錆びることなく永遠の光を放つ鉱物・金(ゴールド)。人類は金に魅了され、ヨーロッパでは金を生み出そうと本気で研究されたこともあった。結局、金を生成することはできなかったが、この錬金術が今日の科学の根底にあるとも言われている。
そして科学が発展した現在。ついに金を生み出す方法が見つかったそうだ! なんとある細菌が純金のウンコを出すことがわかったのである。
金のウンコを出す細菌について発表したのはアメリカのミシガン州立大学の研究チームだ。微生物学専門のKazem Kashefi教授と電子工学が専門のAdam Brown助教授がこの細菌を発見したという。細菌が出すウンコは24K。つまり純金である。
細菌の名前はCupriavidus metallidurans。この細菌は自然界に存在する毒物「塩化金」を消化し純金を排泄することがわかった。細菌の存在は知られていたが、毒劇物に対する抵抗力がここまで強いというのは知られていなかったそうだ。かつて考えられていた強さの25倍だという。
実験で、細菌に塩化金を食べさせたところ、細菌は1週間後に金を排泄。教授らは「我々はいかなる操作もしていません。菌は自然の過程として金を排泄するのです」と話しているそうだ。
過去の錬金術師は科学・魔法と様々な方法で金を生み出そうとしたが、まさか錬金術の秘密をこんな小さな生物が握っていたとは思いもしなかっただろう。自然の力は人智をはるかに超えているのである。
参照元:ミシガン州立大学(英語)、Youtube slatester
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オリジナル記事: 【錬金術】純金のウンコを出す生物が発見される
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