アホの上司が「自転車のサドル高くしといて」と言ってきたので死ぬほど高くしてみた結果

上司ウッゼェェェエエエ! 存在するだけでウザイというのにアホとなれば手がつけられない。そして、残念なことに、我々ロケットニュース24の創設者であるYoshioは空前絶後のアホである。小6の算数のテストをやらせてみたら33点しか取れなかったことは以前の記事でお伝えした通り。どこに出しても恥ずかしくない全力のアホである。

ある日、私(中澤)が会社で仕事をしていると、そんなアホ(Yoshio)が言ってきた。「会社の自転車のサドル上げといてくんない?」と。ハ? 自分でやれや。そう思いつつも一応は上司。そこで、そんな雑用を私に頼んだことを後悔させることにした

・とにかくサドルを上げたいYoshio

確かに、会社所有の自転車はコンパクトサイズの小さいものだ。しかし、見てみるとサドルは結構限界まで上がりきっている

「これ以上上げて大丈夫ですかね?」

Yoshio「大丈夫大丈夫! っていうか、サドル低くね? あ、オレの足が長いのか」

──ウゼェェェエエエ! 「大丈夫か」は足が届くかどうかを聞いたものではなかったのだが、そんなにサドルを上げて欲しいなら望み通りにしてやろうじゃないか。というわけで、さっそく金物店に行って良い感じのステンレスパイプを購入した

・これで満足か

チャリのサドルを外し、そのステンレスパイプをぶち込んで、かぶせるようにサドルをパイプの上につけると……

死ぬほどサドルが上がった

思ったより上手くできたので、さっそくYoshioを呼んでみよう。おーいYoshio! 言われた通りサドル上げといたよ!! これで満足か?

Yoshio「……。」

サドルが死ぬほど上がったチャリを前にしても見上げるのみのYoshio。おいおい、これほど手間をかけて乗らないのはチャリが泣くというものだろ? というわけで、Yoshioを乗せてみることにした。

・信じがたい光景

天高いサドルを登っていくYoshio。これでヤツも少しは後悔するはずだ。だがしかし! サドルに座った瞬間、信じがたい光景が私の目に飛び込んできたのである!! マジかよ……

楽しそうにしてやがる

天井に触れるのが嬉しいようで、キャッキャキャッキャしているYoshio。冷静に考えたら、キレてもいい場面であることは誰の目にも明らかだが、普段より高い景色にそんなことはすっかり忘れているようだ。クッ、まさかここまでとは

しかし、信じがたいことにこんな男でも部下がいるというではないか。バカな!? 誰がこんなアホの下で働くというんだ!? 恐るべきことに私である

もはや、狂気じみたテンションになっているYoshio。その表情からはわずかばかりの知性も読み取ることはできない。そしてついには……

インスタにも投稿したァァァアアアッ

この一連の出来事を経て、私はしみじみと思った。

ナントカと煙は高いところが好きとはよく言ったものである……と。

<完>

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



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