【正直レビュー】マクドナルド『ごはんダブチ』を食べてみた! 他のごはんバーガーと違う2つのポイント

マクドナルドの新しいごはんバーガー「ごはんダブチ」がウマイと噂になっている。現在、17時からの夜マックでごはんバーガーが復活しているわけだが、2020年10月28日にそこに加わったのが「ごはんダブチ」だ。内容はダブルチーズバーガーをごはんで挟んだもの。

いやいや、でもそれ味の予想つくやん? 他のごはんバーガーと比べてウマイって言うほどなんだろうか。気になって食べてきたため、正直にレビューする。

・価格

まず、価格から触れると、ごはんダブチは単品税抜き390円。ダブルチーズバーガーが340円なので50円差がある設定だ。とは言え、ごはんてりやき(税抜き390円)にしても、ごはんベーコンレタス(税抜き410円)にしても、ごはんチキンフィレオ(税抜き410円)にしても、同様の価格差なので特に高くなっているという心配はないだろう。

・ポイント1

しかし、食べてみると、他のごはんバーガーとは明確に違うポイントが2点ある。1つは肉感。2枚のビーフパティの肉の旨みが想像以上に感じられる

これは挟んでいるのがごはんであるため、口の中でより一体化することによって生じる効果かと思われる。焼きおにぎりのようにごはんについた醤油味も肉の味を引き立てているように感じた。

考えたら、ごはんバーガーの中で100%ビーフパティが入っているのは「ごはんベーコンレタス」だけだった。しかし、個人的には米の味に対し肉の味が足りないと感じていたので、ごはんダブチがごはんベーコンレタスより20円安いのは得に感じる

パンの甘みも強い通常のハンバーガーだと、上記のような点は気にならなかったが、これが相性というものなのかもしれない。逆に言うと、これだけでもダブチとごはんバーガーの相性は良いと言える。

・ポイント2

もう1つのポイントはソースだ。ごはんダブチには唯一ケチャップが使われている。マヨネーズかオーロラソースで若干もったりした味の他のごはんバーガーと違い、キレがあるケチャップの酸味と甘みと肉とチーズのバランスが非常にアメリカン。原色のポップアートのような派手さがある。

むしろ、本家ダブチよりもダブチの味が前に出ているように感じた。これもひょっとしたらバンズほど味が強くないご飯だからかもしれない。

まあ、マクロな視点でウマさの話をすると、マクドナルドのごはんバーガー自体が苦手な人はウマイとは感じないと思うので好みによるとしか言えないが。個人的には、マクドナルドのごはんバーガーの中で一番肉とごはんのバランスが良いと思った。

参照元:マクドナルド「ごはんダブチ」
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【ヤベェよ】マクドナルドの『ハミダブチ』と『トリチ』に生じた疑問 → 禁断の真相を探ってみた結果…

マクドナルドにて2020年10月21日から販売が開始されていた「ヤベェよ、ダブチ!」シリーズ。キムタクがまたクセの強い独特の持ち方をしているCMのヤツ……と言った方がピンとくる方もいるかもしれない。

単にダブルチーズのアレンジ版だろう……的な感じでスルーしていたのだが、あることに気づき、そして疑いを抱いてしまった筆者。もしかしたらこれは触れてはならない禁忌かもしれない。だがあえて追及しようと思う。もしや『ハミダブチ』と『トリチ』って、ほぼ同じモノなんじゃないのか?

・ヤベェよ

きっかけは、筆者が近所のマクナル前でキムタク風のバーガーの持ち方を練習していた時に得てしまった、とある「気づき」だ。「ヤベェよ、ダブチ!」シリーズは『辛ダブチ』、『ハミダブチ』、そして『トリチ』の3種展開。

今回『辛ダブチ』は無関係なのでおいておくとして、『ハミダブチ』と『トリチ』の2種はどちらも420円。そして、公式HPにある両者の説明には、それぞれ以下の記述が見られる。

ハミダブチ:「つなぎの入っていない2枚のジューシーなビーフパティは、「ダブルチーズバーガー」の1.3倍*以上のバンズからはみ出るサイズの大きさ~(*焼成前重量比)」

トリチ:「つなぎの入っていない100%ビーフパティが3枚も入った魅惑のトリプルビーフパティに、コクのあるチェダーチーズを3枚サンド~」

おそらく、両者とも使用されているパティの質は同じものなのだろう。主な違いとしては『ハミダブチ』はパティのサイズがデカく、『トリチ』にはパティが3枚入っている点だ。そして、くりかえすが……

どちらも420円

値段が同じ。思ってしまたのだ。もしかしてこの二つ……肉を縦に積んだか横に引き延ばしたかの違いだけで、ボリュームや中身は同じモノじゃないのか……?

