無印良品のレトルトカレーといえば、手ごろな値段で本格的なカレーが味わえる大人気商品。愛用しているという方も多いのではないだろうか。また、欧風からインド、アジアまで大変種類が豊富なため、色々な味を試して自分の好みを探す楽しみもあると思う。
当然それぞれ単品でも美味しくて大満足なのだが、多種多様のカレーを混ぜ合わせたら、旨味の相乗効果でもっと美味しくなるのでは? というわけでさっそく人気の10種類を混ぜ合わせてみたぞ! はたして “混ぜるな危険” なのか? それとも……!?
・トップ10のカレーをチョイス
なお、今回は無印良品が2019年に実施した「レトルトカレー人気投票」にて、トップ10にランクインした「バターチキン」「グリーン」「キーマ」「トマトのキーマ」「ブラウンマサラ」「マッサマン」「クリーミーバターチキン」「ジンジャードライキーマ」「シチリアレモンのクリーミーチキンカレー」「スパイシーチキン」を選んだ。どれも普通に食べたら間違いなく美味しい。
・調理
さて、簡単だが作り方を紹介する。
まず、10種類のレトルトカレーを湯せんする。
充分に温めたら、それぞれフライパンへ投入。全部入れると単純に10人前となってしまい、さすがに1人では食べきれないので半分ずつにした。
10種類を混ぜ合わせる前の見た目は、それぞれのカレーの色味が強烈に主張し、お世辞にも美味しそうではない……。それでも、様々な香辛料などの香りが立ち込め、かろうじて食欲はそそられる。
しっかり混ぜ合わせて完成。最終的に見た目は至って普通なカレーになってしまった。
・実食
さっそくご飯に合わせていただく。口に含むと、欧風でもアジアでもインドでもない、今まで食べたことのない美味しさが広がり、スパイス類の鮮やかな香りが鼻を抜けていく。見た目はしっかり混ざり合っているが、10種類それぞれの味の特徴を残しつつ複雑に絡み、旨味が増幅され味わい深く仕上がっている。これは間違いなくご飯に合う。
次にナンにもつけて食べてみたところ、10種類分のコクや辛みとほんのり甘いナンとの相性がバッチリで、これまた合う。
当然10種類分の具材も入っており、それぞれ普通に食べた時とはまた違った味わいで存分に楽しめた。あまりにも美味しかったので、5人前を1人で10分で平らげてしまった。
そんなわけで、無印良品の人気レトルトカレー10種類を混ぜて合わせてみると、今まで食べたことのない味わい深く美味しいカレーが誕生した。グリーンやマッサマンなどの癖のあるカレーもあり少し心配だったが、全くの杞憂に終わったどころか、味に深みを与えてくれたと感じた。また、別の組み合わせで混ぜて合わせるのも面白いと思う。普段とは違ったカレーを試したいという方はぜひお試しあれ。