高度な技術と専用オーブンが不可欠とされるバウムクーヘンを自宅で焼いてみた

ドイツの伝統菓子バウムクーヘン。日本でも超メジャーな洋菓子だと思うが、その作り方をご存じだろうか。 木の年輪のように見えるのは、生地についた焼き目。薄~く生地をつけては焼き、つけては焼きという工程を延々と繰り返して作られ […]


雪でキャンプに行けないから代わりに「道とん堀」に行ってみた! 期間限定キャンプ飯フェア

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片手で使えるポーション容器『パキッテ』はアウトドアに超便利! たらこソースで作るアウトドア飯3連発!!

突然だが、『パキッテ』をご存じだろうか? なにそれ? と思った方も説明を聞けばわかるはず。真ん中でパキっと折るとジャムとマーガリンが出てくることでお馴染みの片手で使えるポーション容器。きっとどこかで見たことがあるんじゃな […]


キャンプ飯の新定番「焼き肉まん」を作ってみた! ホットサンドメーカーでプレスするだけ!!

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【注意喚起】人生初のビア缶チキンならぬコーラ缶チキンを作ってみたら大失敗! いったい敗因は…?

燻製やホットサンド、ダッチオーブンなど、キャンプならではのアウトドア料理にもいろいろあるけれど、もっともインパクトがあるといえば「ビア缶チキン」だろう。

丸鶏のおしりにビール缶を突っ込んだ強烈なビジュアル、バケツをかぶせる豪快な調理法など、いかにもアウトドアなワイルドメニュー。個人的にはビールが苦手だし、ちょっとした道具も必要らしく敬遠していたのだが、実はコーラでも作れるという。そこで秋空のもと、初めて挑戦してみた。

……ら、とんでもないことが起きた。なお、本文中には丸ごとの鶏肉など、少しばかり生々しい画像もあるので苦手な方はご注意を。

・下ごしらえ

まずは丸鶏をゲット。ネットショップや精肉店のほか、大型スーパーでも取り扱っている模様。筆者は冷凍の輸入品(1kg / 税込540円)を購入した。安い!

ガチガチに凍っている状態なので、半日ほど放置して解凍する。頭や足先は最初から取り除かれている。

解凍されて軟らかくなったら、なかなかにニワトリ感のある見た目になった。毛穴や関節も生々しい。

レシピサイトによると、味が染みこむようにフォークで穴を開ける、とある。グサグサと刺していくと、皮や肉が断裂するような「ブツッ」というすごい音がする。生き物を食べているんだなぁ、という実感が改めてわく。

丸鶏を買ったのも人生初なので知らなかったのだが、すでに内臓が取り除かれている状態で、おしりに穴が開いている。ここにビール缶をさすことになる。グロテスクといえばグロテスクだが、筆者は意外と平気だった。命、美味しくいただきます。

多くのキャンパーが愛用する万能調味料「マジックソルト」で味つけ。軽くもみこんで1晩放置する。

・当日の出来事

当日、キャンプ場に移動して焼いてみる。肉を取り出すと、もうこの時点でハーブソルトのいい香りがして美味しそう! 半分ほど飲んだコーラ缶に鶏をセットする。

炭はロゴスの「ミニラウンドストーブ」。燃焼時間は約30~45分なので、途中で足さないといけないかもしれない。

ところで、鶏をかぶせた缶はそのままだとグラグラと揺れ、安定感がない。「ビア缶チキンスタンド」という専用の道具もあるようなのだが筆者はもっていない。ネット上ではアルミプレート、カップ、ペン立てなどで代用するアイディアを見かけた。今回は100円ショップの五徳(ごとく)を使ってみる。

さらに、金属製のバケツでフタをするのだけれど、同じく所有していない。このためだけに買うのはなぁ……と思っていたら、こちらもネット情報に助けられた。ボウル、植木鉢、鍋、アルミホイルで自作などのアイディアが続々。筆者は厚手のアルミホイルを鍋にあてて自作してみた。

あとは1時間~1時間半ほど加熱すればできあがりとのこと。

原理はこうだ。熱せられたビールないしコーラが蒸発しながら鶏の内部を加熱する。さらに周囲をバケツでおおっていることで蒸気が逃げず、蒸し焼き状態に。また炭火の遠赤外線効果や、炭酸が肉を軟らかくする効果で、外はカリッと、中はフワッとの丸焼きができあがるという!

20分ほど経過して、待ちきれなくて中をのぞいてみると……

いい感じに焼けている! これは1時間もいらないかもしれないな、とフタを戻す。順調順調。

……と思ったのも束の間。アルミのフタは自作なので隙間が多く、つねに蒸気が出ている。それが「ちょっと多いかな?」と思った瞬間……

コーラ缶が吹っ飛んだ────!

な、な、な、なにが起きた!? ダレカオシエテ! 筆者あぜん……

幸いにも吹っ飛んだ方向には人も道具もなく、もちろん自サイト内なので被害はなかったが、もしのぞき込んでいるときだったら大変だった。思いきりコーラをかぶった炭が、消えかけてジュージューいっている。

いったなにが原因だったのだろう? ネットで似たような事例を探してみたのだが見つからない。夏場に炭酸飲料を高温の場所に放置すると破裂してしまうという、あれだろうか。火力が強すぎてコーラが沸騰したが、圧力が逃げずに噴射した? 

