北海道長万部町の名物といえば『かにめし』だが、密かに絶品な料理をふるまう名店が点在している。温泉街がほど近い場所に、地域住民の憩いの場として『お好み焼おまた』がある。ここの女将さんは若かりし頃(いまも若々しいが)、大阪から長万部へと嫁いできたという。
・大阪では味わえない「お好み焼き」がある?
つまり、本場大阪の味を長万部で堪能することができるというわけだ。長万部は美味しい魚介類が豊富であることを考えると、大阪では味わえない「味」がそこにあるかもしれない。ということで、実際に『お好み焼おまた』に行って本場大阪の味を堪能してみたゾ♪
・「美味しいの?」なんて心配は御無用
あらゆる食材を混ぜて作る大阪風のお好み焼き。複数の食材がひとつとなって生地に集約されるので、ひとつでも食材に手抜きがあると(ウマミがないと)、ひとくち食べてすぐに「デキの良し悪し」がわかる。だがそんな心配は御無用。
・ダブルでチーズの美味しさを表現
女将さんが激しくイチオシする『特製チーズのお好み焼き』を食べたのだが、あらかじめ生地に混ぜられたチーズがアツアツで絶品すぎて「ここは大阪か?」と思ってしまったほど。鉄板に面しているチーズは香ばしくて芳醇な匂いを放ち、内部のチーズはジワジワと浸透してくる熱でトロ~リと溶け、ダブルでチーズの美味しさを表現しているのである。
・ゴツゴツしておらずフワッと仕上がっている
また、食材が絶妙に細かくみじん切りにされているので、ゴツゴツしておらずフワッと仕上がっている。その効果により、ひとくち食べれば食材のウマミがチーズの芳醇な味とともにブワァーッと広がるのだ。もちろん、隠し味として企業秘密なダシが入っているのは言うまでもない。
・実は隠れた主役の塩ホルモン
もし皆さんが『お好み焼おまた』に行くことがあるならば、絶対に注文してほしい料理がある。それが塩ホルモンだ。下ごしらえをしたホルモンを女将さんが目の前の鉄板で焼いてくれる。すでに調理時に味付けがされているので、焼き上がればそのまま食べることが可能。
・カリカリに焼いたほうが好きというお客さんが多い
噛むと、非常に強い弾力で抵抗してくる。噛むたびにジュワジュワと肉汁が染み出てきて、ウマミがギュギュッと詰まった「味の塊」であることがわかる。女将さんによると、やわらかいまま食べてもいいが、焦げ目がつくまでカリカリに焼いたほうが好きというお客さんが多いとのこと。
・地域住民の憩いの場
『お好み焼おまた』は地域住民がひとりでも訪れる憩いの場となっており、お好み焼きや塩ホルモンをつまみにして酒を楽しんでいる人が多くいるようだ。長万部を訪れたら、一度は行っておきたい名店といえるだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 お好み焼おまた
住所 北海道山越郡長万部町長万部422-50
時間 11:00~22:00
備考 月曜日
関連1: 長万部観光協会 公式ホームページ
関連2: 長万部役場 公式ホームページ
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: 【長万部グルメ】大阪から長万部に嫁いだ女将さんの味 / 塩ホルモンが絶品『お好み焼おまた』
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