【悲報】「東京チカラめし」が初となる『鰻の蒲焼き牛丼』を発売するも、現在の店舗数がヤバすぎて鰻食ってる場合じゃなかった
東京チカラめしの1号店が再びリニューアル!(約1年ぶり2回目) なんと海外進出も決定しているぞ~!!
絶滅危機の「東京チカラめし」が意外な場所で食える! 居酒屋「金の蔵」で間借り営業を開始してた!!
一時、全国に100店舗以上を展開していた「東京チカラめし」の1号店(池袋西口店)が、2020年10月30日をもって閉店することがJタウンネットの取材で明らかになった。これにより、11月から実店舗はわずか5店舗になってしまう。
もはや「絶滅寸前」といっても過言ではないのだが、実は意外な場所でチカラめしを食べることができるぞ! 居酒屋「金の蔵」の限られた店舗で、ランチ時にチカラめしのメニューを提供しているのだ。提供する店舗は少しずつ増えているので、絶滅は免れるかもしれないぞ~!
・金の蔵で間借り営業
東京チカラめしは2011年に1号店が誕生し、飛ぶ鳥を落とす勢いで全国に展開。あっという間に100店舗を超えるまでに成長した。しかしここ数年で閉店が相次ぎ、気が付けば数えるほどしか店舗が残っていない状態になってしまった。今年に入って、新宿西口店がリニューアルオープンしたものの、その後に店舗が増えることもなく、1号店が閉店する事態となっていた。
そんななか運営元の三光マーケティングフーズは、同社が運営する居酒屋「金の蔵」でチカラめしのメニューの提供を開始した。11時30分から15時までのランチ時間に「間借り営業」として焼き牛丼やカレーなどの販売を行っているのである。
私(佐藤)が確認した範囲では、東京・渋谷東口店と錦糸町北口店でこの間借り営業を実施している。
このほかに秋葉原の金の蔵でもランチ時に提供を行っているようだ。
・通販も開始
それだけではなく、チカラめしはネット通販も開始している。2020年10月1日より、焼き牛丼の具の販売がスタートした。これにより、自宅でいつでもチカラめしの味を楽しむことができるようになった。もし仮に実店舗がすべてなくなったとしても、チカラめしの味は途絶えることはないだろう。
・助け合い
さて、実際に渋谷東口の金の蔵で “間借りチカラめし” を利用してみよう。ここはランチの時間、チカラめしメニューのみを提供している。焼き牛丼の並が税込550円。もっとも高いものでも、唐揚げカレーの特盛が税込900円となっている。1000円でお釣りがくる財布にやさしい価格設定だ。
余談だが、ここは銀だこ監修のたこ焼きも販売している。そういえば、小僧寿しでゴーゴーカレー監修のカレーの販売を開始しているそうだ。飲食業界は助け合わなければ、このコロナ禍を乗り切るのが難しくなっているのかもしれない。
・金の蔵で食べるチカラめし
実物を見ると、実店舗のものよりも盛り付けがキレイに見えるのは気のせいだろうか? とても上品に見える。
出てくるスピードがかなり早かったので、冷凍の具材を使っているのかもしれない。見た目はキレイだが、焼き牛丼の魅力の1つである香りをそこまで感じられなかった。タレの香りはしっかりしているけど、肉を焼いた風味がやや乏しいように思う。
それでも肉には旨味があり、実店舗に限りなく近い味だ。
550円という価格に見合う食べ応えで、満足いく昼食をとることができた。東京チカラめしはもちろん、金の蔵もコロナ以降厳しい経営状況が続いているはず。互いに助け合うことで何とか現状を打破して欲しい。そして、東京チカラめしが再び店舗を拡大することを祈っている。
・今回訪問した店舗の情報
店名 金の蔵 渋谷東口店
住所 東京都渋谷区渋谷1-14平野屋ビル
時間 11:30~15:00(平日のみ)16:00~翌5:00
「東京チカラめし」がいつの間にか「新チカラめし」にリニューアル!? 1番高い特選重を食ってみた!!
2011年当時、牛丼チェーン業界に革命が起きようとしていた。業界に君臨するのはご存じ、吉野家・すき家・松屋の御三家である。そこに「焼き牛丼」を武器に乗り込んだのが、『東京チカラめし』だった。誕生から約1年で100店舗を達成し業界の勢力図は書き変わるのか!? と思われたものの、それ以降、相次いで店舗が閉店し、現在は全国で6店舗まで縮小してしまった。
ふと、そんなことがあったと思い出して、久しぶりに東京・新宿西口1号店に行ってみると、営業が続いていることを確認できた。しかも看板をよく見ると……。新チカラめし!? コレはもしや生まれ変わったのか? 復活のノロシか?
・創業昭和50年
調べてみたところノロシではなかった……。新宿西口1号店は2020年5月にリニューアルしている。それにともなって、このお店の看板に「新チカラめし」と書かれたようだ。業態や組織が変わった訳ではなく、おそらくリスタートする気持ちを “新” であらわしたのかもしれない。ちょっとワクワクしちゃったよ……。
さらによく見ると、看板には以前なかった「創業昭和50年」とある。あれ? そんな昔からあった? 実はコレ、運営元の三光マーケティングフーズが昭和50年に牛丼屋を開業した年とのこと。東京チカラめしの1号店誕生は平成23年(2011年)だ。
・特選だと!?
久しぶりに定番の焼き牛丼(現在は焼き牛重)税込600円を食べようかな? と思ったら、「特選重」というメニューがあるじゃないか。コレは美味いんじゃないのか?
特選の「ミスジの焼き牛重」は並盛税込850円・大盛税込950円となっている。よし、コレの並盛を頼んでみよう!
・変わらないチカラめし
券売機で食券を買って席に着くと、まずは検温。入店はマスクの着用を推奨しており、新型コロナ対策も行われている。そしてしばし待つと、お重が出てきた。
フタを開けると、肉の香ばしいかおりがふわりと広がる。牛丼といえば丼ぶりだけど、お重に入っていると特別な料理を食べるみたいでイイな。
食べてみると、変わらぬチカラめしの味だ。甘辛いタレがしっかりとかかっていて、味は濃いめ。町の飯屋といった感じ。シャレっ気はないけど、気取らず食えるのがいい。
紅ショウガではなく、ガリを出すところも変わってなくてホッコリした。
焼き牛丼が登場した当時は、「斬新」と感じたけど、今では「懐かしさ」を覚える。2011年の誕生から来年で10周年。当初掲げていた1000店舗という展開には現状ほど遠いけど、出来る範囲でお店を続けていって欲しい。時々食べたくなる味なんだよな。
・今回訪問した店舗の情報
店名 東京チカラめし 新宿西口1号店
住所 東京都新宿区西新宿1-15-3 オムニクスビル1F
時間 5:00~翌3:00