトでも「品切れ」「入荷未定」状態だ。う〜む。

仕方なくキャンプ用品店へ行き尋ねるが、お店の人は苦笑を浮かべて「在庫があるわけないでしょ」といった口ぶりなのである。な、なぜだ!? 去年まで普通に売ってただろメスティン!?

・日本人そういうとこある

「なぜなのか」とお店の人に詰め寄ってみたところ、メスティン人気の大きな理由は以下の3つ。

・煮る、焼く、揚げるが1つでできる

・弁当箱として使える

・軽くて持ち運びしやすい

いや待て!!! みんなフライパン持ってないのか? そして弁当箱を買う余裕もないのか? そもそもキャンプ以外で調理器具を持ち歩く必要ってある!?

メスティンがアウトドアに便利で日常生活に応用もできることはよ〜く分かる。しかし日本中から在庫が “突然” 消滅する理由にはならない。こんな言い方をするとお茶の間はショックを受けるかもしれないが……みんな、メディアが作り出した偶像(ブーム)に流されているんじゃないだろうか?

・でも、欲しいよネ!

ま、そうは言っても人気となれば欲しくなるのが人情だ。「なにか代用品は?」と再び尋ねてみると、『ラーメンクッカー』なるものを紹介された。驚くべきことにこの商品、お店の人いわく「メスティンとほぼ変わらないモノ」らしい。

どういうことかというと『メスティン』も『ラーメンクッカー』も同じ “アルミ製のクッカー(アウトドア用の調理器具)” 。そのため性能的な差はほぼなく、違いを挙げるとすれば「丸か四角か、という点だけ」と言うから驚きである。本当かな!?

「丸と四角の違いは……好みですかねぇ」と、お店の人は煮え切らない様子だ。ちなみに昨今のブームを受けて様々なメーカーから『四角いクッカー』が発売されているが、『メスティン』とは『トランギア社』の商品名のこと。

つまり「ダイソーのメスティン」等という言い方は厳密には間違っていることになるため、探している人は注意してほしい。ただし現在、そういった類似品すら軒並み品切れ状態ではあるが……。

・ラーメンクッカーの性能は

さて購入したユニフレームの『ラーメンクッカー900』(税込2240円)は直径約13cm、重さ150グラムと非常にコンパクトである。取っ手を収納することで調理器具にも食器にもなるスグレモノだ。

まずは商品名のとおりインスタントラーメンを茹でてみると……

スゴい! 確実に普通の鍋より早く加熱できる!

クッカーの代表的な素材はアルミ、チタン、ステンレスの3つ。ステンレスは丈夫な代わりに重く、チタンはメチャ軽いが調理にやや不向き等、それぞれ一長一短あるようだ。今回検証するアルミは熱伝導率に優れているのが特徴。ただし変形しやすいらしいから注意な!

取っ手が少し熱くなるので注意しつつ……

焼きもの……

炒めもの……

心配していた揚げものもバッチリできました!

・心境の変化

不思議なものでラーメンクッカーで色々な調理法を検証するうち、だんだん楽しくなっちゃっている自分がいた。普通の調理器具と比べればやや安定が悪い、容量が少ないなど当然劣っている部分はあるのだが、どうやら「キャンプみたいなウキウキ感」が生まれているらしい。

そして何より、食器に移し替えずにそのまま食べられるのが最高だ。「洗い物が減って楽チン」なのはもちろん、ここにもやはり非日常な体験をしているという “ウキウキ感” がある。普通の鍋だとわびしい「鍋食い」もクッカーならオシャレでイイネ!

・アルミ鍋サイコー!

恐らくメスティンと性能的には遜色がないラーメンクッカー。1つだけ “弁当箱として使える” という点に関して言えば、ひょっとすると四角くて浅いメスティンに分があるのかもしれない。

弁当一人前を入れるのにラーメンクッカーの容量は十分すぎるほどだが、表面積が狭いぶん詰めにくいのは確か。サンドイッチ等もメスティンより入れづらい気がする。その反面、汁ものを調理するには丸型が向いていると考えられるし、形状に関しても一長一短だ。

「四角じゃなきゃダメなの!」というこだわりがある人は、残念ながら品薄解消を待つしかないだろう。しかし「メスティン流行ってるから使ってみたいな〜」という人なら、丸型アルミ製クッカーで十分に代用可能かもしれないよ?

「メスティン品薄問題」を浅はかなブームと捉えていたのは、どうやら間違いだったらしい。代用品の丸型クッカーですら相当楽しめるということが判明してしまったのだから。娯楽の減ったコロナ禍において、自宅でこんなウキウキを味わえるのなら「ブームも必然」なのかもなァ。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



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