韓国伝統の人糞酒といえば『トンスル』だ。焼酎(またはマッコリ)とウンコを混ぜ合わせた漢方的なお酒で、猫や薬草なども入っているという。ウンコ臭いトンスルも存在するが、現在出回っているトンスルの臭いは弱い。
実際にトンスルを入手して飲んでみたのだが、冷えている状態ではウンコ臭くないものの、常温や温かい状態で飲むと「ほのかなトイレ臭」がする。トイレ臭というのは、アンモニアというか、いわゆる糞尿のようなニオイだ。
飲んだ人に「トンスルです」と言わなければ、ウンコが入っていると気がつかないかもしれない。しかし独特の後味があるため「なんか臭いかも?」と感じるのは事実。アルコール度は15~20度ほどあると思われる。
アルコールド度数がそれなりに高いにもかかわらず、最初はスーッと飲めてしまう。特に嫌な味やニオイがないからだ。しかし、飲み終わった後、ジワジワと口の中に残ったトンスルの成分がベトベト感を出してきて、甘ったるいような、みりんのような後味を残す。
たぶん、体温によってトンスルの味が際立ち、臭いとなって嗅覚と味覚神経を刺激してくるのだろう。結論をいえば、トンスルは体に優しいお味だが、ベトつきのある後味が苦手に人にとってはキツイ味かもしれない。
冷たい状態ではウンコ臭くないし後味も悪くないので、どうしてもトンスルを飲みたいという人は、冷やして飲んだほうがいいと思われる。ウンコ間を際立たせて飲みたい人はトンスルを熱燗にするのもアリかもしれない。
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オリジナル記事: 韓国伝統の人糞酒トンスルを飲んだ感想「体に優しいお味」
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