朝の幼稚園。親に連れられて園児たちが登園する。幼稚園に着くと先生とギュッとおはようのハグ。そして、園児たちは笑顔で教室に入っていく。とても微笑ましい光景だ。
だが、中国の幼稚園で、微笑ましいはずの光景が波紋を広げている。なんと先生が園児を抱きしめるのに「ハグ・サービス料」を徴収していたというのだ。
前代未聞の料金徴収を行っていたのは浙江省揚州市の幼稚園だ。ネットユーザーが明かしたところによると、ハグ料として1人あたり月額80元(約1080円)を徴収していたという。
この幼稚園では朝の登園時と帰る前の1日2回、教員が園児を抱きしめる。1カ月22日として計44回。1回あたりのハグ料は3.6元(約50円)の計算になる。
全く信じられない話だが、幼稚園側はあっさりと料金の徴収をしてることを認めた。しかし、「あれはハグの料金として頂いたのではありません。高い品質の教育を提供するためのサービス料として頂いたのです。ハグはその1項目です」との認識の違いを示したそうだ。
・この件に対する中国のネットユーザーの反応
「どういうことだよ」
「お金を払わないと子どもを抱きしめもしないの?」
「なんだか子どもが可哀想」
「こんな低レベルな発想の幼稚園には子どもを任せられない」
「金で買ったハグは子どもにいい影響を与えるのだろうか……」
「金儲けに走った教育って怖いわぁ」
だが、一方で少数ではあるものの小さな子どもがいるというユーザーからは「子どもの教育環境が良くなるために使われるのなら私は喜んで払う」という声も見られている。
当初、正当な徴収との認識を示していた園側だが、その後、行政の調査が入り、サービス料の返還命令が下されたそうだ。一旦、このハグ・サービス料騒動は一旦、幕を下したと言える。
だが、サービス料が徴収されなくなった後も園児は先生にハグしてもらえるのだろうか。もし、料金の徴収がなくなったという理由でハグがなくなってしまったらあまりにも悲しい。子ども達には変わらない態度で接してほしいものだ。
(文=澤井恵)
参照元:騰訊教育(中国語)
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オリジナル記事: 【中国】幼稚園が園児をハグしてサービス料を徴収! 波紋を呼ぶ
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