パレスチナ出身のシェフに聞いた現地で最もよく食べられている料理 / 十条「Bisan(ビサン)」

街角に民族料理があふれる東京。アメリカ、ヨーロッパ、中華、インネパ、タイ、ロシアと世界中の料理店が建ち並ぶが、パレスチナ料理専門店はかなり珍しいのではないだろうか。私(中澤)がそんな店に出会ったのは東京都北区の十条だ。 […]


【東京都北区グルメ】世にも珍しい比内地鶏のラーメンを食べられる店 / チャーシューの味が際立つ

【東京都北区グルメ】世にも珍しい比内地鶏のラーメンを食べられる店 / チャーシューの味が際立つ

JR赤羽駅前に、非常に珍しい「比内地鶏のラーメンを出している店」がある。もともと、煮干しの魚介エキスがたっぷりと入った濃厚ラーメンが人気の店ではあるが、比内地鶏のラーメンを求めてやってくる人も多く、閉店前に売り切れてしまうことが多々あるという。

・好き嫌いがハッキリと分かれる
そのラーメン屋の名は『伊藤』。大きな通り沿いに看板は出ているものの、入口は路地の奥にある。食券を購入し、自分でコップに水を入れて席に座る。非常に狭いので、他のお客さんに少し気を使って席に座りたい。ここのラーメンは極めて独特だ。それゆえ、好き嫌いがハッキリと分かれると思われる。
 
・肉そば
九十九里産の高級煮干しを大量に使用し、ダシの原液のごとく濃厚なスープが印象的なラーメン。スープはトロトロのようでいて透明感があり、麺を持ち上げると「置いていくな」と自分からスープがまとわりついてくる。

しかし箸で麺を持ち上げる前から、客は大きな衝撃を受けるだろう。とにかく、煮干しの豪快で強烈な香りが嗅覚と味覚を刺激するのだ。ここまで魚介の香りを強く出したラーメンは極めて珍しい。よって、この時点で魚介の香りが苦手な人は厳しいと感じてしまうかもしれない。スープは店主の努力と技術によって、魚介独特の雑味と臭みが取り除かれているが、あまりにも濃厚なために香りが強く出ているのだろう。

麺は長浜ラーメンのようにかため。スープを麺に浸透させることで美味しさを表現しているラーメンは多々ある。しかしこのラーメンは違った。麺を口に運ぶと、麺の美味しさではなくスープの美味しさが100%の支配率で煮干しのウマミを伝えてくる。だが麺をひとかみすると、スープ支配の時代が終わり、突如として攻めてきた麺の小麦のウマミによって、麺の支配率が50%に。

雑味のない濃厚な煮干しのスープが、かむことで弾ける麺のウマミを包みこむ。濃厚だったスープがマイルドかつ「小麦粉の味」に変化していく。そしてダメ押しにプルプルのチャーシューが強烈な肉汁を大放出。濃厚煮干しと濃厚チャーシューがここまで合うとは驚きである。ある意味、究極ともいうべき贅沢なラーメンだ。海(煮干し)、山(麺・小麦)、肉(チャーシュー)の3つをベストな状態で堪能できるのだから。
 
・比内鶏肉そば
肉そばのように強烈なラーメンかと思いきや、真逆といっていいほど繊細でマイルドなラーメン。比内地鶏からダシをとったスープは鶏のダシだけを残して余計な味を残していない。スープが繊細なぶん麺の味が強調される。

しかし筆者は、比内鶏肉そばの主役が、比内地鶏でも麺でもないことに気がついてしまった。このラーメンの主役はチャーシューなのである。あまりにも控えめな性格をした比内地鶏。しかしそこに秘めたる潜在能力は計り知れなく、ただでさえ美味なチャーシューを2倍にも5倍にも10倍にもしてしまうのである。

食べ方は自由だが、ある程度スープと麺を堪能してからチャーシューを食べてみてほしい。口の中が比内地鶏の繊細な味に包まれているなかに、贅沢な厚切り濃厚チャーシューが入り込んでくる。---そして幸せが訪れる。
 