広告のキムタクの顔の下には、『ハミダブチ』と『トリチ』の大きい写真が掲示されていた。この疑問を胸に抱いてしまった筆者の目には、パティの枚数やサイズを除けば、もはや両者は同じモノに見えてしまう。そちらが気になって、キムタクですらも意識の外だ。これは詳しく調べねばなるまい。

ここで先に結論を述べよう。当初筆者が抱いた『ハミダブチ』と『トリチ』に対する疑いは、恐らく間違いだ。両者は同じモノではないと思う。むしろ、そこには些細ながらも明確な優劣が存在したのだ……。

・検証

ということで、急いで『ハミダブチ』と『トリチ』をゲット。

まずは重さを計ってみると、『ハミダブチ』は193グラム。『トリチ』は213グラムであった。てっきりほぼ同じ重さだと思っていたため、これは意外だった。同じ値段なのに『トリチ』の方が重いとは。ということで、早くも『トリチ』が重量に対するコスト比で『ハミダブチ』を上回ることが明らかになってしまった。

ここで終わってもいいが、せっかくなのでもう少し違いを探ってみよう。まず、両者の20グラムという差だ。これは肉の量の差か、それとも見た目的に明らかなチーズ1枚分の差だろうか? 分解してみると、『ハミダブチ』は確かにパティがデカい。入っている具材はチーズ、ピクルス、玉ねぎ、そしてケチャップ。

『トリチ』の方は、パティが3枚。チーズも『ハミダブチ』より1枚分多い。しかし、その他の具材やソースは『ハミダブチ』と同じ。

・肉の量は

試しにパティの重さの違いを調べてみよう。全てのパティから、付着するチーズや具材を、できるだけそぎ落としていく。

こうしてパティと、除去できなかった分のチーズのみの状態での重さを比較すると、『ハミダブチ』が104グラムに対し、『トリチ』は111グラムであった。ほんの7グラム差とはいえ、『トリチ』の方が重いという結果に。

しかしパティが3枚な分、『トリチ』の方が除去できなかったチーズの量は多い。なぜなら除去できないチーズの量はパティとチーズがふれている面積に比例し、それは明らかに『トリチ』の方が広いからだ。そのうえで、両者の差は7グラムというわずかなもの。

しかし全体の重量は『トリチ』の方が20グラムも重かった。試しに、一番下のバンズに乗せておいたチーズやピクルス、そして玉ねぎの重さを比べてみたところ、『ハミダブチ』が50グラムだったのに対し、『トリチ』は66グラム。ピクルスや玉ねぎはともかく、チーズの量の違いは一目瞭然だ

一番上のバンズに付着してしまって剥がれない分や、分離する際に包丁にわずかに付着してしまった分によって、チーズの重さの誤差は拡大している。しかし、極力チーズを除去した状態のパティの差。そして、剥がしたチーズや具材をかき集めての比較から、両者の最大の違いはチーズ量(恐らく1枚分)で、肉の量はほぼ同じという可能性が濃厚なのではなかろうか。

・違っていた

もしや『ハミダブチ』と『トリチ』ってほぼ同じモノなんじゃないのか? 冒頭にて筆者が抱いたこの疑問は、結果として間違いであったことが明らかになった。両者は、この計測結果を見る限りにおいて、肉の量こそほぼ同じと言っていいと思う。

しかし、チーズの量は違っていた。『トリチ』の方が明らかにチーズが多いのだ。これはもしや、(重さを計った時点で出ていた話ではあるが)『ハミダブチ』は、『トリチ』よりもコスパが低いのではなかろうか……?

値段は全く同じ。肉の量もほぼ同じ。しかし重さでは『トリチ』が勝り、チーズの量も『トリチ』が勝っていた。今回の探求の結果は、少なくともコスパにおいて『トリチ』が優れていることを示唆しているのだ。そういえば、『トリチ』のキャッチコピーは「ブッチぎりでトリチ」というもの。今思えば、このコピーが全ての答えだったのかもしれない。もちろんどちらを良しとするかは人それぞれ。筆者は『辛ダブチ』が一番好きだ。

参照元:マクドナルド、Twitter @McDonaldsJapan
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



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