【スシロー】回転寿司マニアが「今行かない方がいい」と言う理由 / あるいは、レーンに隠された秘密
【コスパ検証】ワタミ系の焼肉食べ放題「かみむら牧場」が凄すぎた! 1人用ロースター × 特急レーンのハイブリッド店だ
焼肉はもはや1人で楽しむものになりつつある。「焼肉ライク」の台頭により1人用ロースターが定着し、ほかの焼肉店にもその影響が波及している。
ワタミ系列の焼肉店「かみむら牧場」にも、1人用カウンター席が設けられており、ライクと同種の1人用ロースターが導入されている。さらにここには「焼肉トラジ ハイレーン」にもある、特急レーンが設置されているのだ。さらにさらに! ここの食べ放題の内容がすごかった!! もしかして、焼肉食べ放題暫定1位のお店かも!?
・上下2段の特急レーン
このお店に訪ねるのは、これが初めてではない。実はこのお店、以前は「カタマリ肉ステーキ & サラダバー にくスタ」の蒲田店だった。そのにくスタ時代に、私(佐藤)は訪ねていたのだ。2020年5月にリニューアルし、焼肉食べ放題のお店に変貌を遂げたのである。
ここのメニューについては、お店の公式ページで予習済みだった。食べ放題に挑む気満々で訪問したところ、店内設備に驚いた。1人用のカウンター席や特急レーンまで導入していたとは知らなかったぞ……。
しかもレーンは上下2段。充実した設備から店の意気込みを感じる。ワタミはこのスタイルで、勝負しようとしてるな……。
・感染予防対策
食べ放題の詳細を伝える前に、新型コロナウイルス感染予防対策について紹介しておこう。店内にはサラダバーがある。これらを利用する際は、手指消毒を行った上、手袋を着用して、備え付けのトングを使って利用するようになっている。
またサラダバーの上には、ビニールシートが備えられており、飛沫予防の対策もとられている。
・プレミア4を頼む!
今回注文するのは、70品120分(ラストオーダー20分前)食べ放題の「ジャストミートコース」(税別2980円)だ。ランチ時は通常税別300円のドリンクバーも無料で付いている。
頼むものは最初から決めていた。それはプレミア4と呼ばれる、「燃えよ! Lボーンステーキ」「鬼厚! トマホーク(豚肉)」「永遠のダイヤモンドカルビ」「歓喜のマウンテンハラミ」の4種だ。
これらも食べ放題に含まれているので、時間内なら何度注文しても良い訳だ。こればっかり食べてたら、かなりお得なんじゃないの? そう思い、狙いを定めていたが、その考えはかなり甘かったようだ。これらのメニューの返り討ちに遭ってしまった……。
・肉が高速でやってくる
食べ放題自体は、スタッフに口頭で伝える。すると、電子端末の内容が食べ放題メニューに変わるので、あとは食べたいものを端末でオーダーする。商品は特急レーンにのって席までやってくる。自分のオーダーの準備が整うと、レーンの赤ボタンが光る。上段で届く場合は上のボタン、下段なら下のボタンが光る仕組みだ。
光った後にすぐに商品がやってくる。
すみやかに取って電子端末の「返却」を押すと、台はキッチンの方へとかえって行く。
・永遠のダイヤモンドカルビ
さて、プレミア4を順番に食べていくわけだが、1つ目のダイヤモンドカルビがテーブルに来た時点で、すぐに悟った。この4品、全部かなりボリュームがあるのではないか? その証に、カルビの長さが尋常ではない。1人前でこの長さ?
これ1枚でロースターを占拠してしまうじゃないか。
見た目に違わぬ食い応え。下味がついているので、タレをつけなくても味はしっかりとしている。1番食べやすそうなカルビでさえコレか、完全に油断した……。
・鬼厚! トマホーク
次に挑んだのが、完熟豚「南国スイート」のトマホーク。パインを食べて育った豚なのだとか。脂身の色がとてもきれいだ。
これ1つでやはりロースターはいっぱい。
にんにくの効いたバター醤油をつけて頂く。肉質はとてもたんぱくで、豚肉なのにあっさりとした味だ。バター醤油の濃い味が良く合っている。
・歓喜のマウンテンハラミ
続いて、マウンテンハラミ。いわゆるハラミステーキである。
表面に焦げ目がつくくらいに焼き上げるとのことだが、コレが結構時間がかかる。しかも中が見えないので、どれくらい焼いて良いのかわからない。
ちょっとやりすぎかな? と思うくらいに焼いて、テーブルに用意されたハサミで半割にして食べた。うん! 肉感は素晴らしい。脂分が少ないので、もたれる感じもない。
・燃えよ! Lボーンステーキ
そして最後にLボーンステーキ。皿がはみ出すほどのデカさだ。コレ、ロースターにのる?