・総評: 食べていてワクワクするラーメンである
ワイルドだけど繊細な肉そば、マイルドだけど衝撃的な比内鶏肉そば、そのどちらも食べていてワクワクするラーメンである。肉そばは食べる人を選ぶラーメンなのも確かだが、もしあなたがラーメン好きであるならば、一度は体験しておきたい味である。もし魚介が苦手であれば、比内鶏肉そばがオススメだ。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 伊藤
住所 東京都北区赤羽1-2-4
時間 月から土11:00~16:00 17:00~23:00 / 日祝11:00~21:00
休日 不定休
 
Correspondent: Kuzo


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【東京都北区グルメ】赤羽のお菓子屋で激レアかりんとう発見 / 25年以上前のゲーム機も稼働中

【東京都北区グルメ】赤羽のお菓子屋で激レアかりんとう発見 / 25年以上前のゲーム機も稼働中

東京都北区のメインステーションといえば、JR赤羽駅である。その駅前に『種屋』というお菓子屋があるのだが、そこで売られている「二度揚げされたかりんとう」が絶品だと評判なのだ。どうしてそんなに人気なのか?

二度揚げをすることで香ばしさが増しているだけでなく、かりんとうの形状にも人気の秘密がある。なんと! かりんとうが1~2ミリほどの極薄なのである! 極薄のかりんとうが「のしいか」のような形状になっており、食感は薄いせんべいを食べているかのよう。

しかし味はしっかりと「かりんとう」であり、まさに新食感の激レアかりんとうといえるだろう。店員さんによると「東京都内ではウチでしか売ってないと思います。たぶん!!」とのこと。しかし、一部のサービスエリアの売店では売られているらしい。まあ「たぶん」ということなので売っている店はあるかもしれないが、レアなのは間違いない。

しかもこの『種屋』、駅から徒歩3分ほどの場所にも別店舗があり、本当のところそちらがメイン。なんとそこには、25年以上前から設置してある10円で遊べるコインゲームが置かれているのだ!! これはなつかしい!!

10円を入れるとゲームスタート。コインをバネで飛ばして、無事にゴールまで運ぶことができればお菓子を購入できる金券をゲットできる。実際にプレイしてみたが、これがなかなか難しい!! 子どものころもゴールした記憶がないので、けっこう難易度は高めかも!?
 
Correspondent: Kuzo


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【東京都北区グルメ】日光の天然氷を使った「かき氷」がココまでウマイとは思わなかった! 甘味喫茶『だるまや』

【東京都北区グルメ】日光の天然氷を使った「かき氷」がココまでウマイとは思わなかった! 甘味喫茶『だるまや』

いくら高級な食材や珍しい食材を使用したとしても、完成した料理の味がイマイチでは意味がありません。こだわったのに、普通の食材を使った場合とたいして味に違いがないときもあります。ですが、今回ご紹介する店のかき氷は別です。「食材が違うだけでここまで別物になるのか」と驚くほど、違いがはっきりと出ているのです。
 
・日光の天然氷を使用したかき氷
東京・十条にある甘味喫茶『だるまや』のかき氷には、日光の天然氷が使用されています。どの味を注文しても、天然水のかき氷が出てきます。実際に食べてみればわかりますが、日光の天然氷は、かき氷に対していくつもの恩恵をもたらしてくれるのです。
 
・キメが細かく「まるで粉雪を踏みつけるような感触」
かき氷にスプーンを入れると、ほとんど抵抗感がなくスーッと埋もれていきます。その感触は、冬の朝に降り積もった粉雪を踏みつけたときの「フワワッ」とした感じに近いと思いました。見ただけでキメが細かいのがわかりますが、食べればそれを実感できます。氷の粒によるザラつきがないのです。
 
・抹茶をその場で立てる
特に人気のかき氷は、あんこと抹茶の「宇治金時」と、甘めのミルクがかかった「ミルク宇治金時」です。あんこの甘さと抹茶の苦味を堪能したいならば宇治金時。甘いものが好きな人はミルク宇治金時がオススメとのこと。抹茶は注文を受けてから立てているので、手間暇をかけたかき氷であることがわかりますね。
 
