2013年1月3日~5日にかけて中国・雲南省の空港で飛行機の大規模なフライトキャンセルや遅延が発生した。この影響を受け2万人近くが空港で足止めになったそうだ。
さらに事態は深刻に。空港や航空会社側の対応が遅れ、一部の乗客らがブチギレたのである。激高した乗客らはチェックインカウンターを占拠・破壊、また職員への殴る蹴るの暴行などカオス状態になっていたという。
■濃霧が発生し計440便が欠航
雲南省昆明長水国際空港。1月3日の朝の10時頃濃霧が発生。だが、夜には霧は晴れるとの予報だったので、飛行機は離陸を待つことに。だが、夜になっても天気が回復することはなく、20時すぎに当日離陸予定だった440もの便が欠航となった。
■空港の対応に客はブチギレ! カウンターを占拠・破壊、暴動に発展
通常、このような大規模な欠航が起きた場合、航空券の払い戻しや振り替え、またホテルの確保など、何らかの措置がとられるものだ。しかし、空港や各航空会社からは全体的なアナウンスはなかったという。乗客が詰め寄っても具体的な回答がないばかりか、あちこちたらいまわしにされるなどトラブルも続出していた。
この状況に乗客はブチギレ。多数の客がチェックインカウンターに押し寄せ、一部がカウンターを占拠。中の機器の破壊を始めたのである。その後、提供された弁当や水を奪い合ったり、別の場所ではゲートにペットボトルが投げ込まれだり……さらに職員への殴るなどの暴行は30件以上起きたそうだ。
■フライトは1月5日に回復 空港は正式に謝罪
このような、後にも先にも進めない状況で不安や焦りを感じるのは仕方がないことだ。また空港や航空会社の対応も決して良かったとは言えない。しかし、その怒りを暴力に変えるのはいかがなものだろう。職員に当たっても問題は解決できないし、無駄に体力を消耗するだけである気がするのだが……。
なお、天気の好転によりフライトは1月5日には通常に回復。足止めを食らっていたほぼ全ての乗客が振り替え便で昆明を去ったそうだ。そして、1月7日には、対応が不十分だったとして空港は謝罪文を発表。今後は危機管理を徹底していきたいとしている
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オリジナル記事: 中国で飛行機が大幅遅延! 空港の対応に乗客がブチギレ → カウンターを占拠して破壊、職員への暴行などカオス状態に
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