バーガーキングがご乱心である。2020年10月23日より『THE FAKE BURGER(ザ・フェイク・バーガー)』の販売を開始したのだが、ビジュアルがちょっとおかしい。
厨房スタッフがこぞって辞職してしまったのだろうか。どうやらハンバーガーの作り方が、わからなくなってしまったようだ。バンズにポテトを挟むという愚行を演じている。一体全体どういうつもりなのか、食べてみることにする。
・新感覚のバーガー?
『THE FAKE BURGER(ザ・フェイク・バーガー)』は、フレンチフライとビーフ100%のひき肉を使用したミートソースにマヨネーズを加えて、バンズで挟んだ “新感覚のバーガー” とのこと。
新感覚というか、そのあたりにあるモノをぶち込んでいるだけのような印象を受けるが……おそらく記者の気のせいだろう。ソースに肉を使っているので、菜食主義者のために開発された商品という訳でもなさそうだ。全体的に謎である。
・セットもあるよ
よくわからんが、食べてみると驚くほどに美味しいのかもしれない。なにはさて置き注文だ。しばらく列に並んでいるみなさんが注文する商品を観察していたが、誰一人として『ザ・フェイク・バーガー』を頼む様子はない。……ふむ。
単品(税込290円)ほかセット(590円~)もあるようだ。せっかくなので、フレンチフライ(М)とドリンク(М)のセットを頼むことにした。サイドメニューについては、プラス料金を払えばオニオンリングやココナッツシュリンプに変更も可能らしい。
しかし、フレンチフライが一番スタンダードかつお安くすむようなので、そのようにした次第。若干ポテト尽くしのような感も否めないが、気にしないことにする。
・ソースが美味しい
ものの数分で出来上がった『ザ・フェイク・バーガー』。記者が足を運んだ時間帯にもよるのだろうが、未だかつてない速さだ。包みを開けると、事前情報通り、バンズにポテトが挟まっている。
ポテトにはソースがかかっているだけで、そのほかの具材は一切なし。なんという潔さだろうか。表現し辛いモヤモヤを心の内に抱えつつ、まずはひと口食べてみる。
ん~~~なるほどなるほど。ソースが美味しい。ポテトとよく合っている。バンズとも、合わなくはない。普通に美味しい。美味しいがしかし……これは非常にコメントしにくい。
アリと言えばアリ、といったところだろうか。コロッケバーガーとかに近い感じ、と言えば伝わるだろうか。ソースの効果により、思いのほかバンズとポテトに一体感が生まれていたことが発見と言えば発見だった。
そんなこんなでサイドメニューのポテトを間に挟みつつ、バーガーを完食。それにしても美味しさ云々は脇に置いて、存在が正直カオスでしかない。
バーガーキングはどういったつもりで、この商品を販売しているのか。食べ終わったところで、正直全く見当がつかなかった。実際に口にしてなお、ここまで意味不明で、翻弄される食べものもめずらしい。
こちらの商品は、11月5日までの期間限定商品だ。気になった方は一度、食べてみると良いだろう。その上で何かしらの発見があった場合は、ぜひ教えていただきたい。きっとモヤモヤすると思うけどな……!!
参考リンク:バーガーキング『THE FAKE BURGER(ザ・フェイク・バーガー)』
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.