【比較】セブンイレブンの代替肉使用ツナマヨおにぎりが「これだけはアリかもしれん」たった1つの理由

職場近くのセブンイレブンをフラフラしてたらツナマヨおにぎりが2種類売ってた。何これ? よく見てみると、普通のツナマヨと植物性たんぱくを使ったツナマヨである様子。セブンイレブンのおにぎりにも代替肉が登場する時代か。 味が気 […]


【ガチ評価】やよい軒に「大豆ミート」の新メニューが登場! お前は肉なのか、ニセ肉なのか!? ぶっちゃけ……!!

2022年6月14日、全国のやよい軒で『大豆ミート』を使用した新メニューが登場した。お察しの通り『大豆ミート』とは大豆が原料の肉(?)で、一部では “次世代の肉” とも言われる注目の素材である。 やよい軒クラスの大手飲食 […]


日本初上陸の「ウェイバックバーガー」でヴィーガンセットを頼んだら、菜食メニューの問題点に気づかされた……

群雄割拠のハンバーガー業界に、さらなる黒船来襲! 2022年3月、東京・表参道にアメリカから「ウェイバックバーガー」がやってきた!! ここにヴィーガン向けの「ネクストバーガーヴィーガンセット」ってのがあるらしいので、食べ […]


代替肉の焼肉はアリなのか? 偽物の肉オンリーでソロ焼肉をキメてみた / 味、満足感、コスパ面を本物の肉と比較

日々進化を遂げる代替肉。大豆などの植物で本物の肉を模した、偽物の肉だ。これまでにもハンバーグタイプをいくつかレビューしてきた筆者。どれもそれなりに肉っぽくはあったが、しかしどこかで植物由来特有のフレーバーを感じ取ってしまい、本物の肉のかわりになるかと言われると、微妙なところだった。

そんな代替肉業界にビッグウェーブが。なんと、2020年10月23日から「焼肉ライク」渋谷宇田川町店にて、代替肉を使用した焼肉の提供が開始されたのだ。はたして本物の肉にどれくらい迫れているのか? 代替肉でも焼肉体験ができるのか? 味、満足感、コスパ面を正直にジャッジしてみたぞ!

・NEXT

食べられる代替肉は2種類。50グラムで税抜き310円の「NEXTカルビ」と、50グラムで税抜き290円の「NEXTハラミ」だ。なお、10月31日までは焼肉セットメニューを注文したら、無料で試食用に提供されるとのこと。

だが、今回はあえて代替肉のみで勝負することに。焼き肉屋に来て本物の肉を一切食べずにフィニッシュするわけである。もし「NEXTカルビ」と「NEXTハラミ」が、真に迫る肉っぽさを発揮し得るのであれば、「焼肉を食った」という気分になるハズ。そうなっていない場合は……残念ながら所詮は偽物であり、まだ本物の肉のかわりはできないということを意味する。

iPadを使って注文するわけだが、代替肉2種は微妙に見つかりづらくなっていた。「キャンペーンメニュー」を開き、最後の「キャンペーン3」のページを横にスライドさせると出てくる感じ。意図したものかどうかは不明だが、微妙に隠しメニューっぽい。

ちょうどいい量というのもよくわからなかったので、とりあえず「NEXTカルビ」と「NEXTハラミ」を3セットずつと、ご飯セットの大盛り、そしてウーロン茶をオーダー。完全に本物の肉を食いに行くときのスタイルである。

程なくして、「NEXTカルビ」と「NEXTハラミ」が到着。

焼肉屋と言えば普通は生の肉が出てくるものだが、代替肉2種はどちらもすでに加熱済みの肉のような見た目。提供時にどちらがどちらか教えてもらったのだが、申し訳ないことに忘れてしまった。まあ、店員さんにパッケージを見せてもらったところ、原材料はどちらもほぼ同じだったので、そこまで問題は無いかなと。

さて、これをどうやって食べるのか? まあ成分的には大豆なので、生だろうがなんだろうが関係ないとは思うが……あの、店員さん、これ焼くんですか? 聞いてみたところ、温める程度に焼いて食べるのだとか。

ということで、点火したコンロで焼いていく。

まるで本物の肉で焼肉をしているかのようだが、正体はあくまで大豆。なんだか不思議な気分である。しかも程よく焦げ目までついて、ますます肉みたいだ。これ、言われなきゃ絶対に偽物だって分からないだろう。

