見てきました。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を。 SNSでは1日中 “煉獄さん” “無限列車” など、鬼滅ワードがトレンド入り。お祭り騒ぎである。もう見たよという方も、たーくさんいらっしゃることだろう。
すでに原作で描かれている「無限列車編」。記者も原作を読破しているため、自ずと内容を知っていることになる。そんなこんなで、ぶっちゃけ記事にする気はなく、朝イチに見に行くことはしなかった。
しかし鑑賞後、どうしても記事にしなければならない理由ができてしまったのだ。それは、思わず映画館で「えっ……???(割と大音量)」と声を出してしまうほどの衝撃。理由は、物語のラストに登場する鬼である。
・老若男女が鬼滅映画に集う
上映数が異常なほどに多い、時刻表な意味だなんて言われている『鬼滅の刃』。記者が暮らす奈良県の某映画館もご多分に漏れず、4スクリーンを使ってブンブン回していた。館内グッズ売り場も混雑を避けるため整理券を配布するなど、気合十分。こんな光景は生まれてはじめて見る。
記者は午後2時過ぎスタートの回を見たのだが、客層は老若男女。小学生や中高生も多かった。君たち、学校はどうしたんだい? きょうは『鬼滅の刃』公開初日休校なのかな。席は当然、ほぼ満席だ。
・鬼に全集中
予告では、エヴァンゲリオン劇場版の最新映像なども流れ、ワクワクが高まってきたところで「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の本編がスタート。映像の素晴らしさがさすがだな、禰豆子(ねずこ)ちゃんが可愛いな、ここぞという時に踏ん張れる善逸は素敵だな、煉獄(れんごく)さんは良い男だな……
そんなことを考えているうちに、物語はあっという間にクライマックスへ。ラスボス的に、それはそれは強い鬼が登場だ。うんうん、知ってるよ。原作読んだもん………んんんんん……えっ!?
ちょっと待てちょっと待て。なんだコイツは。私の知っているアイツじゃないぞ!!!! 念のため言っておくと、原作とストーリーが違うとか、そう言うことでは全くない。安心してくれ。
ただ彼が動き喋ったことで、原作とはガラリと印象が変わってしまったという話だ。正直、漫画に登場するヤツはあまり好きではない。割と憎い。しかしどうしたことだろう……良いじゃないか!
記者の後ろに座っていた女子高生風の2人組も、同じ場面で「きゃ! えっ!?」ッと言っていたので、驚いたのは記者だけではないハズだ。
とにもかくにも、映画館に行ってみて良かった。これを見ずに原作だけ読んで、鬼滅の刃のことを知った気にならなくて本当に良かった。原作を読んだ人こそ楽しむことができる、そんな映画だったのだ。
さあ、鬼滅の刃未読・未見の方をはじめ、原作を読了したそこのアナタ。まあいいか~~だなんて思わず、映画館に行くことを激しくススメたい。最後に出て来る鬼がね、良いのよ。マジで……。
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.