・味にも冷たさにもまったく飽きない
目の前に出されたかき氷は山盛りになっていますが、天然氷の影響なのかフワフワとしているためすぐに崩れていき、女子でもペロリと食べきれるくらいの量になっています。かき氷は最後のあたりになると飽きてくることが多いのですが、味にも冷たさにもまったく飽きず、もっとおかわりしたいくらいの気持ちになります。

抹茶の苦味が鋭いので、あんこの甘さと合わさってちょうど良い「ほろ苦い味」になります。かき氷の中心部まで抹茶が浸透していないので「たいくつな氷だけの味」になるかと思いきや、底にあんこが敷かれているので、後半になっても食べはじめたときに近い「甘くて苦い味」を堪能できるように工夫されています。なんとも絶品なかき氷、皆さんもご堪能あれ。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 だるまや
住所 東京都北区十条仲原1-3-6
時間 10:00~18:30(時間帯によっては行列ができます)
休日 火曜日
最寄駅 JR十条駅(遠いのですがJR東十条駅からも歩いて行けます)
 
Correspondent: Kuzo


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【東京都北区グルメ】これぞ究極のうどんと断言できる『すみた』の味 / このうどんは生きてる! 本当に生きてる!

【東京都北区グルメ】これぞ究極のうどんと断言できる『すみた』の味 / このうどんは生きてる! 本当に生きてる!

「まるで生きているかのような麺の流動感」「ぶ厚いのにクリスタルのように半透明な麺」「これ以上ない絶妙な麺の硬さ」「何ひとつ余計なものがないうどんを盛り上げる具」「うどんが待ちきれない人のために用意されたうどん以外の料理」。

そのすべてがギュギュッと詰まった究極のうどん屋が、東京・赤羽の『すみた』である。上記に書かれたことはすべて事実であり、なにひとつ過剰に表現していない。すべて正直、いや、これでも表現を抑えて書いた『すみた』の評価である。
 
・毎日行列ができている
『すみた』は行列が絶えない人気店なので、だいたい閉店時間前に麺がなくなってしまい、早めに「準備中」となってしまう。よって、絶対に食べて帰りたいという人は最低でも閉店1時間前に並んでおきたい(あくまで目安だが)。
 
・冷たいかしわおろしぶっかけうどん
2012年9月現在、一番人気の料理は「かしわおろしぶっかけうどん」。温かいものと冷たいものを選べるが、夏ということもあり、涼しさとより強いコシが堪能できる冷たいほうが人気のようだ。私もそれを注文した。だが……。
 
・うどんが茹であがるまでに食べるもの
『すみた』のうどんは茹であがるまで時間がかかる。思ったよりけっこう長い時間待つことになる。そのため、多くの客は自主的に「うどんが茹であがるのを待ちながら食べるもの」として、おでん盛り合わせ(500円)を注文する。
 
・おでん屋としてやっていけるほどの絶品おでん
おでん盛り合わせには、玉子、大根、こんにゃくなど数種類のおでんが入っている。これがまた絶品で、特に大根は限界までダシが染み込んでおり、ひとくち食べると「濃いけどクセになる濃厚なダシの味」があふれ出す。醤油の味も濃いのでしょっぱさがあるのも事実だが、醤油の濃さに合わせてダシも濃いのが重要ポイント。しょっぱさだけが目立つことなく、しょっぱさと対等のレベルでダシがウマミを放出するのである。これは日本酒がほしくなる。いや、日本酒がないともったいない! 飲みたい人はおでんと一緒に注文しておこう。
 
・美しい白いドレスをまとったエルフのよう
待つこと数分、メインディッシュのうどんが登場。箸で麺をもちあげて驚いた。なんと! うどんがクリスタルのように半透明で、内部が結晶のごとく美しい模様を描いており、神秘的な「容姿」をしているのである! いま「容姿」という言葉を使ったが、ファンタジー世界に登場してきそうなあまりにも美しい白いドレスをまとったエルフのようである。

・このうどんは生きてる! 本当に生きてる!!
まだ食べてさえいないのに、さらに驚きは続く! うどんあまりにもモチモチツルツルなため、箸でつまむとまるで生きているかのような動きをするのだ。魔法によってクリスタルに生命が与えられ、縦横無尽に動きまくる生物のように! こんな芸術的なうどんを人間が作るとは……。正直、ワナワナとしてしまった。
 