それに、ちゃんと焼くところも本当に焼肉をやっている感じがしていい。家でフライパンで焼いた肉を食べるのと焼き肉屋で食べるのは別モノだが、それはこの「焼きながら食う」という工程を経ることによる効果もあると思う。行動から生じる雰囲気は大事

しかし冷静になってよく観察すれば、どことなく牛や豚ではない感じはする。どちらかと言えば、その外見はチキンに近い気がしなくもない。あるいはツナ缶の中に時折入っている大きいブロック状のカタマリ的な。

まあでも、隣や向かいの席の人に見られても「アイツ焼き肉屋で大豆食ってるぜ(笑)」とはならないだろう。どう見てもぱっと見は肉を焼いているようにしか見えない。

味については、そのままでも甘じょっぱい味がついているが……なんとなく備え付けてあったソースをつけて食べてみることに。

_人人人人人_
> 肉や! <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

驚くべきレベルで肉である。焼いて、程よく焦げたことによる炭っぽいフレーバーも、一層焼肉らしさを増している。これまでの代替肉系ハンバーグにつきものだった草っぽいフレーバーは感じない

焼いている時に全く脂が出ない(まあ大豆だし)点と、まるで鶏そぼろ のごとくポロポロと崩れる点に違和感があるが、しかし味も見た目も匂いもほぼ焼肉。これは本当に言われない限りは気づかないと思う。ちなみに、焼いてタレをつけた場合、ハラミとカルビはほぼ区別不能な感じになったので、やはり大きな違いは無いと思う。

・評価は

間違いないのは、これまでに食べた代替肉の中で、最も上手く肉に擬態している点だ。味に関しては肉のかわりも可能だと思う。満足感も、雰囲気については合格ラインだ。が、満腹感や腹持ちという点では別かもしれない。

やはり実態は大豆の練り物だからだろうか? 腹持ちが良くない気がする。たっぷり食べたものの、この後すぐに腹が減ってしまった。食べすぎて胃がもたれたり、肉の脂をクドく感じる心配も無いだろうが、満腹感が持続しない。

そしてもう一つ、大きな問題が。コスパである。先に述べたように、「NEXTカルビ」は50グラムで税抜き310円。「NEXTハラミ」は50グラムで税抜き290円である。それに対しノーマルな「バラカルビ」は50グラム220円か100グラム330円で、「ハラミ」は50グラム310円か100グラム520円。

カルビは本物の肉の方が安く、ハラミも100グラムの方をチョイスすればグラム毎の価格は本物の肉の方が安くなるのだ……! なんということだろう。SFの世界において代替肉というのは本物の肉を食べられない低級市民御用達のものなのが定番なのに、現実世界では代替肉の方が高級なのである。

腹持ちについては個人差もあるだろうが、コスパについては代替肉の絶対的敗北。現時点ではまだ、本物の肉を食べた方が値段的にマシと言わざるを得ない。が、例えばベジタリアンやビーガンの人が、肉食への欲求を満たすために食べるならアリだろう。雰囲気も完全に焼肉だし。

あるいは……本当は肉を食べたくて仕方がないのに、強制的に肉が禁じられた宗教に加入させられてしまっている人とか(まずは信教の自由を取り戻すことが先だと思うが)、またはダイエットで肉を断っていたが、突発的に焼肉欲求を抑えられなくなった人にとっても、素晴らしいソリューションの一つ足りえるだろう。

11月1日以降は、渋谷宇田川町店だけでなく、新橋本店、新宿西口店、赤坂見附店、上野店でも提供を開始するようだ。気になる方は一度試してみてはいかがだろう。特別な理由がないなら、まずはセットについてくる無料の試食用だけでもいいと思う。

参照元:焼肉ライク
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【ここまできた】フェイクミートの世界に「焼き肉カルビ&ハラミ」が登場! 大豆はいつか肉を超えられるのか!?

