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【衝撃】ペヤング「モノホントンコツMAX」やきそば、本当に臭い → 歴代最凶のペヤング誕生か?
出だしからいきなりではあるが、ぶっちゃけさせて欲しい。2020年11月2日から発売開始となったペヤングの新商品『モノホントンコツMAXやきそば』はちょっと……いや、かなりヤバい。ウマいとかまずいとかの前に、マジで臭いのだ。私、P.K.サンジュンはその臭さを感じながらこの原稿を書いている。
これまで数々のペヤングを食し、良いことも悪いことも正直にお伝えしてきたつもりだが『モノホントンコツMAXやきそば』は良い意味ではなく長く語り継がれることであろう。さあ、そこのあなた。1度でいいから『モノホントンコツMAXやきそば』を堪能し、歴史の証人になってくれ──。
・明らかな確信犯
そもそもペヤング『モノホントンコツMAXやきそば』には、当初から怪しい雰囲気があった。というのも、公式発表がニオイについて隠すことなく言及していたからだ。
「旨味が凝縮された濃厚な味わいと、九州豚骨ラーメンのような豚骨臭がしっかりと感じられる本物(モノホン)志向の商品です。※風通しの良い所での調理をおススメします」
濃厚で美味しい豚骨ラーメンではあるが、その香りは人によって好き嫌いがあることもまた事実。特に豚骨ラーメン専門店の前を通り過ぎるときに感じる強烈なトンコツ臭は、豚骨ラーメンが好きな人でもなかなかヘビーなハズだ。
さらに言えば、商品紹介の中に “臭” の文字を入れることもどうかしている。仮に豚骨臭がしっかりと感じられるとしても、普通の感覚ならば「豚骨の香りが~」くらいに抑えるのが大人のやり方であろう。そういう意味で『モノホントンコツMAXやきそば』は明らかな確信犯である。
・いざ開封
で、いつも通りの作り方えペヤングを湯切りしたら、あとは問題のソースを投入して絡めるだけ。そして1ミリだけソースを開封した瞬間、私の鼻は異変を感じ取っていた……。
本当に臭いッッッ!!!!
なんということだろう? この臭さはまさにアレ。そう、先述した豚骨ラーメン店の前を通るときに換気扇から出てくるのあのニオイである。マジかよペヤング……! ついにトチ狂いやがったか……!!
ただし、ニオイの有無は個人の感覚によるところが大きい。私1人だけの判断だと、場合によっては『モノホントンコツMAXやきそば』に対する中傷になってしまう可能性もある。そこで当サイトで最も嗅覚が鋭い、編集長のGO羽鳥にもニオイをかいでもらうことにした。
「え、くさいの? なになに? 味じゃなくてニオイ? え、なんで?」と必要以上に警戒するGO羽鳥。で、そろりそろりと鼻を近づけていくと……。
「ううわぁぁあああ……」
さすがに「オエッ!」とはなかなかったものの、彼の苦悶の表情がすべてを物語っていた。GO羽鳥の分析によると「豚骨ラーメン屋の換気扇」に加え「にんにく」と「超大量の粉チーズ」がミックスされた感じだという。いわく「自分では絶対に買わない」とのことだ。
・歴史に残る衝撃作
なお、味については「超濃厚なトンコツ味」であるが、食べた口からもニオイの生き残りを感じるから注意して欲しい。実食からおよそ1時間が経過した今なお、マスク内にヤツの気配を感じている。そういう意味で滞在力も超ド級だ。
というわけで、味うんぬんより本気でニオイがエゲツない、モノホントンコツMAXやきそば。おそらく今後、これほど衝撃的なペヤングはそうそう登場しないだろう。ウマいまずいはこの際、関係ない。歴史の証人になるため、モノホントンコツMAXやきそばをお買いお求めいただきたい。
ペヤング『モノホントンコツMAXやきそば』はメーカー希望小売価格205円で発売中だ。
【問題作】ペヤング「アップルパイテイストやきそば」をおいしく食べ切る唯一の方法
あれは今から3~4年ほど前のことだっただろうか? 各メーカーがこぞって「スイーツ系カップやきそば」を展開していたのは──。明星一平ちゃんは「チョコレート味」と「ショートケーキ味」で世間のド肝を抜き、ペヤングは「チョコレートやきそば」でこの波に乗った。
