初心者ドライバーなら大体が苦戦したであろう『車庫入れ』。クルマの後部を見ながらバックして正確に停めるのは慣れないと難しいものだが、そんな悩みを一気に解決してくれそうな技術が開発されたぞ!
なんとゲームの世界だけかと思われがちな光学迷彩技術を使い、ドライバーが後部座席を透明になったように見ることができるとのこと。これが実用化されたら最強じゃないっすか!!
この技術を開発したのは、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 稲見研究室。書かれていた説明によると「通常では死角になって見えない部分にある障害物が容易に確認できる」など、さまざまな面で安全性を向上させられるとのことだ。
ということでさっそくその技術が使われているプリウスが展示されている『デジタルコンテンツエキスポ2012』へ行き、実際に乗ってみることにした。車体を見る限りいたって普通のプリウスだが…。
前を見ても横から見ても後ろから見ても普通のプリウスで、特に何も変わらない。順番が来たので運転席に乗ってみると、助手席と運転席のあいだに特殊なプロジェクターのようなものがッ…これで後ろを映すのかな?
後部座席をそのプロジェクターから見てみると、確かに後ろの風景がスケスケでよく見える! しかもただ単に見えるだけでなく、かなり鮮明に見ることができるのでこれはきっと駐車やバックがものすごくしやすくなるだろう。
現在もバックミラーやカーナビにバックモニターの映像が映し出されるものがあるが、これはそのままの大きさで映し出されるのでより位置関係などが分かりやすいと思う。コレにガイドラインが付いたら最強なのではないだろうか!?
しかしこの光学迷彩技術、クルマだけでなく他にもいろいろなものに活かせそうだ。デジタルコンテンツエキスポは27日まで開催されているようなので、気になる人は会場の日本科学未来館まで行ってみよう!
写真:ロケットニュース24
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オリジナル記事: 光学迷彩技術を使用して後部座席が透明になるプリウスがスゴい! 実際に乗ってみた
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