苦手なことは頑張って克服するのでなく、どうやったら上手くかわせるかを考えるようになってしまった三十路です。まあこの歳になると、それはそれで良いじゃないと開き直っていたりする。
さて、そんな記者の苦手なことのひとつに “お好み焼きをひっくり返す” ことがある。あれ、難しいよね? 同様の悩みを持つ方が一定数いるのだろうか、裏返すことなく作れてしまう器具があるとのこと。その名も『元祖ヤキヤキ屋台 簡単お好みプレート』だ。これは試してみるしかねぇ!!
・奇麗に裏返したい
家でお好み焼きを作ると、思わず具材を入れ過ぎてしまう。野菜もたくさん食べたいし、豚もエビも入れたい。……とまあ、欲張りすぎることが失敗の原因のひとつであると考えられるが、直径のだいぶ大きなお好み焼きができあがってしまうのだ。
こうなるとフライ返しを2本使ったところで、返すのは至難の業。そもそも記者がひっくり返すことが下手なことも相まって、奇麗に裏返すことが難しいという訳だ。
「どうにか打開策はないものか……」と思っていたところ『元祖ヤキヤキ屋台 簡単お好みプレート』を発見。原理としてはホットサンドメーカーと同じで、生地をプレートで挟んで焼くだけ。プレートを裏返せば、自動的にお好み焼きの両面に火を通せるのだ。
・今までの苦労は一体
記者が購入したプレートは、税込1993円で比較的リーズナブルだ。これでひっくり返す手間が減ると思えば、安いものである。持った感じでは非常に軽い。さっそくお好み焼きの生地を作り、薄く油を塗ったプレートに流し込む。
ジュウジュウという音と共に、良い匂いが部屋に充満する。説明書きに “加熱時間約5分” とあったので、2分半くらいしたところでひっくり返す。おおおお~~これはめっちゃ楽!!!! ひょいっと返せるではないか。今までの苦労は一体……。
ただ一つ、気になることはプレートの合間から油が飛び出るところだろうか。使っている豚肉の脂身加減にもよるだろうが、記者の場合は結構な量の油がガスコンロ部分に落ちてしまった。拭けばよいのでそれほど大きな問題ではないけどな。
・文句なしの便利さ
さて、出来上がったものを食べてみよう。フライパンで焼くよりもちゃんと円形で、見た目にも奇麗だ。ギュっと挟むからか、フワッと感が足りない気がするが、そこは挟む量の問題だろう。何枚か焼いてみたが、心持ち少なめに生地を入れるとフワッと仕上がることがわかった。
熱も均等にいきわたり、程よい焼目だ。上記したように5分ほどしか熱していないにかかわらず、ちゃんと火が通っているところも良い。使い心地、焼き上がり共に文句なしの便利さだ。完璧。今後記者がフライパンやホットプレートでお好み焼きを焼くことはないだろう。
家族が多い方は1枚しか焼くことができないので、その点だけ不便かもしれない。とは言え、ヒュンヒュンと素早く焼き上るので、工夫次第でどうとでもなる気もする。「お好み焼きひっくり返すの苦手やわ~」というアナタは要チェックやで。
参考リンク:和平フレイズ 元祖ヤキヤキ屋台
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.