Uber Eats(ウーバーイーツ)という、オシャレな響きの出前があることは知っていた。なんなら記者が住まう地域にも数カ月前から導入され、街中で何度かソレっぽい配達員の姿を見かけたこともある。
だがしかし、記者はこれまで利用したことがなかった。できなかった、というのが正しいか。悲しいかな、暮らしている場所が配達エリア外だったのだ。
「このままウーバーイーツとは何かを知らずに生きて行くのだろう」と思っていたが、ある時チャンスがめぐってきた。引っ越しをしたことに伴い、ウーバーイーツ配達エリア内となったのだ。こりゃあ、めでたい! さっそくやってみるYO!!
・ずっと不安
ウーバーイーツについては、今さら説明するまでもあるまい。きっと記者よりも、読者のみなさんの方がよくご存じなことだろう。とにかく便利な出前である。
さて、登録だけはかねてより済ませていた記者。あとは、店を決めて注文するだけだ。本当に配達してくれるのかしら……と不安ではあったが、取りあえずウーバーイーツのアプリに入力していく。
目当ては地元で大人気な、竹の館の「おでん」である。マジで、あのおでんを配達してくれるの!? どうにかこうにか、アプリに入力を済ませることができたが、安心はできない。
「配達員が注文の品をピックアップに向かっています」と連絡が来たが、まだ信用できない。だって、こんな簡単な作業のみで、本当にあの竹の館のおでんが手に入るというのか。怪しい。
・メリーさん的ウーバーイーツ
100歩譲って、チェーン店の商品などであればわかる。配達サービスにも慣れていることだろう。しかし、記者が選択したのは地元民が大好きな店である。こう言っては何だが、テイクアウトであればいざ知らず、配達をしていただけるイメージがあまり浮かばない。
本当の本当に持って来てくれるのだろうか。心配しながらアプリをのぞいていると、配達員の到着予定時刻が表示されていることに気付く。 “4分後に到着……3分後に到着……2分後に到着……” といった具合だ。
「なにこのメリーさんの電話的システム」と思ったことは、ここだけの秘密だ。いまにも「今、あなたの後ろにいるの」と言いだしそうで少し怖いではないか。そんなことを考えていると、玄関でガサゴソと音がする。
そう、記者は玄関先への置き配を利用してみたのだ。アプリに登録されている情報によると “お小遣いがないから配達をしている” という配達員さんに会うことなく、商品を受け取ることができるのだ。
・本当に届いた
そっと扉を開け、外を見ると確かにソレらしきものが置いてある! 手にしてみたところ、ほんのり温かい。どうやら本当に届いたようだ。スマホをのぞくと配達員さんから写真と共に「玄関先に置かせていただきました」というメッセージが入っている。
「やはりメリーさん……」と思いはしたが、ポチポチしただけで誰に会うこともなく注文と支払いがすみ、物が到着するだなんて。正直このシステムはありがたい。
家の中が片付いていれば良いが、そうでないこともある。さらには髪の毛がぼさぼさだったり、スッピンだったりもするからだ。うむ、これは非常に便利! 肝心の商品を開けてみると、確かにあの店のあのおでんだ。しかもこぼれたりすることなく、温かい状態のままである。
カテゴリー Uber Eats, ウーバーイーツ, グルメ, 生活View this post on Instagram引っ越してUber Eats配達エリア内になったから、はじめてやってみたよ。めちゃめちゃ便利だなコレ。奈良市民はみんな大好き“竹の館”のおでん頼んでみた。熱々だし大満足