この夏は、誰にとっても未経験のものだった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、マスクを手放すことができず。少しでも快適に過ごすために、「クールマスク」がそこら中で販売されていた。実際に着用していた人も多いはずだ。いまだに使っている人もいるかもしれない。
ところでいつまでクールマスクを使っていればいいの? そろそろ寒くなりそうなんだけど、まだクール? そう思っていたところ、「ヒートマスク」を発見した。これ、本当に温かくなるの? 着け心地は?
・見た目も肌触りもクールマスク
この商品は、東京・JR池袋駅の構内で発見した。南改札内のイベントスペースに期間限定で出店している店の商品棚に「HEAT MASK」とやらを見つけたのである。1袋3枚入りで税込330円、クールマスクとあまり変わらない値段だ。
使用素材はポリエステル97.8%、スパンデックス2.2%となっている。スパンデックスとは、ポリウレタンの弾性繊維のことを指す。繰り返し洗って使えるようだ。
袋から取り出してみると、見た目はクールマスクとそれほど変わらない。
素材の感触もクールマスクと似たようなものだ。「D.A.Dのクールマスク」はポリエステル93%、ポリウレタン7%だったので、使用素材の点から見ても肌触りは近いのかもしれない。
クールマスクと並べてみても、どっちも同じもののように見えるのだが……。もしかして同じモノ? いやいや、そんな訳ないか。ヒートマスクって言ってるんだから。
・温かいけど、ひとつ気になることが……
着用してみると、かすかに温かさを感じる。「ポカポカ」とは言わないまでも、冷たい風が吹く日であれば口元の寒さはしのげるだろう。クールマスクと同じく通気性が高いので、呼吸もしやすい。
ひとつ気になるのは、私(佐藤)のようにメガネをかけている場合、本当に寒い日はメガネが曇るんじゃないだろうか。通常の不織布マスクでも曇るので、発熱素材のマスクならさらに曇る可能性も否めない。
これから冬に向けて、 “温かいマスク” がどんどん出てくるだろう。ユニクロの「ヒートテックマスク」や、防風素材の「ブロックテックマスク」などが登場するかもしれない。メーカーの皆さんには強く訴えたい!! メガネっ子を代表して言わせてもらう! できれば、温かくてメガネが曇らないマスクを作ってくれ~!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24