マスクが手放せない世の中になってしばらく経つが、切っても切り離せない問題が「耳の痛み」だ。マスクの紐を耳にかけ続けているとどうしてもキリキリ。対策グッズが増えているとはいえ、痛みに悩まされている人は少なくないだろう。
かくいう私もその1人。コロナ禍以前より、フックつきベルトなどを試して痛みに抗ってきたものの、完全な解決には至っていない。ただ……!!
・抽選での購入
先日、希望の光を見せてくれる商品がスーツのAOKIから販売された。「アジャスターつきマスク」とそのままではあるのだが、意外とありそうでないタイプだけに購入してみることにした。
ちなみに同商品は、7月に販売したクールマスク同様に抽選を突破しないと買えないようになっている。前回のマスクはAOKI自身も「やや小ぶり」と認めているように、顔面サイズによってはキチキチ。現に私のデカい顔はマスクに完全勝利してしまって締めつけられる感じが拭えなかった。
しかしあれからおよそ1カ月、AOKIはマスクの耳紐部分にシリコン製のアジャスターをつけて対応してきたワケだ。仕事が早いというか早すぎるあたり全国区の企業らしいが、まずは抽選を突破しなければ話にならない。ということでさっそく応募したところ……運良く抽選を通ってゲットできた!
・サイズに変化あり
アジャスターつきマスクの値段は税抜2700円(10枚入り)。繰り返し洗って使えてUVカット、通気性もいいなどといった文言がパッケージに並ぶが、これといって前作から大きな変化はない。ただ……!
アジャスターの存在、そして……
ほんの少しばかりマスクのサイズが大きくなっているように感じ、紐も長くなっているのが分かる。アジャスターは簡単にスライドできて紐の長さは自由自在!
これにより自分のベストポジションを探すことが可能になり、痒いところに手が届く仕様になっていた。あとは私の顔面でもアジャスターが仕事をしてくれるかどうか。
・アジャスターつきマスクが増える?
持った感じ一般的なサイズのように思えるがはたして……。ドキドキしながら装着してみると……
耳の痛みに希望の光が見えた!!
以前のクールマスクから紐部分が大きく改善されていて快適さが別次元。肝心の耳も余計なストレスを感じないくらいに余裕があって、ズルズル落ちるようなこともないのだ。これならば多くの人に対応可能。女性はもちろん、子どもでも大丈夫なはず。何なら顔のサイズが小さくなればなるほどアジャスターは仕事をしてくれるに違いない!
その上、AOKIのマスクは口元をふわっと優しく包み込んでくれているかのようで肌触りも気持ちいいから二重丸。まぁヒンヤリ具合こそ前作同様に気持ち程度だと感じたが、これから涼しくなっていくためそこまで気にすることもないだろう。
それにしても、アジャスター1つでこうも変わるとは……。個人的には、アジャスターをつけることでマスクの紐部分に “ゆとり” が生まれていたのが大きいというのが率直な感想だ。また、自分で自分のベストポジションを探せるのが自然と耳の痛みを軽減しているような気がする。
既存のマスクに対策グッズを使う手もあるが、デフォでアジャスターがついていれば付け焼き刃じゃなく計算された作りの可能性が高い。もしかしたらこれからアジャスターつきのマスクが流行するかも?