「冷凍カツサンド」を駅構内の自販機で売る意味とは? しかも700円って高すぎだろ…と思いながら買ってみた結果
中身は見えないが「自分は別格なんで」的な空気がビンビンに出ているカツサンドを買ってみた / ファミマ新商品『厚切りやわらか ひれかつサンド』
【肉厚すぎる】「俺のベーカリー 東銀座歌舞伎座前店」の牛カツサンドが美味! トリュフの香りに身悶えしちゃう!!
大手ファストフードチェーンのおかげで、「ハンバーガー」は日常的に食べられている。ところが「カツサンド」は似たようなものなのに、なぜか食べられる頻度はハンバーガーほど高くない。なぜなんだ! カツサンドはもっと見直されるべきだろ。そこで私(佐藤)は今後、カツサンドを推していきたいと考えている!
その手始めに「俺のベーカリー」のカツサンドを紹介しよう。食パン人気で店舗を拡大しつつある俺のベーカリー。そこの東銀座歌舞伎座前店で食べられる「俺の牛カツサンド(税別1580円)」が猛烈に美味い! カツサンド好きにはぜひともオススメしたい商品だ。
・俺のグループ
お店の運営元は「俺の株式会社」である。俺のグループは2011年に「俺のイタリアン」新橋本店をオープンしたのを皮切りに、現在はフレンチ・グリル・スパニッシュ・割烹・焼鳥・そば・おでんなど、あらゆるジャンルの飲食業を展開している。ベーカリーもそのうちの1つで、東京を中心に店舗展開している。
さて、今回訪問したのは、東銀座の歌舞伎座前店。お店の存在はずいぶん前から知っていたのだが、イートインで利用したのは今回が初めて。メニューを見ると、「究極のハンバーガー(税別1500円)」や「俺のフレンチトースト(税別1000円)」など、俺のグループらしい勢いを感じるメニューが並んでいる。しかも、値段も安くはないが高すぎない、絶妙な設定になっている。
このメニュー表とは別に「本日のシェフのおすすめ」というのがあって、こっちはなぜか料理の写真が掲載されていない。なぜイラストなんだ……。どんなものか気になるじゃないか!
これは頼んで確かめるしかないな。ということで、牛カツサンドを頼むことにした。
・肉厚な牛カツサンド!
「カツを使った料理にハズレなし」、私の持論である。長年の取材経験から、そう考えるに至った。したがって、今回もハズレないはずだが、はたして!?……。カツサンドが仕上がるまでに15分程度かかるとのこと。別途注文したアイスコーヒーをすすりながら待っていると……。
来た! これは当たりだ!
見てくれ! 赤身を帯びた肉が実に美味そうだ。薄衣をまとった肉がトーストの間にキレイに収まっている。うん! カツの料理はやっぱり裏切らないな。
写真からは伝わらないと思うが、トリュフバターを使用しているので、香りがとてもイイ!! よく見ると、トーストの内側にトリュフのカケラが点在している。私のテーブル周辺にはトリュフ臭が立ち込めている。1580円で肉とトリュフの香りを楽しめるとは、コストパフォーマンス高いな、コレ!
肉厚なカツサンドを手づかみで豪快にかぶりつく! なんという贅沢だろう。口の中は肉とトリュフの香りであふれ返っている。味もボリュームも文句なしだ。“イカツイ” カツサンドを食いたかったら、このお店に行くべし!
・今回訪問した店舗の情報
店名 俺のベーカリー & カフェ 東銀座歌舞伎座前店
住所 東京都中央区銀座5丁目13-19 デュープレックスタワー5/13 1・2階
時間 10:00~22:00
定休日 不定休
370円なのに分厚すぎ! 最強激安スーパー『オーケーストア』のカツサンドを肉目的で買ったらボリューミーなだけじゃないコスパの良さだった
突然だが、あなたは『オーケーストア』をご存知だろうか? どこで買っても品質の変わらない有名メーカーの商品を「どこよりも安く売る」ことに全力をあげているディスカウントスーパーである。その価格は60%オフくらいザラ。店内には「万一、他店より高いものがございましたらお知らせください。値下げします」とも掲げられている。
しかし、お得なのは有名メーカーの商品だけではない。オーケーストアで作られているカツサンドが税抜き370円という値段に比べてかなり豪華なのである。
・いつもは買わないけれど
そんなカツサンドと出会ったのは、オーケー橋場店の惣菜パンのコーナーだ。生活用品や生鮮食品だけでなく、お惣菜も充実しているオーケーストア。行く度についついウィンドウショッピングしてしまうのがこのコーナーである。
とは言え、家まで少し距離があるため、私(中澤)はいつも出来合いの食べ物は買わない。買わないんだけども……
このカツサンドだけは買っちゃった。
・肉の引力
ケース越しですら伝わってくる肉の迫力。「厚切りロースカツサンド」という名に恥じぬ分厚さではないか。しかも、税抜き370円! 三元豚とな!? この値段にしてこの肉の引力はどうだ?
そっとフタを開けるとさらに迫力を増す肉。もはや、肉が挟まれてやっているという感じである。片手に少し余るくらいのパンから、はみ出さんばかりのサイズは間違いなくメインディッシュ級のとんかつ力(りょく)!!
・弾ける肉
おまけにパンととんかつの間からは誘っているかのようにじゅんわりとソースがにじみ出す。覗き込めば覗き込むほどに永遠なるその隙間。吸い込まれそうなソースの闇。カツサンド先輩は相変わらずソースをにじませ続ける。やれやれ、私はかぶりついた。
柔らかいパンと共に軽いサクッとした食感。そして、豚肉が「ブリンッ!」と弾けた。食べている。今……私は肉を食べているぞ! 噛めば噛むほどに豚の旨みが口の中に広がっていく。
しかし、何だろう? この鮮烈な味は。豚の旨み、ソースの甘み以外に、まろやかかつピリッとした味が舌先を刺激してアクセントを加える。そこで、2個目のカツサンドを開いて中身を確認してみたところ……
パンにごく微量だが白いクリーム状のものが塗られていることに気づいた。味からしてこれは辛子マヨネーズかと思うが、肉の味を損なわず鮮烈なアクセントをつけることに成功している。
当初は完全に肉目的で買った私だったが、このカツサンドはとんかつがボリューミーなだけではない。むしろ、素材の味を生かすバランスの良さが天晴だ。いずれにしても370円は安い。メーカー商品の安さだけではなく、店舗の惣菜パンなども高コスパなオーケーストア。これからもその企業努力を応援している。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.