よほどの荒天でもない飛行機での移動は快適だ。そのため、つい忘れがちになるが飛行機は空飛ぶ密室である。乗務員はささいな問題も起きないように気を遣っていることだろう。そんな飛行機の中で乗客同士のトラブルが発生した。
スイス発中国行きに乗っていた中国人が血みどろの殴り合いを始めたのだ。これは緊急事態! 機長判断によりスイスに引き返すという事件が起こったのである。乗客200名は完全にとばっちりを受けた形である。
スイス・インターナショナル・エアラインズによると現地時間9月2日、事件は乗客200名を載せたチューリッヒ発北京行きの飛行機で起きた。
飛行機はチューリッヒを出発後、6時間ほど飛行。ちょうどロシアのモスクワ上空を航行中に、なんとエコノミークラスに乗っていた27才と57才の中国人男性2名がケンカを始めたのである。2人のケンカはどんどんエスカレート。血みどろの殴り合いにまで発展したそうだ。
これはある意味緊急事態である。機長は近くの空港に緊急着陸することも検討した。しかし、最も近い空港はモスクワ空港。当然、乗客は誰一人ロシアビザを持っていない。「これはややこしい問題になるかもしれない」政治的問題に発展することを懸念した機長の判断で、飛行機はチューリッヒまで引き返すことになった。
乗客200名は往復12時間のフライトのあと1夜をスイスで過ごすことに。彼らにとっては完全にとばっちりだ。なお、ホテルや代替便はスイス航空が手配したという。
それにしてもはた迷惑な話である。なお、殴り合いのケンカをした男性2人は現地警察に逮捕されている。2人からはアルコールが検出されたというが……いくら酒が入っていたとはいえ、いい年をした大人がこんな騒ぎを起こすとは何とも情けない話である。
参照元:Sina video、Travel.aol(英語)
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オリジナル記事: 【大迷惑】スイス発中国行きの飛行機で中国人が流血の大喧嘩→やむなくスイスへ引き返す / 乗客200名がとばっちり
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