「いきなりステーキ」がひそかに新ブランド「ステーキ & カレー WOW!!」をオープンしていたので行ってみた!
【地獄】いきなりステーキ運営会社の株価がヤバイことになっていたので約10万円分買ってみた!
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「いきなり! ステーキ」系列のとんかつ専門店『かつき亭』に行ってみた! このお店を増やしていけば、巻き返しをはかれるかも!?
立ち食いと量り売りで急成長した「いきなり! ステーキ」。アメリカに進出したもののすでに撤退を決定し、国内でも不採算店を順次閉店する予定を発表している。系列店の「ペッパーランチ」はすでに傘下を離れ、このコロナ禍で運営元のペッパーフードサービスの先行きは不透明だ。
そんな同社に1店舗だけとんかつ専門店が存在する。東京・本所吾妻橋の「かつき亭」だ。ここにステーキはない。あるのはとんかつをはじめとする揚げ物だけ。利用してみたところ、これが結構イイ! いきなりの一部店舗をとんかつ専門店にしたら、もしかして巻き返しをはかれるかも!?
・1つだけあった「いきなり! ステーキ」のもの
お店は、東京スカイツリーから徒歩約5分のところにある。ふと見ると、すぐ並びにいきなり! ステーキ吾妻橋店があるじゃないか。客を取り合うことになりはしないか心配だ。きっと何か戦略があって、お店を並べているのだろう。凡人の私(佐藤)にその意図はわからない……。
さて、ここのメニューにはジューッ! と心地よい音を立てる鉄板モノはない。紙エプロンも不要だ。なぜなら揚げ物しかないから、油が飛び散ることを心配しなくていい。メニューを見るとロースかつにヒレかつ、エビフライ、季節商品としてはカキフライもある。
どこを見ても、いきなりを窺(うかが)えるモノは何1つない。……と思ったら、1つだけあった! ドレッシングだ。これを見て改めて「仲間のお店なんだな」と実感できた。なんでか知らないけど、ひどくホッとしたよ……。
・カツカレーに挑戦
何を食べようかな? ロースかつも良さそうだし、ヒレかつもいい。エビフライは1尾がデカいので食い甲斐がありそうだなあ……。などと、アレコレ考えた結果、私はカツカレーをダブル(税別1300円)で注文した。メニューのなかで比較的安く、量を食える気がしたからだ。注文から10分程度経ってカレーが出て来たぞ。
お膳にはカツカレーと味噌汁。飾り気のないシンプルな構成だ。ご飯とキャベツはおかわりが無料となっている。また、みそ汁はプラス税別50円で豚汁に変更可能だ。
ルウは見た感じ、ハヤシソースのような濃厚さ。食べるとやや甘めで、そば屋のカレーを思わせるような味に仕上がっている。
・やっぱりカツが主役
なんといっても主役はカツだ。衣はザクザク、粗びきのパン粉を使用しているそうだ。
肉は色味が浅く、ほとんど真っ白。かすかにピンク色を帯びていて美しい色合いだ
食べると、ほんのりと甘い肉汁が口のなかに広がる。植物油で揚げているそうなので、口当たりはくどくない。油が軽いので、いくらでも食べられそうな気がしてくる。
・かつき亭を店舗展開しては?
近頃は1人焼肉店の躍進が目覚ましい。いきなり! ステーキからそちらの方へ、客が流れているのも否めない。だからかつき亭を少しずつ店舗展開して行き、巻き返しをはかっていくのも良いのではないだろうか。
同じ業種では、「かつや」が強力なライバルにはなるが、かつき亭のポテンシャルなら十分戦える気がするんだけどなあ……。いずれにしてもペッパーフードサービスの今後が気がかりだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 かつき亭
住所 東京都墨田区吾妻橋3-6-15
時間 11:00~22:30
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
「いきなり! ステーキ」に強力なライバル出現!? パンチョ系列の『ステーキロッヂ』が侮れないッ!!
