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【レトルトビリヤニ】ハラル食材チェーン・スパイシーフードネットワークの店員さんにオススメのレトルトフードを聞いてみたらコレが出た
コンビニの店員さんが外国人は普通になった今日この頃。街を歩けば、欧米系からアジア系まですれ違いまくり。国際化が進む秋葉原から御徒町で、ハラル食材を取り扱うスーパーマーケットが「スパイシーフードネットワーク」だ。
店内には、インド、ネパール、パキスタン、バングラデシュなどの食材やスパイスが所せましとひしめき合っている。そんな店の入り口入ってすぐど真ん中には向こうのレトルトフードが。品揃えはカレーが多いのだが、店員さんの1番のオススメはカレーじゃなかった。
・デラワルさんのオススメ
ガチ本場っぽい外国人客を店内で見かけることも少なくないスパイシーフードネットワーク。一歩入れば外国。しかし、店員のデラワルさんは、日本語がめちゃくちゃ流暢で話しやすい人だ。
以前の記事で御徒町店店員のデラワルさんに人気のレトルトカレーを聞いた私(中澤)。今では店に行くと普通に話しかけてくれるようになった。そこである日、雑談のついでにオススメのレトルトフードを聞いてみたところ、デラワルさんが「これウマイよ」と教えてくれたのは……
レトルトビリヤニ。
マジか。ビリヤニのレトルトもあったんか。メーカーは以前ご紹介したパキスタンの「Freshmate Co.」。ちなみに、Freshmateのレトルトビリヤニは「マサラベジタブル」と「チキン」の2種類があるのだが、デラワルさんのオススメはチキンらしい。そこでチキンビリヤニを購入。価格は税込み480円だった。
・湯煎した方がウマイ
パッケージ裏を見ると、作り方はレトルトカレーと同じく湯煎5~6分かレンチンの2パターン。デラワルさんによると、「湯煎した方がウマイ」とのこと。家でさっそく湯煎した後……
封を開けると……
とたんに辺りを支配するインド系料理店の香り! しかし、香りだけではない!! パックの中からは黄色く色づいた細長い米が覗く。ガチのヤツや! ガチ本場のビリヤニが250gみっちり詰め込まれている!!
・圧倒的コスパ
食べてみると、パラッとした米に漂う香りとスパイスの癖が完全に南アジア。ゴロッとした鳥肉が結構入っているのも印象的だ。これ本当にレトルトかよ!
日本にあるインド系料理店のビリヤニの価格を考えると、これで480円は大分安い。デラワルさんがカレー以上にこのレトルトをオススメしたのも、おそらく、本場の人も満足できるコスパだからなのだろう。
・本場ビリヤニを安く食べる方法
料理店でビリヤニを食べるとウマイけど高い。家でビリヤニを作ろうとすれば、米をまず買わないといけない。でも、1食で良いんだよね。そんな時、このレトルトは大活躍しそうだ。また、消費期限も長いため保存食としてもいける。
というわけで、在日南アジア人だけでなく、日本人でも使い勝手は良い。エスニックな味が好きな人は、本場ビリヤニを安く簡単に食べる方法として知っておいて損はないだろう。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
「クイーンズ伊勢丹」のレトルトカレー3種がしっかりお店の味でウマい! 特にキーマカレーがウマい!! 贅沢ウマい!
都内を中心に展開する食品専門の高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」。普段「オーケー」を主戦場にしている身からすると、あのスーパーは時給3万くらいないと足を踏み入れてはいけないような気がしてしまうのだが、先日あまりに暑かったため涼む目的でつい入ってしまった。
「クイーンズ伊勢丹」はレトルトカレーがやたら充実しており、普通のスーパーでは見かけない高価なご当地商品もたっぷり用意されている。そんな中、個人的に特に気になったのが「クイーンズ伊勢丹」が独自に手掛けるオリジナルカレーだ。まだ食べていないため矛盾をはらんだ言い方になってしまうが、これは、たぶん絶対ウマい。
・高級レトルトカレー3種
レトルトカレーコーナーで大々的に展開&プッシュされていた「クイーンズ伊勢丹」のオリジナルカレー。今回購入したのは『11種類のスパイスと国産鶏のスパイシーカレー』。
『トマトとカシューナッツのコク深いバターチキンカレー』。
『クミンはじけるキーマカレー』の3種だ。
値段はそれぞれ税抜348円と まごうことなく貴族価格だが、お店で食べることを考えるならむしろ安いと言える。ちなみに『国産鶏とさつまいものグリーンカレー』っていう商品もあったんだけど、グリーンカレーがあまり好きじゃないのでパスさせていただいた。すまぬ。
・実食その1
さあ、まずは『11種類のスパイスと国産鶏のスパイシーカレー』から食べてみたい。パッケージからしてシャレオツな上に、3種類のカレーはすべて国産鶏を使用&化学調味料不使用という安心安全ぶりだ。さすがクイーン。女王陛下。
湯せんしてライスにかけた時点でスパイシーな香りがワッと漂ってくるが、いざ食べてみると唐辛子やマスタードシードなど、様々なスパイスがルーの中で混然一体となっているのがよく分かる。玉ねぎやチャツネも合わせているらしく、まるでお店のインドカレーのような多層的な味わいだ。
個人的にはもう少し酸味があってもいいような気がしたが、3種類の中でもっともレトルト感がないのはこれだろう。オシャレなカフェで1000円くらいで出しても、たぶん誰も気付かないんじゃないか。
・実食その2
続く『トマトとカシューナッツのコク深いバターチキンカレー』は、先ほどと一転してまず最初にカレーらしからぬ甘みがグオ~ンと押し寄せてくる。野菜、特に原材料にあるトマトビューレによるものだろうか。加えてカシューナッツペーストやバターによって、優しくまろやかなテイストに仕上がっている。
ただ、その甘さゆえに人を選ぶ味でもあるかな。ライスにかけるというよりは、ナンか、もしくはカレー単体で食べた方がウマい気がする。食べるスープ的な。ドロリと濃厚なのにどこかサッパリとした、上品な味わいが印象的だった。
・実食その3
そして最後に登場する『クミンはじけるキーマカレー』。先に言ってしまうと、今回の優勝はこのキーマである。これはマジでウマい。まあキーマカレーってどこで食べても大きなハズレはないけど、最近行った口コミの評価が高いインド料理屋よりも確実にウマかったぞ。
口に入れるとまず、商品名の通りクミンの香りがいっぱいにはじける。そして何より食感が素晴らしい。もも肉とむね肉という2種類の部位を使っているからか、一口の中で異なる食感が同時に楽しめるのだ。肉がそぼろみたいにポロポロしていなく、ギュッと噛みしめるような感じなのも良い。シンプルにウマい。
最初の『スパイシーカレー』と比べるとピリッとした刺激は皆無だが、実は後からじんわりスパイスの辛さが効いてくるぞ。3種類の中でもっとも地味かつフツーな佇まいながら、全体的なレベルの高さではピカイチと言えよう。迷ったらキーマを買うべし!
・たまのプチ贅沢に
聖地「オーケー」でたまに買う激安レトルトの軽く4倍はする貴族的代物だが、特にキーマカレーは下手な店で食べるよりもウマいので、ちょっとしたプチ贅沢気分を味わうにはちょうどいいと思われる。「クイーンズ伊勢丹」に立ち寄った際には(その時点で貴族だが)、ぜひチェックしてみて欲しい。