ドラえもんの秘密道具に「畑のレストラン」というアイテムがある。種をまくと、大きなダイコンの中にカツ丼でもスパゲッティでも熱々の料理が育つ。夢のような話だが「畑で肉が育つ時代」ならもう来てしまうかもしれない。

食糧問題や健康志向、そしてビーガンのような思想信条上のニーズから注目されるフェイクミートの世界。これまでもハンバーグのような「ひき肉状」の商品はあったが、さらに進化して焼き肉に挑戦した1品がある。

焼き肉といえば一切のごまかしのきかないキング・オブ・ミート。加工食品ではない、まさに本物の「肉」への挑戦。その勝負の行方、見届けよう。

・ネクスト焼肉シリーズ「カルビ1.0」「ハラミ1.0」(税込1950円)

開発したのは「ネクストミーツ株式会社」という日本のベンチャー企業で、焼き肉用の代替肉は世界初だという。商品名の「カルビ1.0」は「バージョン1.0」という意味で、これからさらに改良していくことを予感させる。

ラインナップは「カルビ」と「ハラミ」の2種類。80g×5個セットで税込1950円、別途送料がかかる。筆者の利用時には注文翌日という驚きの早さで届き、ベンチャーらしい勢いが感じられて好感をもった。

商品はクール便で到着。5個セットって多いかな、と思ったのだがそんなことはない。1つ80gなので合計でも400g。家族なら1度に食べてしまう分量だ。賞味期限はおよそ1年。

代替肉にもいくつか種類があるが、これは植物由来の「プラントベース」にあたり「大豆加工品」だ。動物性の原料は一切使用していない。

・調理してみよう

筆者がオーダーしたのはカルビ。調理方法は簡単で、20〜30分ほど自然解凍してからフライパンで焼くだけ。すでに焼き肉用の下味がついているので、塩コショウもいらないし、もちろんスジ切りもいらない。つまり下準備が不要。

開封すると、ほんのり醤油の香りがしてすでに美味しそう。おつまみチャーシューのような見た目で、そのまま食べられそうだ。

やはり1枚肉のような耐久性はなくて、ポロポロとこまぎれになってしまう感はある。1枚1枚も小さめだ。

けれど見た目はそのまんま肉!! 肉以外のなにものでもない。それでいて油脂が出ないから、フライパンがぬるぬるしない。軽く焦げ目がつく程度に焼けば完成だ。すぐに食べられる。

・実食

皿に盛っても肉にしか見えない。これは街頭アンケートでも10人に10人が肉だと答えると思う。

しかし味が肝心だ。いくら見た目が肉でも、味や食感に違和感があったら商品としては成功しないだろう。

まずはなにもつけず食べてみると……もちもちと弾力のある歯ごたえ。肉独特の繊維というか、スジはない。そしてほんのりと大豆の風味がする。美味しいけれど、敏感な人なら「豆だ」とわかると思う。

次に焼き肉のたれをつけてみると……おお、大豆の風味が消えて、完璧に肉になる! こうなると、最初から「肉じゃない」と知っている筆者はともかく、なにもいわず出された客はわからないと思う!!

公式では「オン・ザ・ライス」も推奨。たしかに白いごはんが欲しい!

ごま油でもよい!

にんにくをつけてもよい! 旨い!!

栄養価もすごいらしい。一般的な焼き肉と比べると脂質が半分以下で、タンパク質は約2倍。ダイエットや生活習慣病予防はもちろん、「プロテインを必要とするアスリートの方などにも受け入れてもらえる商品」だという。そもそも大豆が「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価の高い食品だから納得だ。

・これは “来る” かもしれない

一説によると、現在のような肉食を持続することは地球環境にも大きな負荷がかかるのだという。動物愛護だけではなく、環境保護の観点からベジタリアンやビーガンになる人も多いのだとか。

同社でも、プラントベース食品は今後も進化を遂げ「焼き肉店にも通常メニューとして置かれる時代」が来ると考えている。

現時点では美味しさでいうなら「高級焼き肉>ネクスト焼き肉>粗悪な焼き肉」という印象。さらに「健康的」「環境に優しい」「安定した品質」「スジがなく柔らかい」などの長所が加わるから、これは “来る” かもしれないなぁ。

まだ100gあたり400円以上と高価で、こまぎれになりやすいという点はあるものの、肉の代用品としては十分なポテンシャルを感じる。なにより「バージョン1.0」だから、これからも開発が進むのだろう。流通が拡大すれば低価格化も期待できる。

10年くらい経ったら代替肉が常識になっていて「まぁ、出始めの頃も食べたけどねぇ」と、したり顔できる日が訪れるかもしれない。

参考リンク:ネクストミーツ株式会社
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.



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