【スシロー】回転寿司マニアに聞いた「2貫100円皿」の高コスパネタ3選 / 2020年12月版
スシローの2貫100円皿で高コスパなのはこれだ! 回転寿司マニアに聞いた「オススメ3選」(2020年11月版)
回転寿司マニアがオススメするスシロー『大九州展』の “コスパ良いネタ” 3選 / マニア「東京の回転寿司で○○○を食べられるのは珍しい」
「特別警報級」と言われた台風10号はスシローにその爪痕を残していた。スシロー『大九州展』開催1週目の先週末、「生本まぐろ2貫盛り」「生本まぐろ大とろ」が台風の影響で未入荷となっていたのである。
それでも、回転寿司マニアいわく「大九州展はかなりヤる」とのこと。九州のウマイネタが大集合したというこのキャンペーン。メニューは100円から380円まで18種類(店舗によって異なる)と豊富である。そこで、いち早く未入荷のメニュー以外を全て食べたという回転寿司マニアに同席してもらいコスパの良いネタを聞いてみた。
・大九州展の総評
マニアの名は鮮魚久良々(せんぎょくらら)さん。幼い頃に回転寿司チェーン「すしボーイ」でその魅力に取りつかれて以来、回転寿司を30年以上愛し続けてきた社会人男性である。まず、鮮魚久良々さんに大九州展の総評を聞いてみたところ……
鮮魚久良々「ほとんどのメニューは食べて損のないものに仕上がってますね。特に、個人的に美味しかったのは、大うなぎ(300円)と馬刺しのにぎり(300円)です。
どちらもネタがぶ厚く食べごたえがあってスシローらしさにあふれていますね。ただ九州のネタを使うというだけでなく、スシローらしさも感じさせるのは大九州展の良いところです」
──なるほど。スシローと言えば「ドーン!」と存在感のあるネタは特徴の1つですもんね。では、特にコスパが良いと思ったものはありますか?
・コスパの良いネタ3選
鮮魚久良々「まずは、佐賀県産の天然トロあじ(100円)ですね。脂が乗っていて現在のスシローの光り物ネタで1位の味だと思います。100円なのが衝撃的で3皿食べちゃいました」
──確かに、舌になめらかでトロける味ですね。
鮮魚久良々「続いて、白鉄火(150円)も良い。白鉄火は長崎県のご当地寿司で、ハマチやヒラマサなどを使った、具が白い鉄火巻きですが、東京の、しかも回転寿司で気軽に食べられるのはレアです。コリコリとした身の歯ごたえが乙な味なのでぜひ」
──普通の鉄火巻きと違う歯ごたえが面白いですね。大葉も利いてて美味しいです。
鮮魚久良々「最後に、天然きびなごの天ぷら(100円)もオススメです。身も詰まっていて100円は安い。寿司の箸休めとして鉄板の味です」
──きびなごの天ぷらを食べてみるとホロッと柔らかい白身。舌にじゅわーっと広がるきびなごの味が塩に合う。キャンペーン中は、かぼちゃ天よりもこちらを箸休めに選んでしまいそうだ。
「生本まぐろ」が食べられなかったのは残念だが、それでも十分に満足だった。そんなスシロー大九州展は9月27日までとあと約2週間続くので、気になる方はぜひ行ってみてくれ。
回転寿司マニアが語る「スシローの納豆巻きを100倍美味しく食べる方法」
こいつはガチだ。私(中澤)がそう思ったのは、回転寿司マニアと一緒にスシローに行った時のこと。納豆巻きに醤油をかけると回転寿司マニアはこう言った。「まだ納豆巻きに醤油かけてるの?」と──。
は? スシローってテーブルに醤油と甘ダレしか置いてないじゃん。まさかマニアは納豆巻きに甘ダレかけるんスか? そう思っていると、なぜか彼は注文端末を操作し始めて……
・鮮魚久良々さん
その回転寿司マニアの名は鮮魚久良々(せんぎょくらら)さん。回転寿司マスターを自称する会社員である。以前の記事でも、スシローを100倍楽しむ方法などを教えてくれた彼。明太マヨネーズのマヨネーズを他のネタにシェアするという荒業も恥じらいなくこなす剛の者である。
・運ばれてきたもの
なんでも、彼によると、普通に醤油をかけて食べるより100倍ウマイ納豆巻きの食べ方があるらしい。そこで彼が注文したものを待っていると、注文レーンで運ばれてきたのは今回も明太マヨネーズだった。
私「分かりましたよ久良々さん。納豆巻きにマヨネーズ乗せるんでしょ。でも、それ醤油の替わりにならなくないですか? っていうか、100倍ウマイですかねソレ」
鮮魚久良々「まあまあ落ち着いてください。これはあくまでトッピングの1つで醤油の替わりではないです」
私「え?」
──と、その時! 我々の注文レーンのバーが再び「パタッ!」と音を立てて開いた。そして、レーンに乗って奥から走ってくる皿!! こ、これは!?
鮮魚久良々「ええ、そうです。私が納豆巻きに醤油の替わりに使うのは……」
「てんつゆです」
私「こんなんあったんか!」
鮮魚久良々「実は、0円で注文できるんですよ。注文端末にも載ってますし」
──そう言うが早いか、鮮魚久良々さんは慣れた手つきで、納豆巻きにマヨネーズを乗せ、てんつゆをぶっかけた。
鮮魚久良々「さあ、食べてごらんなさい」
──食べてみたところ、100倍かどうかは定かではないが確かにウマイ。納豆やネギの味が醤油をかけた時より強く感じられ、それぞれの素材が生きているのだ。
てんつゆがそんな素材の味をさらに際立たせつつ、マヨネーズのクリーミーさがコク深い。結果、全体の味が非常に濃厚に感じられる。これに比べたら醤油をかけた納豆巻きは単なる醤油味だ。
スシローの納豆巻きにこんな食べ方があったなんて……! またしても、スシローの新たな扉が開かれた気分である。ちなみに、その席で私は納豆巻きをあと2つ注文した。それほどにウマイ。スシローに行った際は試してみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.