【ポテ通】スラムのポテト女将が教えてくれた「激安の時短ポテト(30円)」に思う宇宙のバランス / カンバ通信:第153回
10度目のチャレンジでようやく成功! 格安機材で撮影した地球の写真が素晴らしすぎるッ!!
ねえ、みんな。上を見てごらん。上には何が見える? 天井? 高層ビル? 雲? もっと上だよ、そのもっともっと上には何がある?
そう、宇宙(そら)が広がってるんだよ。君の上にも、僕の上にも宇宙は広がっている。僕たちはどんなに遠く離れていても、宇宙から見ればひとつなんだ。
もしも宇宙から地球を見ることができたら……。その夢を実現した一人の若者についてご紹介したいと思います。彼は何度も何度も、気球撮影に挑みましたが、失敗続き。それでもあきらめずに10回目にようやく成功したそうですよ。その画像が美しいッ! 素晴らしいッ!! 地球はひとつ! 宇宙もひとつだーーッ!!
・すべては手さぐりから
北海道在住の岩谷圭介さんが、気球撮影にチャレンジし始めたのは2010年8月のこと。海外で、個人が気球撮影にチャレンジしているのに刺激を受け、日本でも実践してみたいと考えたそうです。当時学生だった彼は夏休みを利用して、トライしてみることに。しかしやってみると、これが全然思うように行きません。
すべてが手さぐりです。気球はどのように飛んでいくのか、カメラはどの向きで固定したら良いのかなどなど。初めての挑戦は撮影どころではありませんでした。しかしこれによって、「知るべきこと」を知ることができたのです。
・容易にチャレンジできた
その後も失敗は続きます。ですが、幸いだったのは比較的簡単にチャレンジできたことではないでしょうか。必要な材料はホームセンターとインターネットで調達できます。また、北海道という場所が彼のチャレンジをより容易にしていたともいえるでしょう。
他の地域では、飛んで行った気球が海に流されて回収不能になることも想定されます。また山林に紛れてどこに行ったのか、わからなくなることも考えられます。広大な平野を持つ北海道だからこそ、撮影は可能だったのです。
・撮影の流れ
写真撮影の流れは以下のようになっています。
1.カメラとGPSを付けた気球を空に放つ
2.上空で風船が割れ落下
3.着陸するとGPSが作動
4.場所を特定し回収
5.カメラの画像を回収
「気球はジェット気流に乗って大体100キロ程度流されるので、とても長い旅をします。落下位置は正確に予測できないので30キロ程度の誤差が出ます。北海道でないと回収するのがとても難しいかと思っています」と、彼は説明してくれました。
やはり、北海道在住だからこそ、継続してチャレンジできたのではないでしょうか。
・3万3000メートル
挑戦を開始してから2年。2012年9月28日、岩谷さんはついに成功と呼べる瞬間を迎えます。改良に改良を重ねた10号機は、高度約3万3000メートルに到達しました。でも、気球が飛んで行っただけでは、まだ成功と呼べません。カメラで撮影したデータを回収しないことには。どこに落ちるかということも、経験上予測がついています。運も味方してくれたおかげで、山の一歩手前に落下。安全に回収したのです。10号機の画像を初めて確認した感想について、彼はこう語っています。
「画像そのものも神秘的で感動的なのですが、それ以上に自分が手を放しふわふわと空に飛び立っていった頼りない気球が、長い旅をして再会できた時の感動はとても素晴らしいものでした」
・今度は深海に挑戦!
