神秘の国・ロシア。雪を氷に閉ざされた国という印象が強いが、かの国にも短いながらも夏はある。短いだけに思いっきり楽しむのがロシア流だ。そのロシアに一風変わった水泳大会があるのをご存知だろうか。ダッチワイフ水泳大会こと『Bubble Baba Challenge』である。老いも若きも男も女もダッチワイフを浮き輪代わりに川を泳ぐというものだ。
2012年に10周年を迎え、記念すべき大会になるはずだったのだが、なんと直前になって当局から中止通知が来たというのである。
『Bubble Baba Challenge』はレニングラードのPriozersky地区で2003年から始まった。ダッチワイフ(空気充てん式)を浮き輪代わりに激流を泳ぐという水泳大会である。
2012年は「ダッチワイフはただの乗り物にすぎない」を合言葉に8月25日に開催予定。今大会は記念すべき10周年の大会となるはずだった。しかし、直前になって地元政府から中止命令が出たというのだ。
地元政府は中止の理由を「河川の増水のため、安全面を考慮し中止とした」としている。しかし、主催者は安全面の対策は万全を期しており政治的圧力ではないかとしている。反プーチン派への警戒心から、人々が集まる機会をつぶしているというのだ。
過去の映像を見る限り、参加者たちは年齢も性別も関係なしにマイ・ダッチワイフを片手にはしゃいでいる。観客もとても楽しそうだ。政治的警戒が必要なのかは疑問だが……いずれにせよダッチワイフを準備してワクワクしていた市民はガッカリしただろう。
主催者は「参加を楽しみにしていた方にはお詫び申し上げます」とコメント。しかし、彼らは諦めたわけではない。「『Bubble Baba Challenge』は不滅、これで終わることはありません」と、2013年の開催に向けて意気込みを見せている。
参照元:Youtube AwLeg、 Bubble Baba Challenge(ロシア語)
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オリジナル記事: 【悲報】ロシア名物『ダッチワイフ水泳大会2012』が当局の許可が下りず中止に
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