夏はスタミナッ! 暑さを吹き飛ばすために、味の濃いものやお肉料理を衝動的に食べたくなってしまう。だがそれだけでは、体のためにも良くないので、一緒にサラダを食べた方が良いだろう。とある居酒屋には、時折一風変わったネーミングのサラダが登場するという。その名も「クソ老人サラダ」だッ!! なんじゃそりゃ? なんでも「クソジジィサラダ」に名称変更されることもあるというのだが、いったいどんなサラダなの? 気になって仕方がないぞ~ッ!
奇妙なネーミングのサラダを提供しているのは、神奈川県のJR南武線・鹿島田駅のほど近くにある「すずかづ」という居酒屋だ。こちらは開店時間がいい加減なのに、閉店時間は23時ぴったりを厳守するお店だ。店頭にそう書かれている。
ここの名物はメンチカツ、そのメンチを求めてお店を訪ねたのだが、記者(私)はサービスメニューに思わぬ文言を見つけてしまったのだ、それが「クソ老人サラダ」である。そんな名前をつけてオーダーする人なんているのかな? でも、ちょっと見てみたい気もするぞ。
ということで早速オーダーすると、名前とは裏腹に新鮮野菜が山盛りのフレッシュなサラダじゃないか。どこがクソ老人なんだろう。そんな疑問を抱きながら、お店の様子を見ていると、どうやら店主のユーモアから生まれたメニューであることを理解できた。
このお店は、顔なじみの常連さんが利用している居酒屋である。お客さんが入ってくると店主やスタッフは、「●●さん! 今日は早いねえ」とか「高校野球見た? そうなんだよ、負けたんだよ」など、気さくに話し合っている。しかも「穴子ちょうだい」と常連客に言われると店主は、「ハイよ! 腐った穴子一丁!!」と愛嬌を振りまいて冗談を飛ばしているのである。
「どうしてクソ老人サラダなんですか?」と店主に尋ねると、店主は照れくさそうに笑いながら、「そっちのメニューボードにはクソジジィサラダって書いてあるよ」とメニューボードを指差している。たしかにそちらにはクソジジィと書かれている。記者がポカンとしていると、「日替わりで名前が変わるんだよ。あるときはクソジジィ、あるときは美人サラダ」と別のお客さんが教えてくれた。どうやら深い意味はなく、気まぐれで名前をつけているようだ。
店主の遊び心で、名前だけの日替わりメニュー。ちなみサラダはレタス・紫キャベツ・大根・パプリカ・カイワレ・おくらなどなど、いろいろな種類の野菜が盛り込まれている。これをしょう油ベースのドレッシングで頂くおいしいサラダである。そしてメンチカツは特大級! 推定500~600グラムの大きさで1個だ。サラダもメンチもとにかく大きく、ひとりで食べるような量ではない。
お店に行ってみたいという方は、ひとりではなく複数人で訪ねることをおすすめする。愛嬌たっぷり、元気な店主があたたかく迎えてくれるはずである。あなたが行く日には、サラダはなんいう名前で提供されるのだろうか?
■店舗情報 すずかづ
住所:神奈川県川崎市幸区新塚越136
営業時間:16:00~23:00
定休日:日曜祝日
Photo:Rocketnews24
レポート:フードクイーン・佐藤
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オリジナル記事: とある居酒屋で提供されている「クソ老人サラダ」とは一体どんなサラダ?
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