富士そばがまたやらかしている。タピオカが流行していた昨年2019年、『タピオカ漬け丼』を生み出した富士そばが、また! 私(中澤)は、この度販売が開始されるという新メニューの狂気に震え上がらずにはいられなかった。
そばを覆う抹茶かき氷のような物体。その上には白玉とあんこの塊が乗っている。その名も『富士金時』。よっ、ウマイこと言ったね! 座布団1枚……
言うとる場合か。
・三光町店の店舗限定メニュー
失礼、思わず叱りつけてしまったが、この情報を知った時の忌憚(きたん)のない私の気持ちのためご容赦いただければと思う。店舗限定メニューである『富士金時』。富士そばの広報によると、7月16日から新宿にある富士そば三光町店で販売開始の予定なのだとか。価格は520円とのこと。
・三光町店と言えば…
って、三光町店と言えば、まさにタピオカ漬け丼を生んだ店じゃないか。確認してみたところ、開発者はやはりタピオカ漬け丼と同一人物の店長・羽生さんなのだという。
タピオカ漬け丼が思いがけないヒットとなった羽生店長。いつしかそれはプレッシャーに変わっていったのだとか。「タピオカ漬け丼を超えないといけない」と。言わばライバルは自分。そんな飽くなき自分との戦いである。
そして生まれたのが、この『富士金時』だ。
・富士金時の正体
羽生店長によると、黄緑のヤツは抹茶味の大根おろしで、あんこに見えるのは間違いなくあんこなのだとか。さらに、あんこにかかっている白いのはコンデンスミルクで、そこに白玉を添えているという……
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> おかしなってもうてるやん <
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ねえ、ちゃんと味見した? それだけが不安なんだけど。しかし、羽生店長の答えは力強かった。
羽生店長「意外と、抹茶を混ぜた大根おろしが良い仕事してくれるので大丈夫です」
──とのこと。大根おろしと言えば、辛みのある味が特徴だが、その辛みとあんこはどんなハーモニーを奏でるのか? 甘いのか? それとも辛いのか? ガチで想像がつかない。ただ、羽生店長いわく「大丈夫」。今言えるのはこれだけである。
・タピオカ漬け丼超えなるか
まあ、タピオカ漬け丼も意外とアリな味だったようなので、羽生店長が「大丈夫」と言うなら大丈夫なのかもしれない。とは言え、パッと見たら狂気しか感じない『富士金時』。はたして、タピオカ漬け丼を超えることはできるか? なお、個人的には超える必要はないと思う。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
※画像は試作品のため販売メニューとは外見が異なる場合があります