【ゲームコラム】カプコン『バイオハザード6』を絶対に買うべき6つの理由

Xbox360とプレイステーション3で発売された、人気テレビゲームシリーズの最新作『バイオハザード6』。正直いうと、あまり期待していなかった。シリーズを重ねたとしても「やっていることは同じだろう」と勝手にイメージしていたのである。

実際に購入してプレイした感想だが、ベタボメはできないものの「非常に心地よいホラーゲームだな」と感じた。その心地よさは、欧米のゲームにはない日本のゲームだからこその「丁寧な作り」から生まれているようにも感じた。

もし筆者(私)が友人に「バイオ6買ったほうがいい?」と聞かれたら「買ったほうがいいよ」と即答できる。以下はその理由と根拠であり、『バイオハザード6』を絶対に買うべき6つの理由である。
 
・カプコン『バイオハザード6』を絶対に買うべき6つの理由
1. シンプルかつ「あせり」を感じさせるゲーム性
『バイオハザード6』は撃つだけでなくタイミング良くボタンを押したり、できるだけ早くレバーを回転させたり、あらゆる操作でゲームを展開させていく。このような操作方法は従来のゲームでも多用されてきているが、単なるゾンビを撃つシューティングゲームにならない重要なゲームシステムのひとつとなっている。

確かに、やっていることはタイミングに合わせてボタンを押しているだけかもしれない。しかし、ゲーム中に何度かそういうシーンがあることにより、「撃つ」以外の行動によってストーリーを進めている感が増して退屈しないのである。ディープなゲーマーやバイオマニアには不評かもしれないが、ゲーム全体のバランスを考えると重要なゲームシステムだ。
 
2. サクサク進ませて快感を与える展開スピード
ストーリー展開のスピードが非常に絶妙。長すぎず、短すぎず、ほどよいプレイ時間で次のストーリーへと進んでいく。そうなると困るのが、「やめ時がわからない」という点だが、ゲームにハマっているときほどゲーマーにとって嬉しい時間はないわけで、やめられなくて困るという悩みは贅沢だ。
 
3. 名作映画を思わせる情緒的演出
ところどころに、名作ホラー映画のオマージュやリスペクトともとれる演出があり、映画好きならば「ほほぉ~!!」と思える演出が楽しめる。アクションシーンの演出はまだまだな気はするが、情緒的な演出、精神的な恐怖感、アート的な描写、あらゆる映画的な演出がプレイヤーを楽しませる。このような丁寧な演出は日本のゲームメーカーだからできた部分だと考える。
 
4. トイレに行けないリアルな問題
他のオンラインプレイヤーとコンビを組んで一緒にストーリーを進めることができるのだが、ポーズができないしゾンビは襲ってくるし仲間は先に進もうとするので、トイレに行けないのである。だがそれがイイ。そのあせりがイイ。相手には悪いが我慢の限界がきたらトイレに行く。たとえば、映画館で上映中にトイレに行くタイミングを探るのと同じである。いちばんどうでもいいシーンでトイレに行きたいが、トイレに行ってる最中にかぎって重要な展開になっていたりして萎える。
 
5. 先を知りたくなる「お使いじゃない」ストーリー
正直言って奇抜なストーリーではない。だがシリーズのなかでもトップクラスの非常に魅力的なストーリーだ。どんな謎が秘められているのか、先を知りたくなるストーリー展開になっているのだ。ストーリー展開の重要ポイントが絶妙なタイミングで発生し、それが最後まで続いていく。そういう「心地よさ」でプレイヤーを退屈させないのが素晴らしい。ゲーム展開を「ダルイ」とか「面倒くさい」と感じないのである。

エンディングを目指して進んでいくのは当然だが、まだまだ続けていたいと思わせる魅力がある。まだエンディングにならないでもっと楽しませてほしいと思わせる秀逸なストーリーといえるだろう。
 
6. 心地よいオンラインプレイヤーとの距離感
オンラインプレイヤーとは深いコミュニケーションをとることはできない。自分の感情や状況を伝えることがとても難しい。あくまで、ともにゾンビを倒してストーリーを進めていく協力関係でしかないからだ。しかしそれがむしろ良い。過剰にコミュニケーションをとる必要がないからこそ、ちょっとした動作で相手の心理を知ろうとお互いが努力するからである。それが非常におもしろくて心地いいのだ。お互い、相手に過剰な要求ができないので過剰な期待もしない。だからこそ、ピンチの時に意図せぬ助けが入ると感動する。
 
……といった感じである。もちろん、もっと改善したほうがいい点があるのは確かだ。映画的演出はアクション部分において欧米ゲームのほうがうまいと感じたし、グラフィックに関してもさらに高精細にできたはずだ。ローディングのタイミングもちょっと気になる。だが、そんなことはプレイを続けていれば気にならなくなる。

なぜならば、このゲームには上記6つの素晴らしい点があるからだ。どっぷりと『バイオハザード6』の世界に没入してしまうため、そんなアラは気にならなくなる。蚊に刺されてカユかったとしても、ゾンビに首を噛まれるほうが痛いし、そんな状況では蚊のカユミなんて気にならなくなる。まさにそんな感じだ。まあ、噛まれたらゾンビになっちゃうけど。
 


この記事をロケットニュース24で読む

●関連記事

オリジナル記事: 【ゲームコラム】カプコン『バイオハザード6』を絶対に買うべき6つの理由
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.


カテゴリー IT, ゲーム, ブログ, 国内, 生活, 知識

コメント

コメントを受け付けておりません。

  プロフィール  PR:無料HP  米沢ドライビングスクール  請求書買取 リスク 千葉  アニメーション 学校  IID  中古ホイール 宮城  タイヤ プリウス 新品  コンサート 専門学校  中古パーツ サイドカバー  不動産 収益  四街道 リフォーム  トリプルエー投資顧問 詐欺  コルト 三菱 中古  シアリス 効果