仙台みやげの定番「萩の月」には姉妹版の “白バージョン” がある。ご存知だろうか? その名も『萩の調 煌(はぎのしらべ こう) ホワイト』といい、東京駅の限定品。駅構内の「菓匠三全(かしょうさんぜん)」にて購入できる。
「そんな店、東京駅にあった?」と思う人だっているかもしれないが……今日2020年8月3日にオープンしたのだ。場所は、改札内の「グランスタ東京」。そこに行けば、雪見だいふくのような見た目で、メチャクチャ美味い「萩の月」が味わえる。
東京駅を利用する機会があったら、立ち寄ってみてはいかがだろう。私と同じように「萩の月」が好きなら、間違いなく気に入るはずだ。ただ、1つだけ注意点がある。大事なことだから、最初に言っておこう。何かというと……
購入までの待ち時間を計算したほうがいいということ。実際、私がオープン初日に現地へ行き、どんな状態か確かめてみたところ、
「白い萩の月」の人気、すごっっっーーーーー!
……と思わずにはいられないほど、行列が出来ていた。店の前だけだと列が収まり切らず、2ブロックに分けられるほど。さすがである。オープンしたばかりだからというのもあるだろうが、それにしてもすごい。
ただ逆に、「それだけ人気だったら買うのに時間がかかりまくるのでは?」ってことが気になる人は多いかと思う。駅構内という立地を考えれば、列車や新幹線などに乗る予定の人だって少なくないだろうから、時間が気になるのは当然のところ。
・前に18人が並んでいる状態で行列に加わった
そこで確かめてみたら、思ったほどでもなかった。結論から言ってしまうと、私の前に18人が待っている状態で行列の最後尾に並び、購入までにかかった時間は10分強。
老舗菓子店の場合、接客が丁寧すぎて購入までに時間がかかることは珍しくないが、東京駅の「菓匠三全」は丁寧でありながらスピーディーにさばいている印象。もちろん、前に並んでいる人数やスタッフの数によって時間は変わってくるだろうが、オープン初日でこの数字はなかなか良いのでは?
なお、「白い萩の月」には4個入(税抜800円)、6個入(税抜1200円)、12個入(2400円)があるほか、ノーマルな「萩の月」とのミックスセット(税抜2160円 / ノーマル3個、白6個)も8月限定で販売されている。
どれも人気が高く、販売店である「菓匠三全」の公式Twitterアカウントは、今日の午後4時40分頃に……
「本日のグランスタ東京店での「萩の調 煌」はご好評につき完売いたしました」
——とツイートしている。明日以降に同商品を購入しようと思っている人は、なるべく早めに行った方がいいだろう。
・「グランスタ東京」が本日オープン
ちなみに、東京駅の中で「菓匠三全」だけが本日開業したのではない。お店のある「グランスタ東京」自体が本日オープンで、「菓匠三全」の開業はそれに伴った形。
新しい「グランスタ東京」は、今まで地下にあった「グランスタ」に新たな66店舗が加わり、合計で約150店舗ものレストランや土産物店などがひしめくエリアとなっている。
そこはもはやデパ地下以上の何か。とても改札内にあるとは思えないから、歩いているだけでも楽しいはず。なんなら「白い萩の月」だけを目当てに訪れるにはもったいない場所だ。それだけ、色々なお店が出店している。気になる人は、公式サイトで確認してはいかがだろうか。
参考リンク:菓匠三全、グランスタ東京(ショップリスト)、Twitter @kashosanzen、@gransta_jp、産経新聞
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.