結局のところ誰も勝者になれなかったことを思うと「スイーツ系カップやきそば」にはそもそも無理があるのだろう。ところが2020年9月、ペヤングが突如として『アップルパイテイストやきそば』の販売を開始した。バレンタインもクリスマスも無関係のこの時期にアップルパイ味を放り込んで来るとは……! 完全に奇襲と言わざるを得ない。
・変わりゆくペヤング
今でこそ短いスパンで変わりダネの新商品を展開しているペヤングだが、実は4年ほど前までは「ペヤングソースやきそば」以外の商品は皆無に近かった。せいぜい「激辛」を細々と販売している程度で「〇〇MAX」といったやきそばは、年に数作が出るか出ないかくらいだったと記憶している。
潮目が変わったのは3年ほど前からで、一時期は毎週のように新商品を販売。あまりに目まぐるしい展開に消費が追いつかず「スカルプDやきそば」を筆頭にいくつかのペヤングは、スーパーなどで投げ売りの対象となっていた。いつまでも売れないペヤングに、切ない感情を抱いた方も少なくないだろう。
・スイーツ系は過去に1作だけ
その流れの中で発売されたのが「チョコレート味」で、黒帯ペヤンガーを自負する記者の記憶だと、唯一の “スイーツ系ぺヤング” である。その後も新商品ラッシュを仕掛けているペヤングではあるが、スイーツ系がこの1つだけだったことを考えると「もうスイーツ系はこりごり」と大いに反省したに違いない。
ところが──。
なんの前触れもなく『ペヤングアップルパイテイストやきそば』が発売されたから驚いてしまった。公式サイトには「アップルパイの味わいを忠実に再現した、おやつ感覚でお楽しみいただけける商品です」と手短に記されているが、なぜこのタイミングなのかについては言及がない。
実は虎視眈々と「スイーツ系カップやきそば」を狙っていたのか? それとも偶然「これならイケる!」と会心の仕上がりになってしまったのか? 確かめる方法はただ1つ、実際に食べてみるしかないだろう。
・香りがすごい
というわけで、近所のスーパーで『ペヤングアップルパイテイストやきそば』を購入し、いざ実食! 作り方はいつも通りのペヤングで、湯切りをして麺にソースを絡めれば完成だ。かやくの「乾燥りんご」が戸惑っていたように見えたのは気のせいだろうか?
それはどうでもいいとして、特徴的なのは むせかえるほどのド甘いバターの香りである。駅構内で鼻をくすぐるような、あるいはマックのアップルパイを鼻の奥に突っ込まれたような、とにかく甘い香りがハンパではない。震える箸に麺を絡ませて食べてみると……!
おや? 意外と甘くない。
・麺は塩分が強め
先述のように香りは「ド甘いバター」である。……が、食べてみると甘さは控えめて、むしろそれなりに塩分が強い。香りからメチャメチャ甘い味の麺を想像していたが、カップやきそばとして考えた場合、これくらい塩気がないと食べ切るのは難しいハズだ。
だが、ウマくはない。
忌憚(きたん)なく申し上げるが、塩分を強めにして「やきそば」にだいぶ寄せている一方で、アップルパイ感はかなり失われてしまっている。香りはド甘くアップルパイ、片や味は塩気が強め……。何度食べ直しても美味しいとは思えず、チグハグな印象は否めなかった。
・食べ切る唯一の方法
正直、親から相当厳しくしつけられているか、断食4日目くらいのペコペコちゃんでない限り『ペヤングアップルパイテイストやきそば』を完食するのは難しいハズ。とはいえ、誰でも真似できる技が1つだけある。ズバリ「イマジネーション」だ。
とにかく脳をフルで活性化させ「本場ヨーロッパの塩分の強いアップルパイを食べている」と自分に言い聞かせよう。「日本のは甘すぎるんだよね」「本場はこんなもんだよ」などと、適当なシチュエーションをでっちあげるとさらに効果は高い。
するとあら不思議……意外と食べられる。人間の持つイマジネーションの力を最大限に発揮できれば『ペヤングアップルパイテイストやきそば』も最後まで何とか食べ切れるだろう。逆に純粋に『ペヤングアップルパイテイストやきそば』を食べてしまうと、なかなか厳しい戦いになるハズだ。
というわけで、『ペヤングアップルパイテイストやきそば』を召し上がるうえで何より重要なのは “イマジネーション力” と申し上げたい。『ペヤングアップルパイテイストやきそば』はメーカー希望小売価格税別205円、全国のスーパーやコンビニで販売中だ。
瞳を閉じて
君を描くよ
それだけでいい
例え世界が僕を残して
過ぎ去ろうとしても
──完──