2020年7月「いきなり! ステーキ」を運営するペッパーフードサービスは、「いきなり」および「ペッパーランチ」、計114店舗を閉店すると発表した。自社ブランド間で競合していることやライバル店の出現、さらにはコロナ禍の影響もあって、事業規模を縮小せざるを得なくなったようだ。いきなり一強の時代は終わりを告げ、ステーキ業界はまさに戦国時代の様相を呈している。
今回紹介する「ステーキロッヂ」もまた、その戦乱のステーキ界で名を挙げそうなお店だ。実はここ、あの「スパゲッティーのパンチョ」と同じ系列である。はたして、パンチョ系ステーキ屋の実力は!?
・パンチョの仲間
まさかパンチョの仲間にステーキ屋があるとは、私(佐藤)も知らなかった。運営元は「B級グルメ研究所」だ。同社のサイトを見ると、ブランド一覧には「ローストビーフ大野」や「吉祥寺どんぶり」もある。これらが全部仲間だとは全然知らなかった!
・いきなりに近い価格設定
今回訪問したのは、ステーキロッヂの渋谷店である。はて? この建物の前を何度も通った覚えがあるな……。オープンしたのは2018年9月だから、知らないうちに前を素通りしていたらしい。なお、2020年5月には池袋に2号店も誕生している。
店に入ってメニューを見てみると、看板メニューの「フレッシュロッヂステーキ」と「ジューシーロッヂステーキ」は同一価格で、200グラム税別1000円。おすすめの300グラムは税別1390円となっている。いきなりのワイルドステーキは300グラムで税別1390円(ランチタイム)なので、このグラム数では同じ値段だ。
ところが、いきなりのワイルドステーキ200グラムは税別1130円(ランチタイム)なので、最小単位のグラム数では、ステーキロッヂの方が少しだけ安くなっている。値段設定はほとんど同じと見ていいだろう。
話をロッヂに戻すと、ランチタイムはサラダ・ライス・スープセットが無料になっている(15〜23時は税別390円)。
・ソースが旨い!
注文したのはジューシーロッヂステーキの500グラム(税別2370円)。どうせ食べるなら、がっつり行きたい! そう思い、このグラム数でオーダーした。注文したら、すぐスープとサラダが出てきた。
サラダを食べていると、少ししてステーキの登場! 意外と早い登場だ!!
肉を見たら早さの理由がわかった。表面だけを焼いて、ほぼレア状態で仕上げているからだ。卓上には「フレッシュロッヂステーキ、ジューシーロッヂステーキのお召し上がり方」として、鉄板の余熱で好みの焼き加減に仕上げて食べることを勧めている。コレもある意味 “いきなり式” と言っていいだろう。
この肉の部位はどうやら肩ロースのようだ。脂がほどよく乗っていて、やや歯ごたえがある。塩コショウで下味が付いているので、そのままでも楽しめる。が! ステーキソースを使った方がイイ! なぜなら、このソースがめちゃくちゃ美味いからだ。
ソースは玉ねぎベースとにんにくベースの2種類ある。私が使用したのはにんにくベースだ。たっぷりとステーキにかけて、味を肉によく馴染ませる。
食べてみたら、ソースの甘味と酸味が肉の旨味を良く引き立てている。ぶっちゃけて言うと、このソースが旨すぎて、ソースをおかずにご飯が食えそうな気がしてしまった。それくらい味の立ったソースである。ちなみにたまねぎソースは毎日作っているそうだ。今回はニンニクソースだけで大満足してしまったのだが、次はたまねぎソースを存分に堪能したいと思う。
それにしても、ステーキ業界は今後どうなっていくのだろうか? ステーキのファストフード化の立役者、いきなり! ステーキにはこれからも頑張って欲しいところだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ステーキロッヂ渋谷店
住所 東京都渋谷区道玄坂2丁目10-13 成瀬ビル1F
時間 11:00~翌7:00
参照元:ステーキロッヂ、いきなり! ステーキ、流通ニュース
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24