その昔、お金を入れるとレコードをかけてくれる『ジュークボックス』というものが流行りましたが、今はもうその姿を見ることは滅多にありません。
そして現在。なんと音楽は、ツイッターでリクエストされる時代に突入したようです!
去る7月の20~22日までシアトルで開催されていた音楽フェス『Capitol Hill Block Party』にて、ツイッターでリクエストした曲を自動で奏でてくれるピアノ『Stanley』が世界で初めてお披露目され、インターネットを中心に話題を集めています。
シアトルにある会社『Digital Kitchen』が、「シアトルで開かれる音楽フェスなのだから、地元企業として協力したいし、意地もみせたい!」という強い思いの元に開発した自動演奏ピアノ、『Stanley』。その意気込みどおり、『Stanley』は、古いピアノにコンピューターなどさまざまなシステムを組み込んだ、非常に優秀なピアノです。
どんなところが優秀かというと、まずひとつめに挙げられるのが、最大のウリである「ツイッターでリクエストした曲を弾いてくれる」という点。『Stanley』のツイッターアカウント「@stanleypiano」からリクエストすれば、曲を弾いてくれるのはもちろん、演奏の順番が近づくと自動で知らせてくれるサービスも! こりゃ至れり尽くせりですな。
ちなみに『Capitol Hill Block Party』では、その場にいる人はもちろん別の場所にいる人も、このお知らせ機能のおかげで、自身がリクエストした曲をライブ配信サイトで楽しむことができたのだとか。行きたくても行けなかったという人にとって、こういうの、めちゃめちゃ嬉しいですよねっ。
次に挙げられるのが、「レパートリーにない曲もきちんと学び完璧にマスターする」という点。その証拠に、当初のレパートリーは乏しかった上インディー音楽中心だったのにもかかわらず、今や最新の曲からクラシックまで、なんと100曲以上もの曲を弾けるようになったのだとか! ううう、『Stanley』ったらピアノなのに、なんて健気で可愛いヤツなのでしょう……。
制作会社の『Digital Kitchen』は今回の成功を踏まえて、今後『Stanley』のワールドツアーも視野に入れていると話しています。ということは、もしかしたら来年あたり、日本の夏フェスにも登場しちゃったりして……!? とにもかくにも、『Stanley』のこれからの活躍を思うと、否が応にも期待で胸が膨らみます。私も早く、1曲リクエストしてみたいぞぉっ!
寄稿:Pouch
参照元:stanleypiano.com(英文)
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オリジナル記事: ツイッターでリクエストした曲を奏でてくれる賢いピアノ『Stanley』が全米デビュー!!
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