ちなみに彼は、今後もたくさん撮影をして行く予定とのことです。ただし今度は深海にも挑戦して行きたいと考えているのだとか。好奇心の続く限り、彼のチャレンジは続きそうです。なお、岩谷さんの気球の打ち上げは、航空法にのっとった申請を行った上で安全かつ万全の注意を払い行われています。
参照元:気球宇宙撮影(数多くの画像を見ることができます)
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NASAプレゼンツ! 宇宙から撮影した「夜の地球」がゾクゾクするほど美しい
先日、NASAが発表したある映像が世界中の宇宙ファンの心をつかんでいる。黒い球体の上に無数に散らばるまぶしい光。その姿は、あまりにも美しく背中がゾクゾクするほどだ。
そのまばゆい光は、まるで銀河に瞬く星のよう。だが、これはもっと身近なもの。宇宙から見た「夜の地球」の姿なのである。
動画「NASA | Earth at Night」は、NASAが制作し現地時間12月5日にアメリカ物理学連合で発表された映像だ。この映像は、NASAの地球観測衛星「スオミNPP」がVIRSと呼ばれる特殊技術で撮影したデータを再構成したものだ。
地球と言えば「青い惑星」だ。だが、夜、太陽の光が当たらないと宇宙空間では漆黒の球体に見える。そこにキラキラと輝く電気。この人工的な輝きは地球に知的生命の活動があることを教えてくれている。
この映像にネットユーザーからは
「本当に美しい!」
「アメイジング! これは素晴らしいビデオだ」
「怖いくらいにキレイ」
「すごい……」
「宇宙人がこの地球を見たら驚くだろうな」
「光っている国とそうでない国の差がハッキリしてるなぁ」
と、その美しさに感動の声が寄せられている。
しかし、一方で、
「でも、これって電気の光なんだよね」
「私達はあまりにも多くの電気を消費しているんじゃないかしら」
「私は部屋の電気を今消しました」
と、環境への影響を懸念する声も出ている。
黒地の球体に、イエローともゴールドとも見える光がキラキラ輝く姿は本当に美しい。だが、ネットユーザーの指摘するように、環境への影響、また夜間の電力使用からも経済状況をはじめとした各国各地域の情勢が見えてはこないだろうか。
ちなみに、1972年、月へ向かったアポロ17号の乗組員が撮影した地球の写真は「ブルー・マーブル」と呼ばれている。それにちなんで、このビデオの地球は「ブラック・マーブル」と呼ばれているそうだ。
参照元:Youtube NASAexplorer、Scientific American(英語)
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「地球が丸いのはNASAや宇宙機関の陰謀」と訴える人たちがいるらしい! 彼らの驚くべき主張内容
皆さんに素朴な質問です。地球はどんな形をしていますか? この問いかけに、ほとんどの人が「丸い」や「球体」と答えるでしょう。少なくとも日本人であれば、そのような教育を受けてきたはず。またNASA(米航空宇宙局)をはじめとする、宇宙開発機関や気象予報機関によってもたらされる情報から、「地球は丸い」と認識しているはずです。
ところが外国には、これに異論を唱える人たちがいるそうです。彼らは、「地球が丸いという認識は、NASAや宇宙機関の陰謀だ!」と主張しています。いったいどういうことなのでしょうか?
平らな地球協会(Flat Earth Society)という団体は、地球がお盆のように平らであると訴えています。お盆の縁(ふち)には、高さ約45メートルの氷の壁が張り巡らされているそうです。そこを乗り越えて人が落ちないようにNASAが監視しているのだとか……。
そして太陽と月は、地球上の円をぐるぐる回っていると言います。そうすると、地球の影に月が隠れる「月食」という現象の説明がつきませんよね。これは「反月」と呼ばれる目に見えない天体が存在していて、これが月を隠すことによって、月が見えなくなると主張しています。
さらに彼らは、「重力」さえも否定します。物が地面に落下するのは、地球の重力によって落下するのではなく、お盆の地球が「暗黒エネルギー」と呼ばれる力によって、絶えず上昇し続けているそうです。そのためにあたかも、地面に落下しているように見えるとのこと……。
彼らは「世に出回っている地球の写真は、すべて画像加工されたものだ!」と信じています。では、なぜそのように訴えるのでしょうか? 協会のHPには、宇宙開発とお金が密接に絡み合っていることを訴える内容が記されています。「宇宙開発計画は、理論上コストがかからないもの」としたうえで、「政府からお金を得るために、難しいものにしている」と伝えています。
つまり彼らは、「宇宙開発が困難なもの」と印象付けるために、「地球は丸い」とNASAをはじめとする宇宙開発機関がたくらんだと考えているようです。この訴えに、どれだけの人が耳を貸すのでしょうか。協会は2009年以来、毎年200人のペースで会員が増え続けていると伝えています。はたして彼らがいうように、地球は平らなのでしょうか? あなたはどのように考えますか?
