東京・日暮里の名物！ ナポリソフトクリームがいろんな意味でスゴイ

東京・日暮里に、ソフトクリームの味に定評のある喫茶店があるという。その店は『花家』といい、軽食だけでなくスイーツも堪能できる。ソフトクリームマニアとしては行ってみなくてはなるまい！　ということで、電車に乗って行ってみた。

店頭は「下町にありそうな甘味処」といった感じでGOOD。展示されている料理の見本を見てみると……。あった！　ナポリソフトクリームという名称でソフトクリームが展示されていた。どうしてナポリ？　イタリアンなのか？　気になるぞ！

記者　コーヒーとナポリソフトクリームください。
店員　えっ？　ナ、ナポッ？
記者　ナポリソフトクリームください
店員　ナポリ……。うちにはそんなアイスクリームありませんが。バニラだけです。
記者　えっ？　店頭の展示品にナポリソフトクリームと書かれていたのですが。
店員　えっ？　そんなのないですよ。
記者　バニラとナポリは別物ということですか？
店員　うちにはソフトクリームはひとつしかないですよ。
記者　でも店頭に……。
店員　うーん……。ちょっと見てきます！

～10秒後～

店員　うああああぁぁぁぁ!!　ナポリソフトクリームありましたぁーッ!!
記者　ですよね！
店員　いままで知りませんでした！　初めて知りました！　びっくりした（笑）。
記者　で、ではそれをひとつください。
店員　はい！

自分が働いているお店なのに、店員さんがナポリソフトクリームの存在を知らなかったとは……。店内のメニューを見てみると単に「ソフトクリーム」と書かれているだけだった。ソフトクリームの機械がオフになっていたようで、注文を受けてからスイッチオン。

5分後にコーンにソフトクリームを出すものの「ゆるいなー。ダメだわ」といって断念。冷えてなかったようだ。10分後に再度試すも「やわらかい」ということで断念。そして15分後……。ついにソフトクリームが完成してテーブルに出された。ドーン！　ソフトクリームが中心に盛られていません。どう考えても5秒後に落ちそうです。

記者　すごいですね！　いまにも落ちそうなんですが！
店員　あはは、ユルいから。

しかしソフトクリームには粘力があり、トルコアイスのように常温でもなかなかとけない。なので何秒たっても落ちることはなかった。そうか！　ナポリソフトクリームとは、昔ナポリで流行った女性の髪形をモチーフにしたデザインのソフトクリームなのか！　でなきゃこんなソフトクリ―ムつくんないよな（笑）。

気になるお味だが、マッタリ濃厚キターーーー！　食べても口の中で一気にとろけず、体温に抵抗しながらジワジワとにじみ出るようにとけていくアマ～イミルクの味がタマラナイ！　これは確かに美味しい。人気があって当然かもしれない。満足しつつ店員さんに話を聞いてみた。

記者　いやあ、あの形状ビックリしました！
店員　え？
記者　ソフトクリームです。今にも崩れ落ちそうなデザインは奇抜でした！
店員　あえ？　え？　あー！　そうですか！　うまく作れる人がいなくてすみません。
記者　え？
店員　え？
記者　いつもあの形状じゃないんですか？　落ちそうな盛りつけ。
店員　いやいやいや、あれはヘタなだけです。いつもはまっすぐですよ。

Correspondent: Kuzo

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オリジナル記事: 東京・日暮里の名物！ ナポリソフトクリームがいろんな意味でスゴイ
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