一目見てギョっとした人も多いだろう。体と顔をも覆う全身スーツ。その表面にはおびただしい数の針がついている。近づいただけで傷だらけ。抱きしめられでもしたら死んでしまいそうだ。
一体何だのだろうか。なんと19世紀にロシアのシベリア地方で使われていた「熊ハンター専用スーツ」だというのである。
こちらのスーツはボディが革製、頭部が金属でできている。人型で鋭い鉄の針がついているものと言えば中世ヨーロッパで発明されたという拷問器具「アイアンメイデン」を彷彿とさせる。しかし、このスーツは人を傷つけるためのではない。人を熊から守るためのものだ。
防御用ではあるが、全身からにじみでる攻撃性は正気の沙汰ではない。「攻撃は最大の防御」という言葉をそのまま体現したスーツである。
これを見たネットユーザーは
「マジキチ」
「人間ウニ……」
「人間ハリネズミ……」
「こんなの見たら熊でも近づこうとも思わないよ」
「着るときに怪我しそう」
「なにこれ怪獣?」
「まがまがしいなぁ」
「狂ってるよ(笑)」
とコメント。想像以上の迫力に驚いている。
それにしても実際に熊に効果があったのだろうか。「攻撃力は見た目ほどではなく、むしろ熊への威嚇(いかく)用」という説もあるようだが……。しばしばファンシーなマスコットとして登場するクマちゃんだが、実は人間にとっては脅威であるということの裏返しだと言えそうだ。
参照元:io9.com(英語)
※スーツの全身写真をご覧になりたい方は上記 “参照元” をご参照ください
illustration:Rocketnews24.
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オリジナル記事: 【ロシア】19世紀シベリアで使用されたという「熊ハンター専用スーツ」がまるで拷問器具のよう
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