Illustration:Rocketnews24
参照元:YAHOO! NEWS(英語)
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ヤフオクにまたしても衝撃商品 「地球」が出品中!! お値段たったの1億1000万円
これまで何度か、大手オークションサイト「ヤフーオークション」の奇妙な商品についてご紹介してきたが、過去最大規模の商品を発見したのでお伝えしたい。それはなんと「地球」だ。私たちの住む地球が出品されているぞ! お値段たったの1億1072万1919円!! ちょっと安すぎやしないか?
商品が出品されたのは、2012年10月25日のこと。開始価格はわずか69円だった。詳細情報によると、商品の状態は「中古」で返品は「不可」。出品者は「この前、また神様が夢に出てきて地球はお前のものだ。と言ってましたので出品します」(ヤフーオークションより引用)と、オークション出品の経緯を説明している。ちなみに入札を考えている人からは、次のような質問が投稿されている。
・ヤフーオークション商品「地球」のQ&A
Q「アルタイルへの発送は可能でしょうか。宜しくお願い致します」
A「ご質問ありがとうございます!取引先の銀行に問い合わせたところ入金確認まで17光年かかるとの事ですので発送忘れると思います。ご検討よろしくお願いします」
Q「葉巻が好きなのでキューバのみもう1セットつけていただく事は可能でしょうか?」
A「ご質問ありがとうございます!落札後にハバナを埼玉あたりに移転させる事も可能かと思います。候補地として秩父を推薦致します。ご検討よろしくお願いします」
Q「どうやったらこんな面白い事を考えつくのですか? しかも地球安過ぎ!(笑)買えないけど!!」
A「ご質問ありがとうございます!特に面白いことはないと思います。真面目一筋でございますん!ご検討よろしくお願いします」
Q「神様は売り出したお金で何をお買い上げ予定にされてるのですか? 差し障りがなければ教えてください」
A「ご質問ありがとうございます!夢のマイホームが欲しいみたいなんで即決希望みたいです。ご検討よろしくお願いします」(以上、ヤフーオークションより引用)
……など。出品者にさまざまな質問が投げかけられている状況だ。なお10月30日13時の段階で、価格は3200円。即決価格には遠く及ばないのだが、今後激しい競り合いになるのかもしれない。いったい地球は誰が買うことになるのだろうか? 非常に気になるところである……。
参照元:ヤフーオークション
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NASAが「地球が奏でる歌」を公開 / イルカの鳴き声に似ていて神秘的!
