【コラム】夢を叶えるためにやりたいことがあっても「できない言い訳」を先に考えてしまう

【コラム】2011年冬、ニューヨーク取材で約1か月半ほどマンハッタンに滞在していたのですが、そこでひとりの日本人女性と出会いました。その女性は弐平千鶴(にへい ちづる)さん。彼女はニューヨークでブロードウェイのステージに立つことを夢見て、単身で日本からアメリカに渡ったそうです。

彼女に関する詳細はインタビュー記事『ブロードウェイの舞台に立つ夢を叶えるため単身ニューヨークへ / 日本人女性・弐平千鶴さん』( http://wp.me/s25BsW-235793 )という記事をお読みください。

ドラマや映画、小説、漫画などには「夢をかなえるためアメリカに渡る」という登場人物がよく出ます。特に日本や韓国、台湾、中国の作品に多いと思います。ですが、実際に夢をかなえるため渡米する人ってどれくらいいるんでしょうか?

実際に渡米して夢を追求している人はいると思いますし、成功した人もいるでしょう。でも、単身で渡米する行為って、なかなかできるものではないと思うんです。思ったとしても「でも具体的にどうすればいいの?」と思ったり、「アメリカで夢をかなえるなんてフィクションだけの話」と思って先に進まずじまい。そんな人が多い気がします。

やる前に「できない言い訳を考えている人」が多いのではないでしょうか? 筆者(私)も弐平さんに出会って彼女の現状を知るまでは、「夢をかなえるためアメリカに渡る」という行為は、物語の中だけの話のように考えていました。

だけど「とりあえず自分を夢の目的地に突っ込んだ人」は強いと思うのです。もちろん無謀に突っ込んでもダメかもしれませんが、たとえ無謀でも自分を投げ入れることができない人よりはマシだと思っています。弐平さんの場合は「計画をたててダイナミックな行動に出た」という感じでしょうか。

弐平さんは明確に夢をロックオンし、そこに向かって自分をアメリカに放り込んだわけです。夢を叶えるためにやりたいことがあっても、「できない言い訳」を先に考えてしまうことがあります。「できない言い訳」を考える前に「めんどうくさい」と考えて終わる人もいるでしょう。その人にとってそれくらいの価値しかない夢だったわけですね。

挑んでいる人や成功している人に対して「才能がある人は違う」とか「私は平凡だから」という声をぶつける人がいるかもしれません。でもそれは違うと思うんですね。才能があろうとなかろうと、行動しない限りどうにもなりません。弐平さんがブロードウェイに立つ日を楽しみにしています。
 
参照元: ブロードウェイの舞台に立つ夢を叶えるため単身ニューヨークへ / 日本人女性・弐平千鶴さん
Correspondent: Kuzo


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カテゴリー コラム, ニューヨーク, 国内, 海外, 芸能

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