Amazonで「50枚980円」で売られている中国製マスクはどんな感じなのか? 「50枚1180円」のと「50枚1680円」のと比べてみた率直な感想

まだまだwithコロナが続きそうな今日この頃。もうなんだか第二波が来ているっぽいし、仮にそうでなかったとしても、冬になったらまた……と予想する人も多いだろう。

ということで、「今のうちにマスクを買っておくか」とAmazonをパトロっていたところ、「50枚980円」のマスクを発見! 高騰するところまで高騰し、今はだいぶ落ち着いた感もある株価ならぬマスク価だが、その中でも50枚980円は安いと判断し即ポチ。はたしてこれは使えるのか!?

・50枚980円のマスク

私が980円で購入したのは、「マスク 【日本国内検品済】 50枚入 男女兼用 大人用 使い捨て 中国製 認定工場生産 不織布」という名の商品である。販売元は「株式会社サンワ 公式ショップ」だ。

なお、Amazonの価格はよく上下するので、この記事が公開されている時には980円でないかもしれないが、そこはご理解いただきたい。

とりあえず箱がヘコんでいるのが気になるが、“激安” の “中国産” なのだから、そのくらいは当然と考えた方が良いだろう。んで、開封すると……

きれいにパケってあるし、中国で検査されたらしき「合格証」も入っている。気になる中身は……

……ほう。出てきたのは「いわゆる普通のマスク」であった。思ったよりもちゃんとしている。さっそく装着してみると……

いい感じ! そこはかとなく “中国で作られたっぽい香り” はするけれど、「刺激臭!」って感じでもないし、私(羽鳥)的には全然ヨユ〜で使えるかな〜と思った。

しかし、安いマスクで最も気になるのは強度であろう。そこで……

49枚を一気に手に持ち、力の限り引き伸ばすエキスパンダー的な動きをしてみたところ……

1枚だけゴムが外れた! だが、私としては「たった1枚?」だ。けっこう全力で引っ張ったのに、たった1枚だけというのは好成績なのでは……と思った次第。というか、思ってたより全然アリじゃん? 中国の検査に続き、私の印象も「合格」である。

──てな感じで、正直、もうこの980円のでいいや……と満足してしまいそうになったが、「50枚1180円」のマスクも買っておいたので、念のために比較しておこうと思う。

・50枚1180円のマスク

商品名は「使い捨て マスク 50枚 フェイスマスク mask 通気 粉症、防塵、飛沫対応 衛生 三層防塵」で、私が購入した時の販売元は「電気の壺」だった(←7/21現在、同店では販売していない模様)。さっそく箱をチェックしてみると……

どちらかというと、先ほどのマスクよりも、こっちの方がヘコんでいる。でも激安の中国産なのだから気にしない。んでもって開封してみると、これまた……

さっきのと同じく「合格証」が入っている。んで、マスクの質感は……

フムフム。これまた先ほどと同じような、いわゆる普通のマスクである。980円のも1180円のも、そんなに変わらないんじゃ……と思いきや!

ゴムの太さが全然違う〜! 太い方が良いのか細い方が良いのかは判断しかねるが、1180円の方がゴムが細い。あと、ゴムの接着点が、980円はマスクの「表面」なのに対し、1180円の方は「裏面(内側)」であった。さらにゴムの接着点をよく見てみると……

仕事が超テキト〜!! こんな適当に接着されてたら、エキスパンダーでブチブチ外れるぞ〜……と思いつつ、とりあえず顔に装着してみると……

まあ、良い。ニオイも普通というか、さっきと同じくらい。

そして、いよいよエキスパンダーをしてみたのだが……

なんと外れなかった! ゴムも細いし、付け方も適当なのに、全力のエキスパンダーで1180円の方は耐え切ってしまったのであった。当然、私の印象も「合格」である。使い捨てなら、これでよくね? と。

・50枚1680円のマスク

最後に、少し高めの1680円の中国産マスクも比較しておこう。商品名は「武内製薬 マスク 50枚 ブルー 使い捨てマスク ふつう 成人サイズ フリーサイズ 不織布マスク 不織布」で、販売元は「武内製薬公式ショップ」。こちらは箱には入っておらず、袋のままだが、

10枚ずつパケられている。配るのにいいかも! もちろん「合格証」も付いている。そして装着感も……

悪くない。というか、先ほどとの違いが、よくわからない。んで、ゴムの接着点をチェックしてみても……

相変わらずテキト〜! 安いからテキト〜というわけではなく、まんべんなくテキト〜であることがわかった。むしろ、こうして比較してみると、980円のが最もマトモだ。それはさておき、恒例のエキスパンダーをしてみたところ……

こちらも無事に耐え切った。さすが1680円といったところか。

・まとめ

てな感じで今回、「50枚980円」「50枚1180円」「50枚1680円」で売られている中国製マスクを購入し比較してみたが、正直、そこまでの違いがあるとは私には思えなかった。エキスパンダー実験で1枚ブチンッと外れてしまった980円のマスクも、想像以上にマトモだった印象がある。

街で売られている「海外産の箱マスク」も、日に日に値崩れしている今日この頃。今回取り上げたようなマスクがAmazonで売られている以上、そのうち街のマスクも980円になるかも知れない。あるいはそれ以下。そしてそのうち、コロナ前の「50枚で4〜500円くらい」に戻るのではないか……と、私は密かに予想している。

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

カテゴリー amazon, マスク, 中国産, 使い捨てマスク, 激安, 生活

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