NASA(米航空宇宙局)が非常に興味深い報告をしているのでご紹介したい。2012年8月30日に打ち上げられた二機の探査衛星「RBSP(放射帯嵐探査機)」が電波を捕捉。その音が「地球の奏でる歌」なのだという。公開された音を聴くとまるでイルカの鳴き声のように聴こえ、非常に神秘的なのである。
NASAが10月1日に公開した内容によると、現在探査機は地球の磁場環境を解明するため高放射線領域(ヴァン・アレン帯)にとどまり、約二年間にわたって探査を続ける。9月5日に電波信号をとらえたそうだ。
米アイオワ大学の科学者クレイグ・クレッツィング博士は、これを「コーラス(歌)」と説明し、今までもっとも鮮明にとらえた音であると語っている。「もしも私たちの耳にアンテナがついていたなら、放射帯は人間の声のように聞こえるだろう」というのだ。
しかし、地上での音響波とはまったく別物とのこと。探査機のコイルアンテナは、特殊な電波を見つけ出すように設計されている。それによって、0キロから10キロヘルツの周波数帯で構成された地球の歌を記録することに成功したのである。
博士は今回の報告を大きな成果と賞賛している。宇宙空間には「殺人電子」とよばれる電子が存在しており、これによって衛星や宇宙船員は常に危険にさらされている。地球の歌との関係が判明すれば、この危険を事前に察知して対処することも可能になるかもしれない。
博士は今後、地球の歌のステレオ録音を試みることを検討している。また、どれくらいの範囲にまでこの電波が広がっているのかも調査する予定である。それにしても神秘的で、あたたかい音ではないだろうか。もしかしたら、イルカはこの地球の歌と共鳴しているのかもしれない。
参照元:NASA SCIENSE,Youtube ScienceAtNASA
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「チョークを見れば地球の歴史が分かる」 知っているようで知らないチョークの話
チョーク。誰しも知ってるチョーク。誰しも一度は使ったことがあろうチョーク。こんなに有名で、様々な場面で活用されているにも関わらず、スポットライトが当たることはない。長さが3分の1位になったところであっさり捨てられてしまう、そんな地味で不びんな存在、チョーク。
我々はそんな身近な道具であるチョークのことを知っているようで、ほとんど知らない。たとえば、チョークを顕微鏡で見ると、あのシンプルなルックスからはかけ離れた神秘的な姿を現すということも。今回はチョークについてじっくりご紹介したい。
・「チョークって何でできているの?」
「チョークって何でできているの?」この質問に即答できる人はそう多くないだろう。チョークは小さな白い球が集まってできている。顕微鏡で拡大してみると、写真のように白い球はまるで紙皿が雪だるまのように重なりあうかのように構成されている。
この「紙皿」は化石である。チョークはかつて海に浮かんで暮らしていた小さな丸い生き物だった。それが死に、海底に沈み、何千年もかけて積み重なって、白い固まりになる。チョークの前身である小さな丸い生き物は「コッコリス」と呼ばれる単細胞の植物プランクトンだ。
・チョークが発見されたのは比較的最近のこと
何千年にもわたる生物の営みが、少しずつゆっくりと積み重なってできた白い固まり、チョーク。それが人間に発見されたのは地球の歴史からすればごくごく最近のことだ。
1853年に大西洋を横断する海底ケーブルが敷かれた時、海底からワイヤーを引っ張り上げると、毎回白い泥のようなものがついていたという。それがチョークだった。
こうして、チョークの地層がヨーロッパからアジアにかけて、約4800キロメートルほど延びていることが判明した。たとえば、英国とフランスの間に位置するドーバー海峡では白い絶壁を見ることができるが、それはチョークである。
・「世界の歴史の重要な章がチョークに書かれている」
世界で初めて顕微鏡でチョークを観察した博物学者のトーマス・ハクスリー氏は1868年、チョークが多く存在するイングランド東部のノリッチという街の労働者に講義をした。この講義は『1本のチョークについて』というスピーチとして、今も有名だ。そのスピーチでハクスリー氏は「世界の歴史の重要な章がチョークに書かれている」と言った。
「何の変哲もない1本のチョークを握り、その中にある微小な構造を注意深く見つめてみると、分かることがあります。それは、南イングランドの平野がかつては今の状態とは異なり、浅い海の下にあったこと。そして、小さな生き物たち、まさに今あなたの手の中にあるものであふれていたということです」
ハクスリー氏は続けた。「近年になって、大地が上昇し、海水は蒸発しました。そして今あなたの目の前にあるものは、今となっては姿を消した化石化された古代世界の証拠なのです」
あまりにロマンティックな見方かもしれないが、チョークには地球の歴史が、そしてかつて海で生活していた生き物たちの栄枯盛衰が詰まっているのだ。1本の変哲のないチョークも、その歴史を知れば、ロマンのつまった存在に変わるのである。
(文=佐藤 ゆき)
参照元:NPR(英文)
photo: Wikimedia Commons
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