しかし、ここで同時に1つの奇跡が起きる。

反対方向に吹っ飛んだ鶏肉が、ちょうどアルミホイルの上に落ちたため無傷!

もう焼けているように見えたので切り分けて食べてみると……

美味い! これまでの人生で食べた鶏肉の中で1番といっていいほど美味い!

皮はマジックソルトの塩味がきいていてスパイシー。肉はジューシーで軟らかい! コーラのおかげかほんのり甘みがあるようにも感じる。先ほどの惨劇が嘘のように上手くできている。

両手を肉汁だらけにしながら、夢中でむさぼり食ってしまった。これを食べてしまうと、もうファストフードやコンビニのチキンは食べられないっていうくらい美味しい! 人生観がかわる旨さだ。

・気をつけよう

コーラ缶チキン、簡単に作れて美味しいことに間違いないのだが、こういうこともあると一例になれば幸いである。

購入した丸鶏によっては、首の位置にも穴が開いていることがあるらしい。蒸気を逃さないために首もふさぐといい、というアドバイスもあるが、逆に今回は首が閉じている肉だったために悲劇が起きたかもしれない。

いずれにしても、火を扱う以上は空間に余裕をもって設置する、グローブ着用、消火の用意、などの基本を守ることが大事だと再確認。焚き火台をほかのギアから離して設置していたのが不幸中の幸いだった。

ちなみにチキンはめちゃくちゃ美味しかった。思い出しても口の中に旨みが広がるほどである。もう1度食べたい……。

Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.



【圧倒的火力】炭火で「焼き飯」を作ろうとしたら … 完全なる「お店のチャーハン」が完成してしまった

「中華屋のチャーハン」をマネすることが困難な理由は “火力” にあると言われている。最近ではIHタイプの普及により、ますます家庭用コンロではあのパラパラ感を再現しづらくなったように思う。「米と卵を混ぜておく」等の裏ワザも個人的にはイマイチだ。

そんなワケで中華屋さんに敬意を込めて、私はお店で食べるものを『チャーハン』、自宅で作るのを『焼き飯』と呼び分けることにしている。いわば別モノという解釈だ。日によって「焼き飯の気分」「チャーハンの気分」とがあり、どちらもかけがえのない存在なのです。

ところが……ここのところ新型コロナの影響で、なじみの中華屋さんの閉店が早まってしまったのである。これじゃチャーハンが食べられないじゃないか!

・炭をおこそう

そこで私はハッとひらめいた。自分で火をおこせばいいのではないか、と。それならどんな高火力も思いのまま。 “チャーハンで大事なのは火力説” が正しければ、「チャーハン寄りの焼き飯」くらいは自作できるかもしれない。

さっそく私は知人宅でバーベキュー用のコンロを借りることにした。なお野外のたき火には地域によって様々なルールがあるので、事前の確認を怠らないよう注意が必要。

野外の調理には素早さが求められる。焼き飯の具材はシンプルに米と卵、あとはネギ醤油(ネギに醤油をまぜたもの)だけとしよう。味付けはごま油と塩コショウだ。

・高まる期待

それでは、いい感じに炭がボウボウと燃えてきたら中華鍋を熱する。おっ、一瞬で白い煙がたちこめてきたぞ! これは相当な火力の証!

油はケチケチせずに使うのが中華料理のコツと伝え聞く!

そこへすかさず卵を…………ってアーーーーーーーッ! しまった!!! 鍋持って、お玉も持ったら、ワタシ、どうやって撮影すんの!? 腕が3本必要な計算じゃないかーーーーー!!!!!

…………あ、なんだ…………炭の上に鍋置いてもいいのか……。

・わずか1分

そこからの出来事はあまりに高速すぎたため、特に感想などはない。確かに火は熱く中華鍋は重かったが、気にするヒマもないまま完成に至ったと言えるだろう。

煮えたぎる油に卵と米を……

ほぼ同時に投入し……

ネギ醤油、塩コショウと混ぜたら……

なんかもう完成してる匂いがするんスけど……

さすがに不安だからもう少し炒めとくか……

と、思ったけどコゲそうな雰囲気だからやめとこ! ハイ完成です! ここまでの所要時間は1分足らず

中華鍋の中身は……仕込みを疑うレベルにパラッパラだ。

・稀にみる完成度

検証の結論を先に申し上げると、やはりチャーハンの極意は火力である可能性が高そうである。私はこれまでいくつものレシピ記事を執筆してきたが、今日ほど上手くいったことはないと断言してよい。

自分で言うのもなんだけど、味も見た目も中華屋のチャーハンと見分けがつかぬ仕上がりだ。私はあっさり人生初の『チャーハン』を作り上げてしまった。厳密に言うと少し塩が足りなかったかもしれないが、そこは次に生かせばいい。

とにかく重要なのは「パラパラ感」である。これほどパラパラなチャーハンを自分が作ったとはマジで信じられない。しかも簡単でウマい……炭火、いくらなんでもスゴすぎるな!!!

ちなみに私は人生で数えるほどしか中華鍋を扱ったことがない素人だから、この条件ならほぼ誰でもパラパラチャーハンが作れると考えてよさそうだ。火をおこすまでは少し苦労するが、キャンプやバーベキューのついでに皆さんもぜひ、ぜひチャーハンを試してみてくれないだろうか! ソンはさせない……と思う!

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



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