【コラム】ややハゲかかっている男性はややハゲかかっている男性の髪型を見て一瞬でその構造を把握し「なかなかやるな」と無言で友情を深めている

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土曜日 2012年8月18日

人間はどこかに弱点があると、その弱点をカバーしようと、特殊な能力が身に付くこともあるという。それは、ややハゲかかっている「ハゲ予備軍」の男性にも当てはまる。

すべてのややハゲかかっている男性（以下、ややハゲ男性）がそうとは言えないが、多くのややハゲ男性は、他のややハゲ男性の髪型の構造を一瞬で把握してしまうという。どのようにハゲを隠しているのか、一瞬で分析するのだ。
　
たとえば前髪以外の髪の毛を、実に自然に前髪に持っていき、むしろ逆に “オシャレ” に見えてしまうようなややハゲ男性がいたとする。何も知らない人は、単にオシャレな髪型だと思うだろう。

しかし、ややハゲ男性は「そうきたか」となり、「なかなかやるな、同志よ」となるわけである。初対面でも、言葉を交わしていなくとも、密かなリスペクトと友情を深めてしまうのである。
　
実はややハゲなのに、スパっと短髪で小麦色の肌。イイ感じにヒゲなどを生やしつつ、一般的にはややハゲに見えない男性でも、ややハゲ男性は一瞬でハゲを見抜く。ハゲているのかハゲていないのか、どのように対処しているのかを0.1秒のスピードで見抜くのだ。
　
また、自分のことは棚に上げ、現在フサフサの男性の髪型についても一瞬で未来を見抜く。「こいつはハゲるな」と死神のように見抜くのだ。未来ハゲ予想の的中率は定かではないが、現在ヅラをかぶっている男性のヅラ当て的中率は99％の確率といっても過言ではない。ややハゲ男性の分析力を甘く見てはいけないのである。

写真：ロケットニュース24

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