網にのせたらギリギリ! 当然ほかの肉を焼く余地はない。
焼けたところでハサミでひと口大にカットして、塩を振って頂いた。自分で焼くサーロインステーキの食べ応えは最高だ。プレミア4種のなかで、もっとも満足度の高い肉であった。
・ロースターが……
ここまで食ってかなりお腹がいっぱい! とてもじゃないけど、何もおかわりできない。まさかここまでお腹を満たされる羽目になるとは思ってもいなかったぞ。視覚的にもお腹的にもインパクト絶大な食べ放題。十二分に満足している。
が! ひとつだけ改善して欲しいポイントがある。それはロースターだ。1人席にはちょうど良いけど、デカい肉を焼くのには向いていない。カットした肉を焼くのには良いサイズのロースターだと思う。けどね! 塊肉を焼くにはちょっと火力が弱い気がする。表面ばかりが焦げてしまって、中まで火が入るのに時間がかかる印象を受けた。プレミア4には満足だけど、これでもう少し火力のあるロースターを使えたら、さらに良くなるのではないだろうか。
いずれにしても、ここは現在の焼肉業界において、最先端の設備とサービスが整っているといって良いだろう。店舗はまだここ蒲田と大阪・守口市にしかないので、さらに店舗が増えることに期待したい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 幸せの焼肉食べ放題 かみむら牧場 京急蒲田第一京浜側道店
住所 東京都大田区南蒲田2-15-22
時間 11:00~24:00
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
【高速焼肉】肉が走る! 「焼肉トラジ ハイレーン」の仕組みがすごくてビックリした!!
いうまでもなく、「回転寿司」といえばベルトコンベアで寿司が回るお店である。少し前から直線レーンを採用して、「回らない回転寿司」を導入するお店も増えている。では、直線レーンを導入した焼肉店はなんて呼ぶべきなのか? 私(佐藤)はコレを、「高速焼肉」と呼びたい! 実際に直線レーンを導入したお店を利用して、そう確信した!!
東京・町田市の商業施設『南町田グランベリーパーク』に出店している、お店「焼肉トラジ ハイレーン」にはあるんだよ! 直線レーンがッ!!
・肉が走る!
私たち日本人は良く知っている。寿司がコンベア上を回る姿を。寿司が直線レーンを走る姿を。なのになぜだろう? 肉が同じように回転したり、走ったりしているだけで、すげええええええ! となってしまう。実際にお店に行き、肉を頼んでみたところ、テーブル横のレーンを肉が走っている!
注文してからしばらくすると、レーン上の赤いボタンが点灯して、シャーッと! 何かが走る音が近づいてくる……。
来るぞ……。
来るぞ来るぞ…………。
レーンのガラス窓がすーっと開いて……。
肉が来たーーー! 俺の肉ーーーーーーっ!!!!!!
・とても衛生的
まさか本当に肉が走ってくるとは思わなかった。それにしてもこのシステム、とても良いじゃないか! 何がいいって、衛生面が素晴らしい。レーンにはガラス窓が設置されていて、客は自分で開閉することができない。肉が届くと自動で開き、レーンの赤いボタンを押すか、電子端末の「返却」を押すと自動で閉まる。客だけでなく、ホールスタッフさえも肉がのった皿に触れることはない。
なお、注文はすべて電子端末で行うことになる。
・お値段はちょっと高め
素晴らしいシステムを採用しているのだが、お値段は私が普段利用する食べ放題のお店よりも少々高め。ハラミ・カルビが1人前税別800円。ホルモンが1人前税別500円である。ハラミ1枚で格安食べ放題に行けてしまうくらいの価格設定だ。
もちろんその分、肉質は良く、肉の色目も大変美しい。1人前でも十分心が満たされてしまうくらいの逸品だ。
ちなみにこのお店は、TKG(たまごかけごはん 税別500円)が有名なのだとか。卵黄、特選の牛タンつくね、それにキムチをのっけたシンプルなご飯である。
食べてみると、肉の値段と比べるとかなりコスパが高い! コレで500円!? 800円くらいとってもいんじゃないの? と思うほど絶品だ。このTKGだけで専門店を出して欲しいと願うレベルである。
それにしても、肉が走る時代を迎えるとは。そう遠くない未来に、肉が飛ぶようになるのかも!?
・今回訪問した店舗の情報
店名 焼肉トラジ ハイレーン
住所 東京都町田市鶴間3丁目3-1 グランベリーパーク セントラルコート2F
時間 ランチ11:00~15:00 ディナー15:00~22:00
定休日 無休(施設に準ずる)