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丸々一羽の鶏をじっくりオーブンで焼き上げたロティサリーチキンは、なんと驚異の税込699円。もう1度言おう、丸っと一羽で699円である。そのロティサリーチキンを骨の髄まで美味しくいただくため、今回はタイ料理の定番「カオマンガイ」にアレンジしてみたのでご紹介したい。

・コスパ超最強

コストコ会員ならばおそらく1度は『ロティサリーチキン』を購入したことがあるハズ。リーズナブルな商品がズラリと並ぶコストコの中でも、同商品のコスパとインパクトはまさに圧倒的。コストコデビューした人が100%の確率で「ウソでしょ?」と絶句する、コスパ超最強商品である。

ボリュームについては当然として、調理の手間を考えたら699円はどう考えても安い……いや、安すぎる。コストコ内部のことはわからないが「ロティサリーチキンだけは採算度外視じゃー!」とヤケになっている可能性も否定できないほど、同商品は本気の本気でお買い得だ。

・確かに激安なんだけど

お味の方はと言うと、インパクト絶大なビジュアルとは裏腹に、意外と優しい味付けである。よく言えば飽きの来ない味である一方、悪く言えば刺激が足りない。また肉質は全体的にしっとり系ではあるものの、部位によってはややパサつきがあることも事実だ。

加えて、肉を解体する手間もあることから我が家ではせいぜい3~4回に1度のペースでしかロティサリーチキンを購入していない。コスパ最強であることは間違いないが、手間やボリュームを総合的に考えた場合、ロティサリーチキンをやや持て余してしまうからである。

どうにかしてロティサリーチキンを最後の最後まで美味しく食べ尽くせないものか……? そこで考え付いたのがタイ料理の定番「カオマンガイ」だ。これが試してみたところビックリ仰天! ガチで美味しいカオマンガイが完成してしまった。超簡単なレシピは以下でどうぞ。

・ロティサリーチキンカオマンガイのレシピ

【材料】
ロティサリーチキン: 1羽
米: 適量
にんにく: 1かけら
生姜: 1かけら
パクチー: 適量
スイートチリソース: 適量

【作り方】
1: ロティサリーチキンを分解。フォークやナイフだと効率が悪いので、洗った手で鶏肉をほぐす。

2: 肉を取り終えた骨を鍋に入れ、水を投入。にんにく、生姜、パクチーの根っこを入れて火にかける。

3: 沸騰してから5~10分煮続ける。アクもきっちりすくう。

4: ザルでスープをこして、冷ましておく。

5: 米を洗って炊飯器にセット。スープで米を炊く。

5: 米が炊きあがったら炊飯器に鶏肉を投入。米と一緒に蒸らす。

6: 20~30分経ったら器によそい、パクチーをトッピング。お好みでスイートチリソースをかけて食べる。

・米は絶対に硬めで

少々項目は長いが、要するにロティサリーチキンの骨でとったスープで米を炊くだけの料理である。ポイントはとにかく米を硬めに炊き上げること。カオマンガイは水分が多いと美味しくないので、芯が残らないギリギリの硬さを目指してスープをセットしよう。もちろん、タイ米などを使ってもOKだ。

また、スープだけを飲んで万が一旨味が足りないと感じた場合は、少量の鶏がらスープなどを追加するとイイだろう。スープの旨味が濃い必要はないが、薄すぎるとお米が美味しくない。その他、何が何でもパクチーが必要なワケでもないので、細かい点はお好みで調節して欲しい。

肉の分量も適当だが、今回は米2合に対し1 / 4ほどの肉を使用した。また、肉はあえてパサパサの部分でOK。パサパサでも蒸らすと口当たりがジューシーに仕上がるので、元々ジューシーな部位はそのまま食べて、ややパサつきがある部位をカオマンガイにするといいハズだ。

ある意味で骨の出がらしから取ったとは思えないほど、カオマンガイは鶏の風味豊かに仕上がっていた。「コストコのロティサリーチキンは安いけど……ねえ?」という方にこそ、ぜひお試しいただきたい。繰り返しになるが、米は硬めに炊き上げよう

というワケで、ただでさえ安い699円のロティサリーチキンを、骨の髄まで楽しめるカオマンガイのレシピ。我が家では子供も大喜びで食べていたので、気になる方はコストコでロティサリーチキンをお買い求めのうえ、ぜひチャレンジしていただきたい。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(カオマンガイにするなら毎回でもアリ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(買うね! 699円ですよ?)
オススメシチュエーション: 子供でも食べられる。冷めても美味しい。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



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