本日11月11日は、言わずと知れた「ポッキーの日」である。「プリッツの日」でもあり「 麺の日」でもあり「チーズの日」でもあるのだが、それはいったん置いておこう。重要なのは2020年11月11日から全国のスシローで『北海道うまいもん市!』が始まったという事実である。
日本最高峰の寿司処(すしどころ)、北海道のフェアなんて絶対に最高なヤツや! というわけで、フェア開始直後のスシローに足を運びキャンペーンの限定メニューを全て食べてきたのでご報告しよう。
・店にあったのは全18品
『北海道うまいもん市!」は、2020年11月11日(水曜日)から11月29日(日曜日)まで開催されるスシローの期間限定フェアである。その名の通り、北海道にまつわるメニューがドドンと登場する北海道三昧のキャンペーンだ。
コスパ最高、安定のスシロー様が日本一の寿司処「北海道」のネタを扱って外すワケがない。とはいえ、できれば “最高 of 最高” を知りたいのが人間の性(さが)。コスパ最強はどれなのか? 今回はランキング形式でお届けする。
なお、価格については一般店舗のものを表記した。都市型店については100円が120円、150円が170円、300円が320円となっている。その他についてはスシローの公式ホームページをご確認いただきたい。
第18位: 十勝牛の炙り山わさびのせ(300円)
肉自体はとても美味しいし、おそらく原価も高いハズ。……が、1貫で300円であることを考えると割高に感じざるを得なかった。また「期間中に絶対に食べろ!」と断言できるレベルのウマさには達していないと感じた次第だ。
第17位: 北海道ミルクの真っ白パフェ(280円)
ミルクプリンとバニラアイス、さらには生クリームの真っ白なパフェ。中にブルーベリーソースがあったが「やや味に締まりがないかな?」という印象だ。腹いっぱい寿司を食べた後だとややツラいかも。
第16位: 炙り水たこ(100円)
感動まではしないものの、100円の皿ならば悪くない。猛烈にオススメではないが、100円なら食べて後悔することはないハズ。
第15位: 海鮮てんこ盛り(300円)
松前漬け・甘えび・いくらのトリプルコンビネーション。具材の豪華さは価格と見合っているが、1つの寿司としてはややまとまりに欠けていた。
第14位: 羅臼産天然真いかのたらこのせ(150円)
厚切りのイカとたらこのアクセント、総合的に悪くない。「絶対に食え!」レベルまでのオススメはできないが、安定のスシロークオリティには達している。
第13位: 吊るしベーコン自家製タルタル(100円)
魚・魚・魚……で口が魚になっていると、吊るしベーコンはメチャメチャ美味しく感じる。タルタルソースもベーコンにヒケを取らないほど濃厚で、全体的にヘビーな食べ応えだ。肉系なら「十勝牛」よりこちらか。
第12位: 北海道ミルクカタラーナ(180円)
安定感抜群のスシローのカタラーナ。こちらも当然のように美味しいが、いつものカタラーナも十分すぎるほど美味しいため、そこまでの差は感じなかった。でももちろん美味しい。
第11位: コク旨味噌ラーメン(380円)
超有名ラーメン店「信玄」が監修した味噌ラーメン。もちろん本物には及ばないものの、コクの深さを筆頭になかなかの完成度となっている。ラーメンが食べたい人はぜひ。
第10位: 北海道産 天然秋鮭(150円)
普通にウマい。ウマいのだが、こちらもカタラーナ同様、スシローのサーモンはいつでも美味しいため、そこまでのスペシャリティは感じられなかった。でもウマい。
第9位: 天然つぶ貝(150円)
貝の風味はさほど強くなかったが、ゴリゴリとした歯応えは「貝を食べてるぁ感」が十分に満たされる。貝が好きな人なら満足できるハズ。
第8位: 特大ジャンボほたて貝柱(300円)
今回の300円皿の中では断トツでオススメ。本場北海道で食べるようなゴリゴリとした食感まではないが、ジャンボサイズの貝柱は食べ応えも抜群だ。150円のほたてを2皿食べるより、コスパも量も味も俄然こっち。
第7位: 北海道ザンギ(300円)
元祖ザンギのお店「鳥松」が監修したザンギ。ザンギとは要するに鶏のから揚げのこと。どちらかというと素朴な味わいで、食感はカリカリとクリスピー。家族連れなど、複数人ならオススメ。
第6位: なまらミルクな北海道シフォンケーキ(300円)
泡立てすぎていない生クリームの食感やウマさもさることながら、しっとり系のシフォンケーキ自体がとても美味。3つのスイーツの中では1番オススメ。
第5位: 真鱈の天ぷらにぎり(150円)
揚げたてサクサクの真鱈の天ぷらは、口の中でほろりと崩れるほど身が柔らか。「スシローの揚げ物にハズレなし」の格言通り、かなり高クオリティ。
第4位: 丸ごとイカ寿司(150円)
全然期待していなかったが、これがなかなか美味しかった。イカは驚くほど柔らかく、甘めの味付けもとてもイイ。いい意味で一番驚いた一品。
第3位: 上いくら包み(150円)
安定感抜群。「スシローのいくらと言ったらやっぱコレでしょ」感がハンパない。いくらが苦手でない人は必食の1皿。
第2位: 釧路産炙りいわし(100円)
北海道で有名ないわし……と言いたいところだが、実は「さんま」の方が有名だ。ところがどっこい、炙りいわしもかなりウマい。脂の乗りと香ばしさ、100円であることを考えるとコスパはかなり高い。文句なしでオススメ。
第1位: いか涙巻き(100円)
細切りのイカと山わさびを巻いた「いか涙巻き」が堂々の1位。山わさびの辛さとイカのコリコリとした食感は永久定番にして欲しい大人の味。最後の最後、締めで注文したい。
全体的な印象を正直に申し上げると、全体を通してあまり “北海道感” は得られなかった。メニューはすべて北海道関連なのになぜなのか……? おそらく北海道の寿司はネタそのものがズバ抜けて美味しいため、スシローと言えど工夫だけはどうにもならない壁があったのかもしれない。いつも通り満足度は高いが、あまりにもハードルを上げることはオススメしない。
というわけで、スシローの「北海道うまいもん市!」のコスパ最強ランキングをお届けした。当然、順位は高くなくてもあなたの最高が紛れている可能性は高いので、ぜひ全国のスシローにて確かめて欲しい。締めは「いか涙巻き」、これお忘れなく。