【店員さんに聞いてみた】ハラル食材チェーン・スパイシーフードネットワークの「レトルトカレー人気ベスト3」がこれだ!

手軽で美味しいレトルトカレー。1人暮らしで一食だけカレーが食べたい時などにも最適だ。そんなレトルトカレーがハラル食材チェーン・スパイシーフードネットワークで売られていたので買ってみたら、ガチ本場の味だったことは以前の記事でお伝えした通り。

だが、購入した「チキン・カラヒ・カレー」以外にもスパイシーフードネットワークには様々なレトルトカレーが揃っている。そこで店員さんに人気のレトルトカレーベスト3を聞いてみた

・一歩入ると南アジア

バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタンなどの食材を扱うスパイシーフードネットワークは、御徒町、秋葉原に展開するハラル食材チェーン。一歩店の中に入るとそこは日本とは思えない世界。見たことのない調味料やメーカーが棚にひしめき合っている

・レトルトカレー人気ベスト3

とは言え、御徒町店店員のデラワルさんは日本語ペラペラで言葉の壁を全く感じさせない人だった。そこで人気のレトルトカレーを聞いてみたところ、めっちゃ親切に教えてくれたぞ! ベスト3は以下の通り。

3位 MTR「ほうれん草とカッテージチーズカレー 税込350円」

2位 MTR「カリ パコラ(ヨーグルト風味の北インドカレー) 税込350円」

1位 MTR「ミックスベジタブルカレー 税込350円」

──なんと、全てが「MTR」という会社の製品。MTRはインドの会社で、1924年に設立された伝統ある食品加工会社なんだそうな。

・断トツ人気の理由

それにしても、他の会社のレトルトカレーもあるにもかかわらず、人気と聞いてMTRの棚に迷わず向かったデラワルさん。そこまで断トツの人気を誇る理由は何なのだろうか? 聞いてみたところ……

デラワルさん「ベジタリアンが多いから、肉のレトルトがあんまり売れない」

──とのことだった。そう言われてみれば、1位から3位まで全部肉が入っていない。唯一「カリ パコラ」には肉っぽい塊が入っているが、これは豆コロッケ。MTRはベジタリアンに特化した会社なんだそうな。

・日本人が食べてみた感想

味についても触れておくと、日本人の私の舌でもNo.1はミックスベジタブルカレーだった。酸味と辛みのバランスも良く、そこにミックスベジタブルの甘みがハーモニーを奏でコク深い。

逆に、一番日本から遠いと思ったのが「カリ パコラ」。酸っぱいのはヨーグルトだろうか? 唐辛子を漬け込んだお酢のような味のルーで馴染みのない味である。

一方、「ほうれん草とカッテージチーズカレー」は、辛さ控えめのまろやかな味。特にほうれん草の風味が強く、チーズはまろやかさの演出に全力を使っているような感じでそこまで濃厚なチーズ臭さは感じない。人によっては、このまろやかさを好む人もいるだろう。

・レトルトカレーに見る文化の成熟

それにつけても、どれも食べごたえは抜群だ。1袋300gの量があるし、ミックスベジタブルカレーなんてこれだけでオカズになるくらい具がギッシリ詰まっている。このカレーは若槻千夏でも飲み物とは言わないだろう。これで350円は明らかに安い。

日本ではベジタリアン向けと言えば、高かったり少なかったりするイメージがあるが、ボリューミーかつコスパの良い価格設定は驚きである。インドの人気レトルトカレーにベジタリアン文化の成熟を見た。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



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