・感極まって泣きそうになった
その味に、感極まって泣きそうになった。このうどん「硬い」と「柔らかい」のバランスが絶妙で、「硬すぎる一歩手前」の状態がキッチリと保たれているのである。噛めばコシを楽しめるとともにうどんのウマミがあふれ出す。たとえダシや具がなくてもうどん単体で大満足のウマミを含んでいるのだ。しかも、食べているうちに柔らかくなってしまうことがなく、ゆっくり食べたとしてもその究極なるコシを保ち続けているのである。
 
・うどん県が最高だと思っていたが揺らいだ
うどん県(香川県)でも多数のうどんを食べて感動してきた筆者だが、うどん県が最高だと思っていた気持ちが揺らぐほどの衝撃を『すみた』で受けた。料理の好みは人それぞれだが、食べた人の多くが『すみた』の味に満足できるはずである。そして、その美味しさに衝撃を受けるはず。え? もっと美味しい店を知っている? それは羨ましい。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 すみた
住所 東京都北区志茂2-52-8
時間 11:00~14:00 / 18:00~21:30 土日11:00~15:00
休日 月曜 / 第1日曜 / 第3日曜
最寄駅 JR赤羽駅
 
Correspondent: Kuzo


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【東京都北区グルメ】JR職員がこよなく愛する食堂『みのや』のとんかつ定食500円

【東京都北区グルメ】JR職員がこよなく愛する食堂『みのや』のとんかつ定食500円

とんかつマニアや地元住民のみならず、JR職員がこよなく愛するとんかつ屋が東京・東十条にある。その店は『みのや』といい、近くにJR東十条駅があるからなのか、駅員たちでウワサが広がったからなのか、JR職員がよく訪れることでも知られている。

『みのや』のとんかつは非常に完成度の高い「非の打ちどころのない味」をしているが「最高級の食材を使用した高級とんかつ」というわけではない。ではどうして人気がある店なのか? 味もさることながら、コストパフォーマンスが抜群なのである。とんかつ定食が500円、単品なら300円で食べることができるのだ。
 
・美味しいのに安い
実は筆者(私)も『みのや』の常連だった時期がある。貧乏だったとき、ちょっとした贅沢をしたいと思ったら近所の『みのや』しか選択肢はなかった。通っているうちに常連のおじさんと知り合いになり「とんかつ定食に単品のメンチカツを注文して食べてみろ。最高だぞ」と言われ、実際に試してみた。
 
・とんかつの脂身が絶品
絶品だった。500円+300円で豪華な定食を堪能できるのだからタマラナイ。ここでとんかつを食べたならば、意識を脂身に集中して味わってみてほしい。噛めば噛むほどジュワワァーッとあふれだす脂身のウマミは、500円の定食屋で食べられるレベルを越えている。
 
・メンチのジャンクな風味
メンチカツはとんかつにはないジャンクさがあり、たっぷりとソースをかけてご飯と一緒に豪快に食べたいところ。「ちょっとかけすぎかな?」と思うほどソースをかけたほうが、ジャンクさが増して美味。ここは上品に食べるのではなく、やや偏った濃い味を堪能しよう。
 
・隠れ人気料理のマカロニサラダ
実は揚げ物以外も人気で、特にマカロニサラダにハマっている人が多い。最初はとんかつ目当てで通っていた常連が、いつの間にかマカロニサラダに魅了され、気がつくと「マカロニサラダ定食」(450円)を注文していたなんてこともある。マカロニサラダはとんかつ定食にも少しだけついてくる。
 
・お客さんに対する愛がある店
この店が地域住民に親しまれている理由は、きっと店主や店員さんのお客さんに対する愛があるからだろう。いつまでたっても値上げをせず、味も落とすことなく美味しいとんかつを作り続けている。言われなくても、教えてもらわなくても、安くて美味しい料理を提供したいという店主の気持ちがわかるから不思議だ。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 みのや
住所 東京都北区中十条3-17-4
時間 11:00~14:00 / 17:00~22:00
休日 日曜
最寄駅 JR東十条(遠いけどJR十条駅から徒歩も可能)
 
Correspondent: Kuzo


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