楽でウマイ貧乏飯。小腹が空いた時やご飯を作る気力がない時の強い味方である。見た目はショボいけど、ウマイんだから仕方ない。代表選手である「バター醤油ご飯」や「卵かけご飯」に密かにお世話になっている人は多いだろう。
今回は、私(中澤)がたまに作っているご飯と調味料があればできるオリジナル貧乏飯レシピをご紹介したい。公開するのは少し恥ずかしい気もするが、超簡単な上に激ウマすぎてやめられない!
・バターが買えなかった
缶詰を買うのすら躊躇してしまうくらい金がなかった20代の頃。バター醤油ご飯を食べたくなったのだがバターは高い。その時、マーガリンで代用したのが今回ご紹介する「マーガリン醤油丼」だ。
・つくり方
明日どうやって飯を食おうか悩むくらいガチで貧乏な時代に編み出したものだが、普通に生活できるようになった今でもたまにやってしまう。レシピは以下の通り。
1. ご飯にマーガリンを乗せる
2. 醤油をかける
──以上である。ハッキリ言って味はバター醤油ご飯とそんなに変わらない。バターの香ばしい風味はないけれど。
・目玉焼きを乗せて塩振るとさらにグッド
さて置き、当時の私はもう少しボリュームが欲しかった。そこで目玉焼きを乗せてみたわけだ。しかし、食べてみると、マーガリン醤油ご飯と目玉焼きの味が「丼」と呼ぶには分離しすぎている。その問題を解決するため塩で目玉焼きにも味をつけていたのだ。「いやいや、しょっぱくね?」と思うかもしれないが……
しょっぱいよ。
ただ、当時はこの味の濃さが好きだった。金が無い時は、ご飯に味がついてるだけで嬉しいのである。のりたますら高くて買えなかったし。
・万感の味
なお、調味料は全て好みだが目玉焼きは半熟が好ましい。しょっぱいご飯が黄身のまろやかさに包まれ一体化することにより、濃厚な味のハーモニーが楽しめるのである。
バターが買えるようになった頃、バター醤油ご飯も試してみたが、私はマーガリン醤油丼の方が好きだった。そのジャンクなしょっぱさは涙の味、食べると当時のことを思い出す。ああ、ウメエなあ……。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.