お店の名前は「Mask.com(マスクドットコム)」と言う。イオングループの会社(コックス)が運営するマスク専門店で、東京駅の八重洲地下街にオープンしたばかり。店内には、500円から10万円までのマスクが200種類以上並んでいる。
加えて、私が訪れたときは人もまた並んでいたことを報告しておきたい。そのため店内に入るだけで30分ほどかかったのだが、結果的に自分史上最高のマスクと出会えた。今までのマスクと比べたら、着け心地の面で別格である。そのマスクは……
『さらマスク』というのだが、ご存知だろうか。名前の通りサラサラしたマスクで、「保湿効果」が1番のウリのようだ。そのほかにも、「接触冷感」「抗菌防臭」「セラミド加工」「速乾性」「伸縮性」「UVカット」などの機能があり、手洗いが可能。
また、素材はポリエステル95%・ポリウレタン5%で、価格は1枚税抜500円。原産国は中国だ。この時点で、「日本製じゃないのかよ」と思う人は多いような気がするが、これがなかなか有能な商品なのである。
実際、『さらマスク』は店内で一番人気の商品らしい。なぜ分かるかというと、この店のマスクコンシェルジュ(いわゆる相談係)が教えてくれたからで、私はコンシェルジュのアドバイスに従って購入した次第。結果的に素晴らしかったのは先述の通りだが、個人的に驚いたことを3つほど紹介しておきたい。
【さらマスクを買ってビビったこと3選】
1. 特に女性からの人気がパない
これは買った後ではなく購入時に気付いたことであるが、『さらマスク』は女性からの人気がすごい。その棚の周りには常に多数の女性が群がっており、学年で1番モテるヤツのバレンタインデーみたいになっていた。
どうやら、商品の特性である「保湿効果」「セラミド加工」「UVカット」あたりが女性からの人気を集めているらしい。男性である私にはいまいちピンと来ないポイントだったのだが……
2. 装着した瞬間に気付いた心地よさ
実際に着けてみると、そのマスクの着け心地が今までのものとは段違いなことに気がついた。特に肌触り。接触している部分が気持ち良いのだ。イメージとしては、ユニクロのエアリズム(下着)に近いだろうか。肌触りがサラサラとしており、軽い。
それは『さらマスク』が接触冷感だからだろうが、似たような機能を持つマスクは他にいくらでもある。それらの中で、『さらマスク』が特に気持ち良いと感じるのは何故だろう。保湿効果的なところも大きいのだろうか? 伸縮性がちょうどいいからだろうか? よくわからないが、とにかく着け心地は最高である。
ちなみに、「1」で触れたように女性人気が高いマスクだったので、妻に商品を渡し、使用後の感想を聞いてみた。すると……
妻「保湿効果やUVカット機能があるのは嬉しいけれど、正直なところ保湿の効果についてはイマイチ分からなかった。それから、多くのマスク同様この『さらマスク』も着けていると熱がこもって暑くなるね。マスクだから仕方がないんだろうけど……。
それにしても、肌当たりは不織布マスクに比べて格段に良かった。特に着けた瞬間のヒンヤリ感。そして柔らかいのも良い」
──的な感じであった。
3. オンラインでも買えた
一般的に、行列ができるような商品は購入するのに苦労するもの……と思いきや、この『さらマスク』は公式のオンラインショップでも購入可(3枚セットで税抜1500円)。
それを知ったときは「行列に並んだ30分の意味って……」と思わなくもなかったが、お店に行ったからこそ、様々なカラバリやサイズバリの中から1つずつ選べた上に、マスクコンシェルジュのアドバイスも聞けたのだ。
実際にマスクコンシェルジュに教えてもらった『さらマスク』が大当たりだったので、個人的には待った甲斐があったように思う。
ただ、このあたりは人によって事情が異なるだろうから、オンラインの方が便利ならそちらを利用した方がいいだろう。なお、『さらマスク』は人気商品ゆえにタイミングによってはオンラインでも品切れになるかもしれないが、今のところは(2020年9月14日時点)まだ大丈夫だ。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
店名 Mask.com 八重洲地下街店
住所 東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 中一号
時間 10:00〜20:00