超高級焼肉店といえば、ご存じ「叙々苑」だ。どの料理も絶品であることは間違いないが、私(P.K.サンジュン)のような小市民は足を踏み入れるだけで震えが止まらないメチャクチャお高い店でもある。私が生きてる間にもう1度叙々苑に行けることは……おそらく無いんだろうなぁ。
それはどうでもいいとして、叙々苑に行かずとも “叙々苑気分” は味わうことはできる。「叙々苑弁当」や「叙々苑の野菜ドレッシング」はもとより、今回ご紹介するコストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』なんかを利用すればね──。
・コストコ特別仕様
超が付くほど馬鹿デカいコストコの店内を練り歩いていると、まあまあの頻度で「コストコ仕様」「コストコ特別仕様」といった文字に出くわす。そう、コストコにはコストコでしか買えない「コストコ限定商品」が紛れ込んでいるのだ。
例えばコカ・コーラ社の「ドクターペッパーダイエット」などは、コストコでしか手に入らない商品の代表格であろう。以前の記事でご紹介した「叙々苑の野菜ドレッシング」も、そして今回の『叙々苑 焼肉のたれ』も “コストコ特別仕様” の商品。つまり、コストコでしか買えない商品である。
中でも『叙々苑 焼肉のたれ』は、出かけるたび毎回……とまでは言わないが、我が家では無くなれば必ず購入している超レギュラー商品。理由はシンプルに美味しいこと、なんならどんな安い肉でもとりあえずは美味しくしてしまう、パワープレイが可能なタレなのだ。
価格は税込1248円で、1本600グラム入り。叙々苑公式サイトで販売されている「焼肉のたれ」が240グラムで税込648円だから、価格的には「やや割安」といったところだろうか。
・パワープレイが可能
さて、私がオススメするコストコ特別仕様の「叙々苑 焼肉のたれ」の使用方法は2つ。まず、それなりにいいお肉の場合は純粋にタレとして使用する。肉はそのまま焼いて、あとは食べる前にタレを絡ませればOK。ジューシーな肉とマイルドな口当たりのタレの組み合わせは、まさに鉄板だ。
・安い肉で真価を発揮
だがしかし、コストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』が真価を発揮するのは、もみダレとして使用するときである。例えばグラム100円しない「ちょいと怪しいな……」という牛肉の場合は “もみダレ” として使用するとイイ。常温に戻した牛肉にタレをブチ込み10分ほど放置……
で、焼く。
たったこれだけで最高にウマい肉炒めが完成してしまうのだ。経験上、どんな安い牛肉でもこの調理法で一定のウマさに格上げされる。素材の良さや料理の腕を完全に無視した、ある意味で反則ギリギリな調味料と言えるだろう。
・たぶんあらゆる肉に合う
さらに、それでもイマイチな場合は、追いダレすれば完全に大勝利。牛肉だけではなく豚肉や鶏肉(ちょっと火が通りづらいから気を付けて)にも応用できるから、死角は見当たらない。試したことは無いが、イノシシやカンガルーもこのタレさえあればそれなりに美味しくなるハズ。ズバリ、地球最強調味料の一角だ。
というわけで、コストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』は本当に優秀な商品だから、気になる人はぜひお試しいただきたい。ただ、これが簡単かつ本当にウマいので、他の料理をする気が失せちゃうんだよな……。そういう意味でも反則すれすれの商品だ。
オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(文句なし)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(家に無ければ絶対に買ってる)
オススメシチュエーション: ちょっと多いかと思いきや、余裕で使い切れる。