東京都内に、セシウム入りハンバーグを食べられる飲食店があるというので行ってみた。その飲食店はランチタイムにセシウム入りハンバーグを使用したカレー丼を提供しており、店頭や店内にもハッキリと「セシウム入り」と書かれた張り紙がされている。
セシウム入りハンバーグは『あいうえお』という飲食店で食べることができ、『復興支援ハンバーグ』や『復興支援カレー丼』として提供されている。価格はどちらも650円で、店員のおばちゃんによると「ありがたいことに売れ切れることもあるんですよ」とのこと。
それにしても、どうして「セシウム入り」と記述しているのだろうか? そもそも本当にセシウムが入っているのだろうか? この件に関しておばちゃんは次のように語ってくれた。
「ハンバーグにセシウムは入っています。国は、セシウム量が基準値以下だとセシウムが入っていることを明示しなくていいとしているのですが、ハンバーグの加工業者さんが “それはおかしい” と思ったようで、基準値以下でも入っているなら入っていることをちゃんと明示するべきだと考えているようです。正直に作って卸しているんですね」(おばちゃん談)
基準値以下ではあるがメニューの張り紙にも「セシウム入り」と書いてあるし、おばちゃんも「セシウム入ってます」と言っているし、ハンバーグの加工業者さんも「セシウム入りです」としているわけで、なかなか衝撃的である。
そういえば、数日前に「セシウム濃度隠さない ハンバーグ 基準値以下でも表示」というニュースが記事になっていたのを思い出した。この記事中に登場する業者さん、やはりセシウム量の明示は周囲からの批判があったらしい。
「セシウム入り」と書かれていると食べたくないと感じる人が多くいると思うが、セシウム量を明示していなくても基準値以下のセシウムが入って販売されているものはあるだろうし、いろいろと複雑な思いがわいてくる人もいるはずだ。
ちなみに筆者(私)は『復興支援カレー丼』を食べてみたのだが、家庭的なカレールーでホッとさせる味を出しつつ、ふんわりとした食感とジューシィーな肉汁の味が絶妙で美味しかった。
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: セシウム入りハンバーグを食べてみた
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