ジャンボ〜! チャオスです。ケニアのナイロビでタクシー運転手やってるチャオスです。さて、以前、ナイロビ最大のスラム「キベラ」についてお伝えしたよね。とても危険なので1人では行っちゃダメだよ。でも逆に、比較的安全なスラムってのもある。
そこで今回は、ジョモ・ケニヤッタ国際空港の近くにある、ナイロビ最大級スラムのひとつ「ムクルクワエンジェンガ(Mukuru kwa Njenga)」についてお伝えしようかなと思ってる。たまたま用事があったから行ってきたんだ。それでは、解説するね。
ケニアのナイロビには、“最大級” と言われているスラムが4つもある。そのうちの1つ「キベラ」は、ナイロビ最大どころかアフリカ最大級の都市スラムと言われているので本気で最大なのだけれど、今回のムクルクワエンジェンガも かなり大きい。
人口は諸説あって、10万人〜100万人と言われている。ちなみにキベラスラムの人口は100万人〜200万人と言われているけど、正確に数えた人はいないので、いまいち何人なのかは不明のまま。ただ、どちらも「すんげ〜多い」ことだけは間違いない。
さて、このムクルクワエンジェンガ、キベラに比べたら安全だ。とはいえ、もしも君たち日本人が1人で歩いていたら、すぐに身ぐるみ剥がされる。それも、子供たちの泥棒(ストリートギャング)が集団で襲ってくるパターンだ。だから油断は禁物だよ。
無論、この時のオレも友人と一緒だった。それも、ムクルクワエンジェンガの近くにある別のスラム出身の友人と一緒だ。途中、怖い人に追いかけられたけど、友人が追っ払ってくれたので無事だった。やっぱり詳しい人が近くにいないとスラム歩きは危険だなと切実に感じたよ。
もちろん写真撮影も気をつけること。それは、スラムではなくても、ケニアだったら要注意。なにせカフェの写真を撮っただけで、ゴー(羽鳥)とオレは機関銃を突きつけられたくらいだからね(笑) まあでも、キベラに比べたら撮りやすいかな。
ちなみに、君たち日本人がムクルクワエンジェンガを安全に歩ける方法は2つある。まずは、先述のストリートギャングにお金を渡して、案内してもらう方法。もうひとつは、警察に案内してもらう方法だ。もちろんその時、警察も何かを要求してくるとは思うけども……。てな感じで、クワヘリ!
Report:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.