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【斬新すぎ】24時間営業の無人 “餃子” 直売所「餃子の雪松」に行ってみた! 36個入り1000円で会計はまさかの賽銭スタイル!!
深夜2時に外に出て、誰とも会話せずメシが食える日本ってすげぇよな、みたいなことを書いている人がいた。たしかに今やそういった場所は特に珍しくもない。が、コンビニでもないのに深夜に本格的な餃子を売っている店となると、それはなかなか珍しいのではないか。しかも24時間営業である。
関東を中心に展開する「餃子の雪松」は、24時間いつでも開いている無人の餃子直売所だ。野菜の無人直売所は都内でもたまに見かけるが、その餃子版があるなんて初めて聞いたぞ。深夜にもかかわらず何やら無性に餃子を焼きたくなってきたため、さっそく訪ねてみたい。
・真夜中に餃子
時刻は深夜12時過ぎ。人も車もまばらな大通りで、明かりがついている店はせいぜいコンビニくらいだ。東京都の要請もあって開いている居酒屋はほとんどない。静かなものである。
そんな中、ガッツリ営業していたのが本稿の主役「餃子の雪松」。店舗によっては営業時間が決まっているようだが、こちらの阿佐ヶ谷店は正真正銘24時間営業となっている。しかも年中無休ときた。ほとんどコンビニだなこりゃ。
・餃子直売所
もちろん店内は無人。餃子が入った冷凍庫だけがドンと置いてあり、その隣では店の利用方法を解説するVTRがエンドレスで流れている。こう言っちゃなんだが、かなり奇妙な空間だ。ちょっとディストピアっぽい雰囲気でワクワクしてしまう。
売っているのは1袋36個入りの冷凍餃子(税込1000円)と特製ダレ(税込200円)のみ。焼いた状態のものはないので注意して欲しい。客は自分で冷凍庫から餃子を取り出し、自分で会計をする……んだけど、あれ? そういえば、どうやって支払うんだ?
・驚きの会計方法
あたりを見回すと、そこにあったのはなんと料金箱。そう、まさかの賽銭スタイルである。マジかよ! てっきり券売機でも置いてあるのかと思ったら、なんちゅうアナログなシステムだ。
一応、監視カメラは稼働しているものの、これでは田舎でよく見かける無人の野菜販売所と変わらないではないか。もちろんおつりなんて出ないので、財布にもし樋口一葉しかいない場合は大人しく5袋買って帰るべし。諭吉だけなら10袋だ!
・帰宅
さあ、時刻は深夜1時を回ってしまったが、今から餃子を焼いていこうと思う。包装紙の裏に焼き方が書いてあるので、詳しい調理方法は省略させていただくぞ。早くしないと罪悪感がじゃんじゃん増してしまうからな。
撮影用にちょっと多めに並べて……
フタをして蒸し焼きにして……
水分をとばしたら……
イェェェェェェェエエエエ!
・シンプルでウマい
「雪松」の餃子は野菜たっぷりタイプで、特にニラがめちゃくちゃ効いている。そのせいか、自分で作った餃子以上に手作り感があるのが特徴だ。一方で皮の主張はあまり強くなく、素朴ながらパクパク食べられる飽きのこない味と言えよう。
こんな餃子が深夜でも買えちゃうんだから便利な時代だよなぁ。お店の近くに住んでいる人は、もう一年中餃子に困らないんじゃないか。深夜や早朝にふと「あ、餃子焼きたい」と思い立った時のため(あまりないかもしれないけど)、覚えておいて損はないだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 餃子の雪松 阿佐ヶ谷店
住所 東京都杉並区本天沼1-18-11
時間 24時間営業
休日 無休