【衝撃】日乃屋カレーのレトルトが日乃屋カレーよりウマイ / あるいは、日本一ウマイカレーはレトルト日乃屋カレー説
ライフでも売ってた『地獄のカレー』はどれくらい激辛なのか? 食べてみた感想「人はみなマグロ……」
【衝撃】2300円のレトルトカレーを食べてみた結果 → むしろ安いかもしれない……
【検証】カレーが日本に伝わった時、味は今と違ったのか? 明治時代の文献を参考に作られた『神戸ハイカラ牛すじカレー』を食べてみた!
ハイパー駅そば「しぶそば」がレトルトカレーを発売! ひと足早く『そば屋のカレー』を食べてみた!! 立ち食いそば放浪記:第273回
【保存版】2500食以上レトルトカレーを食べたマニアがオススメするご当地レトルトカレー3選 / 浅草『カレーランド』
2500食以上レトルトカレーを食べたマニアがオススメする「本当に肉がデカイ」カレーがこれだ! トロピカルドラゴンカレー
【カレーの日】レトルトカレー好きがオススメする “具がゴロゴロすぎる” レトルトカレー4選!
【最強レトルトカレー】369円だけど具がゴロゴロで深い味! 北野エースPBの「大人のためのビーフカレー」が高コスパすぎる!!
レトルトカレーも近年は深い味のものが増えた。大きい肉が入っているものから、とても上品な味がするものまで、そのこだわりは専門店のカレーに勝るとも劣らない。でも、ウマイレトルトって高いんだよね。
価格が上がると必然的に、レトルトの良さである気楽さが失われることになる。安くて激ウマなレトルトカレーはないものか。我々スタッフ、一生懸命、一生懸命捜しました。そしたらね、見つかりましたよ。「大人のためのビーフカレー」さんが。
・キタノセレクションが開発
首都圏を中心に展開するスーパー「北野エース」で税抜き369円だったこのカレー。東京スカイツリーソラマチ店で売り上げ1位だったのだが、その正体は「キタノセレクション」が開発したものだった。
勘の良い人は名前で大体想像がついたと思うが、「キタノセレクション」は北野エースのPB(プライベート・ブランド)である。その商品の数々は、北野エースのバイヤーたちのアドバイスにより開発されているのだとか。
北野エースと言えば、レトルトカレーの品揃えが圧巻なことで知られている。そんな北野エースのバイヤーたちはレトルトカレー意識も高いに違いない。はたして、どんなレトルトカレーに仕上がっているのか?
・369円なのに具がゴロゴロ
作り方を見ると、湯煎、レンチン、中身を鍋で温めるという3パターンについて注意事項が書かれている。どうやら、湯煎の場合は3分温めたら良いようだ。というわけで、さっそく作ってみた!
ご飯にカレーかけてみてまず驚いたのは、思ったよりも具がゴロゴロしていること。具が入ってないようなレトルトもあるというのに、このカレーには、にんじんやジャガイモどころかゴロッとした肉まで入っている。ビーフカレーは名ばかりではない。
・味はどうか
とは言え、大事なのは味だ。価格を考えるなら、やはりちょっとくらいレトルト臭さの残る安っぽい味は覚悟しなければなるまい。もしそうであったとしても納得できるくらいには具が入っている。そう考えつつひと口食べてみたところ……
ウマイやん。
安っぽさなど全くなく、むしろ深い。まろやかかつ後を引く辛みには十分に熟成されたカレーの旨味を感じる。その味に単調さはなく、そのまま食べ続けても飽きるどころか次の1杯が欲しくなった。
・美味しいところを押さえてる
結果的に一瞬で食べ終わってしまったが、おかわりが欲しくなる。なんなら、明日の飯もこれで良い。さすがに上品と言うほどの高級感はないのだが、心の隙間にそっと寄り添ってくれる味だ。
369円であることを考えれば120点である。レトルトカレーの美味しいところをしっかり押さえつつもちゃんとウマイ。さすがレトルトカレーを知り尽くす北野エースのPB……その高コスパさに私はこうつぶやくしかなかった。素敵やん──と。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【最強レトルトカレー】飛騨牛がホロホロにトロける吉田ハムのビーフカレーが激ウマ! 染み出す上品な旨みは907円でも満足しかない!!
家で作るカレーってなぜあんなにウマイのか? 明らかに店のカレーの方が良い材料を使っているのに、家カレーにはなかなか勝てない。レトルトとなると家カレーには絶対勝てない……
と、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。だけどあったんだ。家カレーでは到達できない高みに達しているレトルトカレーが。
・ビーフカレー飛騨牛
そのレトルトカレーと出会ったのは、東京スカイツリー下のショッピングモール「ソラマチ」にあるスーパーマーケット『北野エース 東京スカイツリータウンソラマチ店』。北野エースは、多種多様なレトルトカレーを揃えていることで知られるが、ソラマチ店の売り上げランキング2位に入っていたのが……
「ビーフカレー 飛騨牛(税抜き907円)」。
飛騨牛と言えば日本有数のブランド牛。レトルトカレーにそんな牛肉が使われていることからすでにおかしいのだが、ゆえに907円というレトルトにしては高い価格設定は納得できた。
・中身を確かめてみよう
しかし、こういった商品は、組み合わせのインパクトだけで2位になっている可能性もある。フタを開けてみれば907円の価値がないことも多い。そこで実食し確認してみるために購入した。
パッケージ裏には「厳選された飛騨牛の肉がたっぷり入った贅沢なビーフカレーです」という説明が書かれている。でも、レトルトの「たっぷり」って信用できないんだよな。内容量を見てみると、220gとなかなかの量であることが分かるが、はたして肉はどれくらい入ってるのだろう? 5分ほど湯煎して米を盛った皿に開けてみたところ……
悪くない。
家カレー感覚で言うと「たっぷり」と言えるかどうかは微妙なラインだが、レトルトカレーにしてはちゃんと肉が入っている方だ。これが飛騨牛……。
・主役
食べてみると、肉がホロホロと裂けながらトロけるように口の中で崩れていく。さらに、後を引く旨みは、もはや形のない肉の記憶でご飯が食べられるレベル。舌に旨みが染みついてくるようである。自然とスプーンが動き、カレーライスをすくって口に運んだ。すると……
ウンマァァァアアアッ!
え? 何コレ? ウマッ! カレーソースが超ウマイ!! それも単純にカレーのコク深さだけではなく、奥に何やら上品な旨みが広がっている。これは……牛肉の味か!?
カレーの味以外にキラキラと輝くような脂の旨味が広がるのである。しかし、その脂に重さはなく、むしろワインのような爽やかさがあって、見事にカレーと調和しているではないか。
私は勘違いしていたかもしれない。飛騨牛推しのパッケージにてっきり肉が主役だと思っていたが、このカレーの主役はカレーソースだ。肉以上にカレーソースが最強すぎる。これが飛騨牛!
・飛騨牛と歩んで40年以上の歴史ある会社
なお、このレトルトを販売する吉田ハムは飛騨牛の生みの親であり、40年以上をともに歩んできた会社。企業のキャッチフレーズも「飛騨牛とともに」という、まさに飛騨牛を知り尽くす企業だ。
そう考えると、このレトルトは吉田ハムの40年の結晶と言えるだろう。家で1日2日寝かせた程度では到達できない高みがそこにあった。907円でも大満足である。